世界文化遺産「宗像大社」の知られざる神秘の魅力に迫る！

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は2017年に世界文化遺産に登録されました。
沖ノ島は島そのものがご神体であり、宗像三女神を祀る宗像大社信仰や、大宮司家宗像氏にまつわる史跡・文化財を対象とするものであり、自然崇拝を元とする固有の信仰・祭祀が4世紀以来現代まで継承されている点などが評価されています。
宗像大社沖津宮は沖ノ島原始林が国の天然記念物に指定され、遺跡からは東アジアとの交易品など、約8万点の出土品が国宝に指定されています。
信仰の対象だった沖ノ島は厳しく入島を制限し、現在は一般の方の入島が全面的に禁止されています。

「宗像大社」は福岡県宗像市に位置する神社で、九州本土の辺津宮・大島の中津宮・沖ノ島の沖津宮の総称です。
天照大神の三女神（宗像三女神）の御祭神とし、それぞれ辺津宮は市杵島姫神、中津宮は湍津姫神、沖津宮は田心姫神を祀っています。
九州で一番最初の国の史跡で、今現在は年間約185万人以上が訪れます。

辺津宮は宗像大社の一部であり、古代から祀られてきた神社であるため、日本神話における神々や神話の舞台としても登場します。
合計121の神様が祀られており、大小の末社も本殿の周りに配置されています。
四季折々の風景や神聖な雰囲気を感じることができる点も魅力的です。

本殿・拝殿共に国の重要文化財に指定されています。
現在の社殿は1557年に焼失したのち、本殿は1578年、拝殿は1590年に再建したものです。
桃山時代初期の神社建築の特色がよく表されています。