明治26(1893)年、大正天皇(当時は皇太子)のご静養のために造営された沼津御用邸は、皇室が保養のために用いる別邸。 当時、このあたり一帯は小さな漁村だったが、気候が温暖なうえ、 前面には駿河湾、背後には富士山という風光明媚なことから、別荘地として注目されてきたそうだ。
かつては保養のため歴代の陛下をはじめ、多くの皇族を魅了していた御用邸も、現在では誰でも入園できる憩いの場として親しまれている。 貴重な建築物を拝観するのはもちろん、四季を通じてさまざまな花が楽しめるので、思い思いに散策するのも楽しい。
御用邸記念公園近くにある「パティスリー リヴァージュ」は、和菓子の老舗「雅心苑」がプロデュースするお店。 「どら焼き」や「雅心だんご」などの和菓子もある。 おすすめは「ミルフィーユ」(380円)。 イチゴとパリッとした皮とたっぷりクリームが絶妙のバランス。 ケーキを購入すればコーヒー、紅茶を150円で提供してくれる。