夜景・イルミネーションをロマンチックに写すテクニック

旅先の綺麗な夜景やイルミネーションは写真に残したいもの。写真家が教える夜景・イルミネーションの撮り方を伝授します!

2017年1月5日 更新 802 view

「夜景」の撮り方

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冬になると、各地でロマンチックなライトアップがされるようになります。せっかく写真を撮っているのなら夜の撮影に出かけてみましょう。

1. ISO感度についてしっかり知る

太陽が沈んだあとの暗い中での撮影ではシャッタースピードを長くしないと光の量が足りなくなってしまいます。そのため夜景撮影においては原則的に三脚を使用することが前提になりますが、その前提としてISO感度について知っておくと撮影の幅が広がります。しっかり確認をしておきましょう。

写真の明るさを決める3つの要素

①シャッタースピード
長い間シャッターを開くことで光をたくさん入れることができますが、同時にブレのリスクが大きくなります。なお長秒撮影においては三脚の使用が必須となります。

②絞り
絞りを開くことによって光をたくさん入れることができるようになりますが、開放値の明るいレンズは高価なものが多いです。

③ISO感度
感度を高めることで光をたくさん入れることができるようになりますが、写真の質に直接関わってくる高感度ノイズには注意する必要があります。
基本的に夜の手持ち撮影においては、「絞りを開ける」「ISO感度を上げる」というふたつをすることでシャッタースピードを短くし、手ブレを防ぐようにします。なお、三脚使用時についてはブレの心配が軽減されるためこの限りではありません。
3秒、f8、ISO400

3秒、f8、ISO400

昼と同じように撮影をすると暗いためにシャッタースピードが長くなります。歩いている人などは消えます。三脚使用が必須です。
1/25秒、f4、ISO6400

1/25秒、f4、ISO6400

絞りを開いてISO感度を上げて、シャッタースピードを速くしています。歩いている人も止まっているように写り、手持ちでもなんとか撮れるシャッタースピードになっています。
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デジタルカメラの進化によって、昔では考えられないような高感度にしての手持ち撮影ができるようになりましたが、ISOを高くした際のノイズには十分に留意しておく必要があります。

2. 三脚使いに慣れましょう

夜の撮影において、上の右側の写真のような高感度ノイズを防ぎたいという場合には、感度を上げずに光量を確保するために、「長いシャッタースピードが必要=三脚使用が不可欠」となります。
三脚使用においては、特にマナーについて気をつけたいものです。

「人混みの中での使用は避ける」、「長時間同じ場所にとどまらない」、「移動する際には足をたたむ」・・・当たり前のことかもしれませんが、撮影に夢中になるとおろそかになってしまいますので、あらためて意識するようにしましょう。

撮影時に三脚使用でまごつかないためには、家で三脚の伸縮をおこなったり、実際にカメラを据え付けてみたりといったことの練習をしておくことも上達のコツです。

また、三脚使用時にはレンズやカメラについている手振れ補正機能を一般的にはOFFにするようにしましょう。手ぶれ補正機能は手持ち時の手振れに対応するよう搭載されている機能なので、三脚で固定した際の振動等には対応できないことがあるためです。(※一部の新レンズ・高級レンズについてはその限りではありません)
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三脚を使った撮影は、いかに丁寧に写真を撮っているかが如実に結果に出ます。何度も練習して慣れましょう。

「イルミネーション」の撮り方

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駅、遊園地、公園、商業施設など、さまざまな場所でイルミネーションがきれいに輝く季節になりました。最近は、バレンタインの時期までイルミネーションが見られるようになりましたので、じっくり撮り方を学んで、イルミネーション撮影に挑戦してみませんか。

1.  小さい光を大きく見せる

冬になり、夜は冷え込むようになりましたが、各地で美しいイルミネーションも見られるようになりました。この時期ならではのイルミネーション、せっかくだったら美しく撮りたいものです。

近年のイルミネーションはLEDの光がメインのものが多く、たくさんの個数を使ってきらびやかなものになっていますが、光のひとつひとつは小さいです。見た目よりさらに華やかに見せるために、この小さな光の粒を写真の力で大きく見せることを意識してみましょう。

ここでのキーワードは「絞り開放」と「なるべく長い焦点距離で撮る」です。

レンズのズームをきかせて、撮影モードを絞り優先に、Fの数字を一番小さくして撮ってみましょう。
F5.6

F5.6

F8

F8

F11

F11

2. 光との距離感がカギ

「レンズの焦点距離」と「絞り」に着目する他には、光との物理的な距離を考えてみましょう。前ボケにしたいものに近づけば近づくほど、ボケが大きくなります。自分で実際に動いて、感覚を掴んでください。写真でのLEDの光表現の幅が大きく広がります。
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白いLEDが巻かれた柱を前ボケにして撮影しています。どれだけ柱に近づくかによってボケの大きさが変わってきます。
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この2枚は同じ場所から撮っています。ズームをきかせて、すぐ横の木についているLEDを前ボケにしています。

Profile 渡邊 翔一 (わたなべ しょういち)

写真家。広角レンズでの描写を主に世界の風景を撮っている。
(公社)日本写真協会会員。日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター。

渡邊翔一 ホームページ - Shoichi Watanabe Web site

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関西を中心に活動する写真家 渡邊翔一のホームページです。風景写真を中心にした撮り方記事を各所で書いております。写真教室情報、ブログなど。

Instagramはこちら-Shoichi Watanabe (@show1photo)

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