歴史ある美しいハーグの街の中心に、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」に出会えるマウリッツハウス美術館があります。17世紀建造の宮殿という優雅ながらも親密な空気が流れるギャラリーには、フェルメール、レンブラント、フランス・ハルス、ヤン・ステーンといったオランダ人画家や、ルーベンス、ブリューゲル、メムリンクといったベルギー・フランダース地方の画家の傑作などが展示されています。

ビネンホフとは「内庭」という意味で、13世紀にフロリス伯の城があったところです｡現在は総理府、外務省など中央官庁が集まっています｡ビネンホフの前の堀割Hofvijverには噴水があり、また横の広場にはオランダの建国者オラニエ公ウィリアム一世の銅像があります。16世紀にネーデルラント連邦共和国が成立し、ここに連邦議会がおかれたため、以後オランダの政治の中心となっています。

エッシャー美術館はハーグで最も美しい地区にあります。ランゲ・フォールハウト広場に面した、18世紀建造のランゲ・フォールハウト宮殿の中に入っています。世界的に有名なオランダのグラフィック・アーティスト、M. C.エッシャーの版画、スケッチ、絵画などの膨大なコレクションが鑑賞できます。

ハーグ市内の中心にある小さいながらも美しい美術館。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」をはじめとするオランダ17世紀の巨匠の作品を中心とした珠玉のコレクションは、多くの旅行者を惹きつけ、今ではオランダの観光で外せないスポットとなっている。フェルメールのほか、レンブラント、フランス・ハルス、ヤン・ステーン、そして、フランドル画家ではルーベンス、ブリューゲル、メムリンクなどの作品を所蔵。