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「広い風景 (春夏)」の撮り方〜山のある広い風景〜

遠くの山を撮るときには「手前の景色」で変化をつける

春夏は気候も快適で山登りには非常に良いシーズンです。とはいえ、慣れないうちは山登りと写真を結びつけるのは装備のことなど含めてなかなか難しいもの。まずは遠目に山を見ての風景写真から取り組んでみるとよいでしょう。山を遠くに見る場合、自身が多少動いたところで山との位置関係はほとんど変わりません。自分でコントロールできるのは山の手前にある景色ですので、自分の周りの環境に目を配ることが大切になってきます。

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同じ山でも手前の景色が変わると、写真の印象が大きく変わります。

山撮影は稜線の流れと空の状況を意識する

山の稜線を意識する
富士山のように一つの山が大きく突き出ているような場合には山のある風景撮影のイメージがしやすいですが、多くの場合、山は連なっています。そういった山の撮影をする際には稜線の流れを意識してみましょう。右肩あがりか右に行くほど下がっていくか、自分が表現したい稜線の流れを写真の枠に当てはめて構図を決めます。

イメージ山の最も高い場所を画面のどこに持ってくるかがポイントになります。

空の状況を意識する
空に浮かぶ雲や青空を入れることで、山の写真に表情が生まれます。しかし、「山+空」をメインとする場合には天候に十分注意が必要です。稜線が雲に隠れてしまうような状況や空が真っ白になるような状況は、山よりも空が目立ってしまい、山との相性があまり良くありません。一方で、天気が悪くても雲の形がわかる程度の空であれば十分に空の力を借りた表現が出来ます。その際、白っぽい空の「明るさ」を調整することが重要になるため、「露出補正」機能で、明るすぎる場合には「−」(マイナス)に、暗すぎる場合は「+」(プラス)に調整しましょう。

イメージ空が真っ白になってしまうような曇りの時は空を使った表現ができなくなってしまいます。

イメージ雲の形がわかる状況であれば十分に空の表情を写真の中に盛り込むことができます。

天気には注意。登山では持っていく機材は無理をしない

遠景で山を入れる場合には天気が生命線。雲がかかってしまってはそもそも山のある景色は撮れなくなってしまいます。山の天気はとても気まぐれですので、場合によっては粘り強く待つことやその場所に通うことも大切になります。

また、山に登って撮影をする際には持っていく機材の選別にはいつも以上に気を配りましょう。重いカメラやレンズを無理して持ち、登山でバテて撮影への集中力が欠けてしまっては残念ですよね。体調管理はもちろんですが、無理の無い撮影旅行を計画するのも大切なことです。

イメージ山に登ってこそ撮れる写真も登山写真の魅力。登山の際には雨具とヘッドライトは必ず持っていくようにしましょう。

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渡邊 翔一 わたなべ しょういち
写真家。広角レンズでの描写を主に世界の風景を撮っている。
(公社)日本写真協会会員。日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター。
「広い風景フォトコンテスト」審査員。
ホームページはこちら:http://www.show1photo.net/

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