古代、富士山の大噴火が起こり、荒れ果てた状態が長期に及ぶ。 第11代垂仁天皇はこれを憂い、浅間大神を山足の地に祀り山霊を鎮められた。 これが富士宮浅間大社の起源。 その後、噴火が静まったと伝えられる。 運がよければ、赤い鳥居の先に富士山が望める。
全国に千三百余社あるという浅間大社の総本宮で、祭神は木花咲耶姫命という女性の神。 徳川家康が奉賽のために造営したとされるが、大地震で倒壊したものもあり、現存するのは本殿・幣殿・拝殿・楼門のみ。 本殿は浅間造といわれ、国重要文化財に指定されている。
源頼朝公は、建久4年(1193)富士山麓において巻狩りを行った際、富士宮浅間大社に参拝、流鏑馬を奉納。 現在、流鏑馬祭として伝えられている。 また、富士山の湧水が湧き出している湧玉池は、平成の名水百選で採水も可能。特別天然記念物になっている。
浅間大社の大鳥居の前にある、お宮横町。 富士宮名物のやきそばをはじめ、ご当地グルメやお土産のお店が軒を並べている。 ミネラルやバナジウムが入った富士山の湧水も飲める。 だれでも気軽に足を休めてやすらぎを感じられるような空間で、“年中夢求”がスタッフの合言葉。
お宮横町には、ブームの火付け役でもある、富士宮やきそば学会のアンテナショップがある。 富士宮やきそばはコシのある麺が特徴で、キャベツ、ラード、肉かす、イワシの削り粉などを使用。 ここで配布している富士宮やきそばマップはぜひ手に入れたい。
ポーク神社
銘柄豚のひとつ、LYB豚(るいびとん)がなんと750円(ご飯、味噌汁付き)で味わえるよ。
富士山の溶岩プレートで焼くので、表面がカリっとして中がジューシー。
噛むほどに肉汁が染み出て、その美味しさは豚肉の神様かも…?