日光木彫りの里工芸センターでは、日光の伝統工芸品である日光彫り・日光茶道具・日光下駄・日光堆朱塗などのすばらしい作品ほか、素材から完成品までの製造工程や日光彫りの道具などが展示されている。
職人さんの丹精込めた手作りの品に温もりを感じる
日光彫りの技法は、ヒッカキ彫・浮し彫・透し彫・まる彫・かご彫などの方法があり、どの彫にも「ヒッカキ」と呼ばれる独特の三角刀を使うのが特色となっている。日光下駄は江戸時代に日光の社寺等で、境内参入時に履いていた草履の下に、山道や雪道に対応するため、台木に縫いつけて履くようになった(御免下駄)のが始まりで、明治期に実用向きに改良されたものが現在の日光下駄になっている。最近では、清潔で足になじみ、保温効果や抜群の吸湿性が注目され健康的にも人気が高まっているようだ。
日光下駄の原型といわれる御免下駄
実演コーナーでは、ベテラン職人による日光彫り、日光下駄の高度な技を披露している。予約の状況にもよるが1名から数名であれば、当日予約して、材料代のみで気軽に日光彫りの体験ができる。道具使用料や講師の指導料は無料だ。5名以上の場合は事前の予約が必要。
【体験受付時間】9:00〜11:00/13:00〜15:30
ベテランの職人さんが親切丁寧に指導してくれる
完成品は持ち帰ることができる。よい記念になることうけあい。
今回、お世話になった山本隆志先生が優しく丁寧に教えて下さるので、世界に一つだけのオリジナル日光彫りができます。自分へのお土産におすすめですよ。今回ご指導いただいた山本先生の日光彫り体験は水曜日に行われていることが多いようです。
特産民芸品直売所。直売所だけあり、他の土産やと比べても安い!
1階館内中央の特産民芸品直売所では、市内の工場や職人さんなどから集められた日光彫り等の作品がお土産屋さんで売られている値段よりも安い価格で販売されている。あまり知られていないので、是非立ち寄ってほしいスポットだ。