スペインを効率よく旅行したい！日数別おすすめ周遊コース

正直なところ、時間とお金に問題がなければ、滞在は長ければ長いほど楽しいのがスペイン。とはいえ、予算やスケジュールの都合で長期の旅行が難しい方も多いでしょう。

「スペインに行きたいけれどあまり日数が取れない」という場合、最低日数はどれくらいでしょうか？

スペインから日本への帰りは、時差の関係で基本的に機内泊翌日着となります。丸々2日を飛行機移動に確保するとなると、最低3泊は必要。つまり3泊5日が最低日数ですが、できれば複数都市を訪問するプランも組める4泊6日～がおすすめです。

それでは、短い日数でも楽しめる効率のいい周遊コースからご紹介していきます。

4泊6日の日程では移動に時間をとられない周遊コースがおすすめ。

日本の東京と大阪のように、街の雰囲気も人々の気質も違うスペインの2大都市に、2泊ずつ滞在してまわります。マドリッド、バルセロナどちらから滞在しても楽しむことができますよ！

両都市間の移動は、街の中心部から乗れるスペイン版新幹線・AVEがおすすめ。

モダンなマドリッドと、中世の香りのトレドの新旧の首都をまわります。トレドはマドリッドから日帰りもできますが、1泊するとゆったり過ごすことができますよ。

滞在は街が一望できる国営ホテルパラドールがおすすめ。宿泊すればスペインの夜景も楽しめます！

トレドで1泊するプランの場合、マドリッドの滞在先でスーツケースは最終日まで預かってもらうと移動が楽です。

5泊7日の日程では、もう少し広く周遊することができるので、飛行機の便が多いマドリッドを拠点とする周遊コースがおすすめ。

マドリッドを楽しんだあとは南へ移動、アルハンブラ宮殿で有名なグラナダを訪ねます。イスラム建築の宝石アルハンブラ宮殿の繊細でエキゾチックな装飾に囲まれるとまるで千夜一夜の世界にいるよう。

マドリッド、グラナダの移動はAVEか飛行機ですが、少なくとも2018年中は鉄道が工事中のため、途中でバスの代替運行区間があるので乗り換えを忘れないようにご注意ください。

6泊8日で周遊するなら、ちょっと雰囲気をかえてバスク地方にも足を伸ばしてみませんか？

マドリッドは実質1日なので、プラドとレイナソフィアの美術館巡り、教会巡り、市場巡り、などテーマを決めての街歩きもおすすめ。

3日目は朝にビルバオへ空路で。ビルバオではグッゲンハイム美術館とビスカヤ橋は必ず訪れたいところです。この日はビルバオを観光した後はそのまま1泊となります。

4日目はバスに1時間ほど揺られ、サンセバスチャンへ。サンセバスチャンではバルをはしごしてピンチョスを食べまくる、まさに食倒れがおすすめ♪

おなかがいっぱいになったら、運動がてらビーチを散歩なんかどうでしょう。カンタブリア海のビーチは地中海とはまた違って趣がありますよ。

カラフルなボーダー柄がおしゃれなバスク織の布は、他の地域では売っていないので見つけたら買いです！

そのままサンセバスチャンに2泊して、6日目はマドリッドへの移動日。翌日が帰国日となります。

最もスペイン的な地方ともいえるアンダルシアは、駆け足で観光するにはもったいない地域です。

マドリッドで2泊したあと、まずAVEに2時間ほど乗りセビリアへ。大聖堂、アルカサル、スペイン広場、ヒラルダの塔など見所いっぱいな都市が広がっています。実はセビリアはフラメンコと闘牛の本場！ぜひチェックしておきましょう。

2泊してセビリアを満喫したあとは電車でコルドバへ。コルドバのメスキータはとても特別な空間になっていて、中にいると時間がたつのも忘れてしまいそうです。他にもユダヤ人街の散策なんかもおすすめ。

コルドバに2泊した後は、AVEで再びマドリッドへ戻りましょう。

スペインは観光スポットが盛りだくさんの国。密度の濃いスペインを短い日数で最大限に楽しむには、しっかりと計画をたてて効率的に動けるようにしましょう。

行きたいところ、やりたいこと、見たいこと、食べたいこと、買いたいものなどの優先順位を考えてプランニングすることも大切です。