イメージ

かせいち
華清池

西安の東30km、驪山のふもとにある昔から有名な温泉池です。3000年前に、この山が爆発して温泉が湧き出たため、歴代の皇帝も、ここを行楽の地としていま。玄宗皇帝も華清宮を作り、毎年冬から春にかけて、楊貴妃を伴い、酒楽に明け暮れ、多くのロマンスを残しました。
「春寒くして浴を賜う華清の池、温泉の水滑らかに凝脂を洗う。」白楽天の「長恨歌」は二人の愛情を如実に歌うと同時に、二人の贅沢極まる生活振りも反映しています。現在、かつての楊貴妃が「凝脂」を洗っていた浴槽が昔のまま保存されています。
近代史上では、ここは西安事件の舞台として知られています。