イオラニ宮殿

1882年、ハワイ最後の国王カラカウアによって建てられた宮殿。アメリカ合衆国に存在した唯一の公式な王族住居として、大切に保護されている。

カラカウア王とその後王位を継承したリリウオカラニ女王が、1893年のクーデターによって王政が廃止されるまで使用していた。　宮殿内には100室以上の部屋があり、ハワイで最初の電話や電気、水洗トイレが設置されている。
当時の金額で36万ドルをかけただけあって重厚な造りの建物で、豪華なシャンデリアや、ゴールドとワインレッドで統一されたサロンなどかつての栄華を偲ばせる。
また地下にはギャラリーがあり、王家で使用されていた日常品や宝石類なども展示されていて興味深い。このギャラリーのみのガイドツアーに参加することもできる。予約は不要。

敷地内の芝生には戴冠式台や近衛兵の兵舎跡、イオラニ兵舎、王家の墓地などもある。別棟には1883年2月12日のカラカウア王とカピオラニ王妃の即位式のために建てられたコロネーション・パビリオンがある。現在この建物ではハワイ州知事の就任式が行われており、毎週金曜日12:00～13:00には、宮殿前庭でロイヤル・ハワイアン・バンドの演奏も行われ、市民や観光客で賑わう。

※ツアーによってはイオラニ宮殿を訪れない場合もございます。
詳しくはツアー詳細をご確認ください。