ピーター・ラビットの作者ビアトリクス・ポターが絵本の印税で購入し、晩年を過ごした2階建ての家です。イギリス・カンブリア州の湖水地方のエスウェイト湖畔にある小さな村ニア・ソーリーにあります。このヒルトップを舞台に、ピーターラビットの絵本シリーズである「グロースターの仕たて屋」「こねこのトムのおはなし」など、多くの作品が誕生しました。

湖水地方の中心にあって、ウィンダミアの町から約1.6キロ。南北に細長い湖「ウィンダミア湖」。湖畔をゆっくり散歩したり、丘陵を元気に登ったりと、自分の体力に合わせてウォーキングも楽しめます。他にも水泳、カヌー、水上スキーからヨットまでアウトドア・スポーツには事欠きません。

グラスミアのダブコテージは詩人ワーズワースが1799～1808年に妻のメアリと子供たち、妹のドロシー、仲間の詩人らと住んでいた旧居です。これは17世紀の建物で元々はダブ＆オリーブバウ（ハトとオリーブの枝）という名の宿屋兼パブでした。ワーズワースはダブコテージに住んだ9年間、精力的に創作活動を行い、代表作「水仙の詩」もこの家で誕生しました。すぐ隣には記念館が併設されています。

「ピーターラビット」を描いた童話作家ビアトリクス･ポターを魅了し、今や世界中で愛されている絵本のモデルとなった美しい土地、北イングランドの湖水地方。ビアトリクス・ポター・ギャラリーはホークスヘッド村にある17世紀の建物で、元はポターの夫である弁護士のウィリアム・ヒーリスの事務所だったところ。ポターの絵本の原画や水彩画、遺品などが多数展示されています。