美しいマヌエル様式（海草や船のロープなど海にまつわるものを装飾に多用する様式）の修道院です。大航海時代のエンリケ航海王子とヴァスコ・ダ・ガマの偉業をたたえるため、16世紀初頭、マヌエル1世によって建造されました。55メートル四方の優美な回廊はマヌエル様式の最高傑作といわれています。大礼拝堂には、ヴァスコ・ダ・ガマと詩人カモンエスの石棺が置いてあり、遺体は今も安置されています。

１６世紀にマヌエル１世によって、ヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して作られたテージョ川の船の出入りを監視する目的の要塞です。その名残をとどめる砲台や、潮が満ちると水浸しになる牢獄の跡が残っています。マヌエル様式が駆使され、王家の居室に接する3階のテラスからは、高さ約２８mのキリスト像・クリストレイなどの展望を楽しむことができます。