山陰エリアの魅力を6回にわたりご紹介 山陰まんなか旅

鳥取県、島根県にまたがる宍道湖しんじこ中海なかうみ大山だいせん周辺は山陰地方のまんなか。
2018年は大山開山1300年祭、不昧公ふまいこう200年祭が開催される注目のエリアです!

大山開山1300年祭

大山開山1300年祭

養老2年(718)、依道が開山した大山。修験道場として最盛期には100を超える寺院があったという。2018年5月20日に大山寺で開創法要が行われるほか、11月30日まで特別祈祷や特別版のご朱印を実施する。

Data

同祭実行委員会

☎0859-31-9371

不昧公200年祭

不昧公200年祭

2018年は大名茶人として知られる松江藩主・松平治郷(不昧公)の没後200年を迎える。城下町に期間限定でオープンする特別茶席や船内で和菓子と抹茶を味わえる「茶の湯堀川遊覧船」など茶の湯文化を体感できる催しが、4月以降松江市内各所で予定されている。

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同祭記念事業推進委員会事務局

☎0852-55-5293

6回にわたって「山陰まんなか旅」を公開します。テーマに沿ったモデルコースを設定し、見どころなどを紹介します。

  • 第1回

  • 第2回

    3月1日公開予定

  • 第3回

    4月1日公開予定

  • 第4回

    5月1日公開予定

  • 第5回

    6月1日公開予定

  • 第6回

    7月1日公開予定

第1回ローカル線ぶらり町さんぽ

宍道湖や中海、大山周辺は山陰地方(鳥取県、島根県)の中心エリア。
出雲大社や松江城をはじめとする門前町や城下町の散策、玉造や皆生などの温泉、カニやイカなどの美味も多い。
6回にわたって“山陰まんなか旅”を紹介する第1回はローカル線に乗ってノスタルジーを探しに行こう。

地図

2泊3日モデルコース

[1日目]

出雲縁結び空港バス40分出雲大社一畑電車1時間松江しんじ湖温泉

 旅の始まりは神話の国、出雲から。出雲大社に向かう神門しんもん通りをそぞろ歩く人が多い。松並木の参道を進み、大国主大神オオクニヌシノオオカミを祀る本殿を参拝。本殿左にある神楽殿の大注連縄しめなわは圧倒的な迫力だ。

 神門通りを戻り、大鳥居近くにある出雲大社前駅から一畑いちばた電車に乗った。おしゃれな洋館のような駅舎の窓はステンドグラスがはめ込まれ、駅構内に止まっているオレンジ色の車両に馴染んでいる。この「デハニ50形」は昭和初期に造られた日本最古級の車両で、現役は退いたものの雲州平田駅構内で運転の体験ができる。

  

 どこか懐かしく感じるのは、京王や東急などの車両を改造したものだからだろうか。小さな列車だが、直線では結構な速さで走る。冬枯れの原野を突き進み園駅を過ぎると、右に宍道湖が姿を現した。対岸にぼんやりと灯る明かりがはっきりする頃、松江しんじ湖温泉駅に着いた。国宝の松江城は徒歩圏内で、松江しんじ湖温泉には日帰り入浴できる宿もある。

[2日目]

松江山陰線25分バス20分足立美術館、安来節演芸館バス20分安来山陰線10分米子バス20分皆生温泉

 翌日はまず、山陰線で安来の足立美術館へ向かった。美術品を鑑賞する前に、枯山水の庭園を額絵や掛け軸に見立てた窓から眺める。館内で印象に残ったのは、横山大観の六曲一双の屏風絵「神州第一峰」。絵から離れるほど迫力が感じられた。心静かに名作と向き合った後は、隣接する当地を代表する民俗芸能の殿堂へ。

 安来節演芸館は展示だけでなく毎日4回の公演を行っており、芝居小屋風の舞台で安来節を体感できる。安来節は300年前に原形ができたといわれ、地元の景勝や文物を七七七五調で歌い上げる甲高い節が心に響く。

 歌に合わせて踊るのが「どじょうすくい」。もともと酒席で座興として踊られていたのが安来節と結びついた。コミカルな男踊りに対して、女踊りは二人一組で軽快に踊る。NHK連続テレビ小説「わろてんか」でヒロイン夫婦が安来で踊り子をスカウトし、大阪の寄席で女踊りを披露するシーンが放映されたこともあり、人気が再燃している。

 安来市中心部で境港の魚介類を使った昼食を取り、米子へ移動した。

 米子は隠れた昔町で、豪商の家の庭に天守閣の鯱が残っていたり、九つの寺の山門が430mも一直線に並ぶ寺町があったりと発見が多い。北前船の交易で栄えた頃の町家は、間口が狭いのに奥行きが50mほどもある独特の造りだ。

 米子下町観光ガイドツアーでは2時間で町を案内してもらえる。ガイドの川越博行さんは「100本ほどある幅の狭い小路をはじめ、町家やお地蔵さんなど、歩くからこそ感じられる城下町風情が残っています」。一銭銅貨が看板に彫られた駄菓子屋には、ひっきりなしに子どもが買いに来る。何の変哲もないブティックに入店したら、城の梁材などを転用した吹き抜け空間のある町家で驚いた。約15人のガイドはそれぞれの“マイコース”を持っているそうだ。

[3日目]

