かつてノルマンディー公国の首都として栄えたルーアンはローマ時代からセーヌ川を利用した水運の拠点として発展してきました。現在もフランス有数の大都市として経済的にも重要な位置を占めています。セーヌ川を中心に広がる街の中心にそびえるノートルダム大聖堂は、画家モネが30点以上の連作のモチーフとしたことで知られる、ゴシック様式の壮麗な建物です。

ジャンヌ・ダルク終焉の地であるルーアン。1431年にジャンヌ・ダルクが火刑に処せられたビュー・マルシェ広場にはジャンヌ・ダルク教会とジャンヌ・ダルク博物館があります。毎年5月第2日曜にはジャンヌ・ダルク祭が開催されます。また、広場周辺の旧市街には、ノルマンディー地方に特有の木組みの建物が軒を連ね、見どころがいっぱいです。

通りは、両側に飲食店やブティックが並ぶ歩行者天国の道だ。ノートルダム大聖堂の西、大時計通りにあは黄金の大時計がある。この時計のある通りは大聖堂と旧市場広場をつないでいてとても賑わっています。ゴシック建築の鐘楼とルネッサンス建築のアーチが組み合わされた建物。二重の時計文字盤には、1本の針が時間を知らせます。アーチの天井には羊飼いとなったキリスト像が彫刻され、ルーアン市民の魂を象徴しています。

ヴェルドレル広場の東側に建つ。初期フランドル派、イタリア、スペイン、フランスの17～18世紀の絵画、ベラスケス、ドラクロワなどの作品が展示されており、印象派のコレクションが充実。

ジャンヌ・ダルクを祀るこの教会は、彼女が火刑にあった広場に面して建てられている。スレートぶきの屋根の教会の外観はモダンな感じで、内部にはサン・ヴァンサン教会にあったルネッサンス期のステンドグラスを見ることができる。

大聖堂の裏手にあるフランボワイヤン・ゴシック期の建築。ルネサンス様式の塔やステンドグラス、屋根などがおもな見どころ。