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けんりょう
乾陵

乾陵は唐の3代皇帝、高宗李治(628-683)と中国歴史上唯一の女帝則天武后(624-705)の合葬墓です。陝西省乾県北6kmの梁山にあり、中国の国宝にあたる全国第一級重要文物保護財であり、また中国有数の観光地です。
雄大な乾陵は唐長安城を模倣して建築したもので、宮城、皇城と外城の三つがあります。乾陵石の彫刻は中国に現存する古代彫刻の傑作と言われています。壁画も乾陵合葬墓の主要な出土文物のひとつです。このほか、出土された唐三彩、生活容器(三彩盤、緑釉瓶)、俑(三彩天王俑、武士俑)、動物(三彩大馬)など唐時代の繁栄を垣間見ることができます。陵の東南の端に17の陪葬墓が分布しており、現在5個が発掘されています。