せっかくホームページをご覧いただきましたので、ヨーロッパプラザへご来店いただけない方に、
我々添乗員からこっそり、旅の一言アドバイスをいたします。
意外に知られていないことですが、ご夫婦などお二人でご旅行する際は、それぞれ一泊分の下着類をお互いのトランクに分け合うのがベスト。これは、飛行機が遅れて乗り継ぎ時間が少なくなり、トランクが届かなかった場合に備える旅行通の裏ワザなのです。もちろん、すぐに必要なものはすべて手荷物に入れましょう。また、一泊分の着替え以外にも、バッテリーの充電器、フィルムの予備、各国対応のコンセントなど、極限すれば手荷物だけで旅行が続けられるように荷造りをするのが理想です。
自由行動中にパスポートの携行を義務付けらることや、免税でのお買い物でパスポートを明示する機会も多いですが、パスポートを持ち歩いていると置き引きの被害に遭ってしまうかも、という不安はあります。そこでお勧めするのが、パスポートのラミネートコピー。ご自身で、表紙・裏表紙と顔写真のページの見開きをポケットに入るサイズに縮尺コピーして貼り合わせ、業者にラミネート加工を依頼する裏ワザです。万が一盗難に遭ってしまってもコピーだから問題ありませんし、ポケットに入る大きさは重宝すること、この上ありません。
日本と8時間の時差があるヨーロッパ。時差ボケをうまく解消しないと、睡眠不足でせっかくの旅も楽しめません。観光中や移動中も意識が朦朧としてしまい、やっと元気になったと思ったら、すでに帰りの機内では、泣くに泣けませんよね。 時差ボケを解消する裏ワザは、行きの機内での過ごしかたにあります。12時間前後のフライト時間を、なるべく寝ないで過ごすのが良いのです。例えば、気楽に読める本を読んだり映画を観たり。幸い、欧州便の現地到着時間は夜なので、遅い時間に現地に到着しても、ホテルに着いたらすぐベッドへ直行できます。ここで、寝る前に入浴すると身体が覚醒してしまうので、朝起きてからのほうがお勧め。翌朝からすぐに、時差ボケすることなく滞在できますよ。
機内に入るとすぐに靴を脱いでスリッパに履き替えられる方が多いようですが、これはあまりおすすめできません。せめて離陸して約1時間後、水平飛行に入ってからにすると良いでしょう。服装も体を締め付けるものではなく、ゆったりとしたものがおすすめです。意外と知られていないことですが、機内の空気は常に循環しており、とっても新鮮な空気になっています。しかし、通常よりも乾燥し体内の水分が奪われるので、機内にはイオン(電解質)をスムーズに補給する健康飲料(いわゆるスポーツドリンク)が常備されています。機内での飲料はそういったスポーツドリンクが最適と言われています。また、機内で飲むビール・ワインなどのアルコール飲料は、地上の2倍から3倍で酔いがまわると言われています。特に、普段あまりお酒を召し上がる機会の少ない奥様方が、トイレに立たれた際に倒れてしまう場合も多いのでご注意ください。
「ロングフライト症候群」。正式には、「肺塞栓症」(はいそくせんしょう)と言い、足の静脈にできた血栓が、肺の中で詰まり呼吸困難になる病気です。以前は「エコノミークラス症候群」と呼ばれていましたが、現在、座席のクラスに関係なく、飛行時間の長さがその発症に関係していると言われています。成田空港発の機内では、軽症も含め、年間100件以上発生しており、飛行時間が8時間を越えるフライトでは特に発症の確率が高くなると言われています。 では、「ロングフライト症候群」の発症を防ぐためには?
狭い機内ですので、隣の席の方の迷惑にならないよう十分配慮なさって、座席でできるちょっとした運動やマッサージで快適なフライト時間をお過ごしください。
「観光で歩き疲れた。夕食の時間は時差ボケのせいか、眠くてレストランへ行きたくないし、寝かせてもらっていたほうがいい」と思ったことはありませんか?そんなときは無理に参加せず、ツアーを「権利放棄」をしてしまいましょう。出される食事を無理して全てて食べることはありません。
メイドへのお礼として半ば常識化してしまっている「ピローチップ」。毎朝1ユーロを枕の上に置くように、と言われますが、現地に到着したばかりでは小銭もなく、フロントでも両替してもらえないことのほうが多いです。しかし、はっきり言って一泊だけの滞在の場合、ピローチップは不要です。連泊する場合は置いてあげたほうがいいので、二泊目の朝、枕の上に置いてください。
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