皆生温泉バス20分境線40分境港(水木しげるロード、海とくらしの史料館)バス25分美保神社バス25分境線15分米子鬼太郎空港

 皆生温泉に泊まった翌日は境線の鬼太郎列車に乗った。境港市出身の水木しげるさんの作品「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターが車体だけでなく座席にも描かれている。

 境港駅に下り立つと、駅前に妖怪たちが集まっていた。駅から延びる水木しげるロードがリニューアル工事のため、各所に散っていた妖怪のブロンズ像が“世界妖怪会議”に参加しているのだ。

 ロードを歩いていると、ブロンズではないねずみ男がレトロな理容店の前で手招きしていた。約800mのロードの先にある海とくらしの史料館に立ち寄った。明治時代の酒蔵を改装した建物で、4,000点もの魚介類のはく製を展示している。

 境水道に沿ってさらに進み、魚市場隣接の水産物直売センターに入ると、松葉ガニや紅ズワイガニがズラリと並んでいた。「美味しいカニ入ってるよー」と威勢のいい声が飛び交い、通路は人であふれている。財布のひもが緩んで、土産の品定めに力が入った。

※下記Dataは2018年1月現在の情報です。

出雲大社 神楽殿

出雲大社神楽殿

長さ13.5m、重さは4.4トンもある神楽殿の大注連縄。

Data

☎0853-53-3100

松江しんじ湖温泉駅

松江しんじ湖温泉駅

松江しんじ湖温泉駅を出発していく電車。駅前には足湯があり、無料で利用できる。地元の人にとっても憩いの場になっている。

レトロな電車を体験運転

レトロな電車を体験運転

一畑電車に残る日本最古級のデハニ50形を専用コースで運転できる(150mを4回)。

Data

☎0853-62-3383

詳細HP

一畑電車

一畑電車

宍道湖畔を走る一畑電車

Data

<路線>
電鉄出雲市~松江しんじ湖温泉(北松江線)
川跡~出雲大社前(大社線)

足立美術館

足立美術館

借景の山を生かした5万坪の日本庭園のほか、120点もの横山大観をはじめとする近現代の日本画、陶芸など1,500点を所蔵し、3か月ごとに展示替えする。河井寛次郎や北大路魯山人の作品を展示する陶芸館もある。

Data

安来駅から無料送迎バス20分/9時~17時(4月~9月は~17時30分)/新館のみ2月7日、4月18日休/2,300円

☎0854-28-7111

安来節演芸館

安来節演芸館安来節演芸館

300人収容の演芸ホールで1日4回安来節の公演を行う(どじょうすくいは3月まで期間限定で女踊りもある)。公演後にどじょうすくいの踊り体験ができる。

Data

安来駅からバス20分/10時~17時/水曜休(祝日の場合開館)/600円

☎0854-28-9500

皆生かいけ温泉

皆生温泉

弓ヶ浜の海岸沿いに大型ホテルを中心に約20軒の宿が立つ。天気のいい日は温泉街から大山を望む。高温のナトリウム・カルシウム‒ 塩化物泉は温まりの湯で、美肌効果も見込める。

Data

米子駅からバス20分

☎0859-34-2888(皆生温泉旅館組合)

米子下町散策ガイド

米子下町散策ガイド

小路散策、地蔵めぐり、商家見学など5コースあり、ボランティアガイドが2時間案内してくれる。集合、解散は米子駅から徒歩15分の山陰歴史館。

Data

希望日の2日前までに要予約/無料

☎0859-22-6317(米子市観光案内所)

鬼太郎列車

鬼太郎列車

6両ある鬼太郎列車。車両ごとにモチーフのキャラクターが異なる。7月までに全車リニューアルの予定

海とくらしの史料館

海とくらしの史料館

4.2mのホホジロザメや2.8mのマンボウなど大型魚を含め、4,000点のはく製を展示する水のない水族館。弓浜絣や織機、古民具の展示もある。

Data

境港駅から徒歩20分/9時30分~17時/火曜休(祝日の場合翌日休)/400円

☎0859-44-2000

美保みほ神社

美保神社青石畳通り

島根半島の東、北前船の寄港地だった美保関にあるえびす様の総本宮。鳥居近くの石畳は濡れると青みがかって見えることから「青石畳通り」と呼ばれる。

Data

境港駅からバス25分

☎0852-73-0506

境港水産物直売センター

境港水産物直売センター

カニをはじめとする12の直売店と食事処2店が並ぶ。

Data

8時~16時/火曜休(営業する店舗あり)

☎0859-30-3857

第2回 (公開するまでここは表示されません)

第3回 (公開するまでここは表示されません)

第4回 (公開するまでここは表示されません)

第5回 (公開するまでここは表示されません)

第6回 (公開するまでここは表示されません)

山陰まんなか旅へのアクセス

■飛行機:
羽田空港から米子空港へ1時間15分、出雲空港へ1時間20分。
小牧空港から出雲空港へ1時間、伊丹空港から出雲空港へ50分。
福岡空港から出雲空港へ1時間5分。
■鉄道:
岡山駅から特急やくも2時間10分で米子駅、3時間で出雲市駅。
東京駅から寝台特急サンライズ出雲11時間で米子駅、12時間で出雲市駅。
■車:
中国道中国吹田ICから米子道米子ICまで241km、山陰道出雲ICまで311km。

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