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「広い風景 (春夏)」の撮り方〜水のある広い風景〜

水のある広い風景といえば、まず頭に浮かぶのは海です。砂浜、港、状況は様々ですが、何しろひたすら彼方まで続いていきますし、普段みなさんを悩ませることの多いであろう電柱などの障害物も一切ありません。特に空とあわせての撮影は定番でありながらも広さを表現するには非常に効果的で、雲の表情を入れたり、朝日・夕日の時間帯に撮影したりすることは写真にアクセントを加える良い要素になってくれるはずです。

海の近くは広いところが多いので、周りをそれほど気にすることなく三脚も使えます。構図をしっかりと決めて撮影に集中出来るのも魅力的です。

イメージ海だけではなく、その場所ならではの風景を組み合わせるのもポイント(撮影地:宮城県 松島)

ワンパターンな写真にならないように、空と海の比率を考える

どこまでも続く空と海の写真は見ているだけで心が開放的になり、非常に気分が良いものですが、単調な画になりがちでもあります。ここで撮影者の意図を盛り込む要素として、空と海の比率があります。空と海を半分ずつ、そういう写真ばかりになるのを防ぐために、カメラを上に下に傾けることで画面内の空と海の比率をコントロールしましょう。比率について決まりはありません。写真の中でたくさん見せたいのは海なのか空なのか、それによって画面内の比率を決めましょう。

イメージ夜明けの空のグラデーションを見せたいので空の比率を増やしました(撮影地:滋賀県 白鬚神社)

水ならでは。シャッタースピードを意識した撮影にチャレンジ

水ならではの表現ということではシャッタースピードを変えた撮影も楽しいものです。シャッタースピードを速くすると水が止まったようになり、シャッタースピードを遅くすると水が流れているように写ります。シャッタースピードを遅くして水の流れを撮ると、下の写真のように流れが均されて鏡のようになります。また、日中にこの表現で撮るときはNDフィルター(減光フィルター)が必要になることもあります。

モードダイヤルは「シャッタースピード優先モード」で。露出補正のプラス・マイナスを変えてチャレンジしてみてください。

イメージシャッタースピードの遅い撮影には
三脚を使いましょう
(撮影地:京都府 嵐山)

イメージシャッタースピードを遅くした例
(30秒)

イメージシャッタースピードを速くした例
(1/5000秒)

水場の撮影は水準器で水平をしっかりと確認

誰もが、海はまっすぐの水平線というイメージを持っています。「あえて」という意図がない限り、基本的にはしっかりと水平をとって撮影します。カメラ上部に付けられる水準器は水平であるか確かめるときに役立ちます。最近はカメラ内(ファインダー内、液晶)に水準器の機能がある機種もあるので、ぜひ活用してください。

イメージカメラに取り付けた水準器と内蔵の水準器

イメージ

渡邊 翔一 わたなべ しょういち
写真家。広角レンズでの描写を主に世界の風景を撮っている。
(公社)日本写真協会会員。日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター。
「広い風景フォトコンテスト」審査員。
ホームページはこちら:http://www.show1photo.net/

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