行ったら絶対食べてほしい！東京都のおすすめグルメ11選

江戸前寿司は、江戸前（東京湾）で漁れた魚介類を材料とした握りが中心の寿司。江戸時代に屋台形式で売られたのが始まりで、当時は「ファストフード」として楽しまれていました。
塩や酢で〆る、蒸す、煮る、タレを塗る、漬ける...といったさまざまな工夫（仕事）がネタに施されているのが特徴で、握りたてをすぐ食べられるよう味付け済なことが多いです。
現在では伝統技法を引き継ぎながら、様々な「仕事」が施された寿司を楽しめます。

「深川飯」は東京を代表する郷土料理の一つで、「ぶっかけ飯」と「炊き込みご飯」の二種類あります。
「ぶっかけ飯」は、あさりとネギなどの野菜を煮込んだ汁物をごはんにかけたもので、深川の漁師たちが仕事の合間に食べる賄いがルーツとされています。
「炊き込みご飯」は、職人が弁当に持っていけるものをという事で生まれたとのこと。
どちらも新鮮なあさりが主役で、あさりの旨味と風味しみ込んだご飯はぜひ食べたい一品です。

相撲部屋の代表的な料理である「ちゃんこ鍋」。そもそも「ちゃんこ」は相撲部屋で食べられる食事の総称で、力士が作ったり食べたりする料理を指します。
一般的なちゃんこ鍋は、鶏ガラベースの出汁にたっぷりの野菜や肉団子、鶏肉、豆腐などが入ってボリュームも栄養も満点。野菜や鶏の旨味がしっかり味わえます。
現在では出汁や具材のバリエーションも様々なので、いろいろ食べ比べするのがおすすめです。

江戸時代から庶民の味として愛されてきた「どぜう鍋」。鍋にギュウギュウに敷き詰められたどじょうに、大盛りに乗せられたネギなど、鍋料理というにはインパクトの強い見た目が特徴的。
臭みの強いイメージのどじょうですが、大盛りのネギと濃厚な出汁が臭みを抜いてくれるため、泥臭さを感じずに味わえます。淡白などじょうが甘辛い割り下で煮込まれて深みのある味わいが魅力です。
栄養も豊富で、お疲れの時などにもピッタリな一品です。

東京の「深大寺そば」は調布市の深大寺で来客用に振る舞われたというルーツを持ち、良質な湧き水が豊富な深大寺はそばの栽培に適していて、古くから名産として知られていました。
温かいそばと冷たいそばがあり、温かいそばには、醤油をベースに作ったつゆがかけてあり、冷たいそばには、別の器で提供される濃い目のつゆにつけながら食べるものと、冷たいつゆがかけてあるものがあります。
新そばの季節11月には、深大寺そば組合の加盟店で「深大寺そばまつり」が開催されます。

東京と埼玉発祥のご当地グルメである武蔵野うどん。
茹でたうどんを水で冷たくしめて、熱々のつけ汁でいただきます。
武蔵野台地で生産された小麦粉を使った、色はやや茶色がかっていてこしが強く太目のうどんを、かつおだしベースに豚肉を入れたつけ汁に付けて頂く「肉汁うどん」が主流です。
食感はゴツゴツしているので、讃岐うどんのように喉越しで味わうのは難しく、噛み締めて食べるのが特徴です。
またうどんのボリュームが多めで、（並）や（小）でも麺の量が400g、大盛だと700g以上のお店もあります。

もんじゃ焼きは、ゆるく水溶きした小麦粉を鉄板で調理して食べる東京発祥のグルメです。
お好み焼きに似ていますが、ソースなどの調味料を一緒に混ぜ込んでしまうので、鉄板の上でも語りません。鉄板にへらで押さえつけて焼きながら食べます。
月島と浅草にもんじゃ焼店が集中しています。

東京随一のカレー激選区神田・神保町。大正13年創業の「共栄堂」をはじめとし、「ガヴィアル」や「ボンディ」といった名店が軒を連ねる一方、気鋭の新店舗も増えています。

東京都千代田区神田は老舗そば屋の名店がそろっています。明治時代創業のそば屋もたくさん！年末には年越しそばを食べにくる人も多いです。

「あしたば」は別名八丈草とも言われ、独特の苦みを持つセリ科の多年草。
ビタミン類のほか、カロテン、カリウム、鉄分などが豊富に含まれ栄養価が高く、健康野菜として注目を集めています。
定番は食べ方は、天ぷらとおひたし。
天ぷらは通年楽しめる八丈島のソウルフード。うどんやおそばに合わせて、また塩や明日葉塩で召し上がるのが通な楽しみ方です。
おひたしは、あしたばのほろ苦さを楽しみたい人におすすめです。

「くさや」は伊豆諸島の特産品。新鮮な魚を「くさや液」と呼ばれる魚醤に似た独特の匂いや風味をもつ発酵液に浸潤させ、天日干しをして作られます。
干物ですが発酵食品のひとつで、その独特な香りと旨みは一度はまるとくせになる美味しさ！ご飯のお供というよりは、お酒のつまみとして食すのがおすすめです。家の中で焼くとなると強烈な匂いに包まれますが、瓶詰めや真空パックもあるので、まずは一度試してみてはいかがでしょうか。