西安の城壁は中国に現存する古代城壁の中で、唯一完全なもので、唐代の城壁を明代に作り直したものです。明の洪武3年から同11年までに改修され、初唐の規模のおよそ9分の一に縮小されました。
現在の城壁は高さ12m、南側3.4㌔、北側3.3㌔、東側と西側それぞれ2.6㌔、周囲13.9㌔の長方形です。城壁の上の幅は12m~14mで、土台の幅は15m~18m。城壁の上には角楼や、敵を射るために作った敵台があります。もともと敵台は98ありました。
城門は東門を長楽門、西門を安定門、南門を永寧門、北門を安遠門といいます。城壁とお堀の間には環城公園があり、市民に無料で公開されています。毎朝、太極拳など運動をする人の姿が見られます。