「サンマルコ広場」は、ヴェネツィアの中心的な広場で、ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院など回廊のある建物に囲まれています。特に金色に輝くモザイク画で装飾されたサンマルコ寺院が有名で、クーポラ部分のモザイク画は必見です。また、ここは世界で最も美しい広場とも言われており、海からの玄関口にもなっています。

「ためいきの橋」は、16世紀に架けられたヴェネツィアの橋の1つです。白の大理石で造られたこの橋には覆いがあり、石でできた格子の付いた窓が付けられています。ドゥカーレ宮殿の尋問室と古い牢獄を結んでおり、牢獄に入れられる前に見る最後の美しい景色ということで囚人がため息をつくというところから、19世紀にジョージ・バイロンが名づけたものです。

「サンマルコ寺院」は、ビザンティン建築を代表する記念建築物でヴェネツィアで最も有名な大聖堂です。建物内は、黄金に煌く壁や天井と祭壇には2，000個もの眩い宝石が埋め込まれた黄金の衝立があります。また、クーポラ部分のモザイク画は必見です。

ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿はサン・マルコ広場にあり、共和国の総督邸兼政庁だった建造物。8世紀に創建され、14世紀（1309年）-16世紀にかけて現在の形に改修された。外観はゴシック風のアーチが連続し、イスラム建築の影響も見られる細やかな装飾が施されている。運河を隔てて対岸の牢獄跡と、ため息橋で結ばれている。

イタリア北東部ヴェネト州の州都ヴェネツィアの工芸品である。イタリアではムラーノグラスと呼ばれるヴェネツィアン・グラスは鉛を含まないソーダ石灰を使用する事が特徴で、コバルトやマンガンなどの鉱物を混ぜることで様々な色合いを表現することが出来る。 混ぜた鉱物により硬度が変化し、赤色のものが最も硬度が高いく装飾性も特徴である。基本的な製法はソーダガラスを使用した吹きガラスであるが、空中で吹くことにより極薄に吹き上げる技法や、グラスを細く引き伸ばしそこに竜や花や鳥などをモチーフにした複雑な装飾を施すなど、「軽業師の

サンマルコ広場を中心に行われる伝統の祭り。参加する人は華やかな衣装と仮面に身を包んで素性を隠し、まるで仮面舞踏会のよう。独特の風情をお楽しみいただけます。ヨーロッパ各地で行われるカーニバルの中でも、世界的に有名なのがベニスのカーニバル。もともとは復活祭前の断食に備えて宴を開くというキリスト教徒のお祭り、「謝肉祭」のことです。中世、変装により、身分を隠して宴を楽しんでいたように、今も人々は仮面やマントで身を覆い、街をぞろぞろ歩いています。

ドゥカーレ宮殿の尋問室と牢獄を結ぶ為に、16世紀に架けられた白い大理石造りの橋です。この橋を通って投獄される囚人にとって、この橋の窓から望むヴェニスの美しい街並が、最後の眺めとなるため、囚人たちが皆ため息をついたところから「ため息の橋」と名付けられました。夕暮時に、この橋の下で恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されるといいます。