絶景が見たくて思わず途中下車したくなるおすすめの駅7選

下灘駅は、愛媛県伊予市にあるJR予讃線の無人駅。駅のホームに降り立つやいなや、目の前に一面に広がる伊予灘と空を眺めることができます。青春18きっぷのポスターに3度使われたというエピソードを持つ、指折りのフォトジェニックスポットです。

下灘駅はかつて「日本一海に近い駅」として知られていました。海を埋め立て、国道が開通したため、「日本一海に近い駅」の座を明け渡しましたが、「日本一海に近かった駅」と呼ばれる現在も、変わらず絶景を観に来た人の目を楽しませています。

JR本土最南端の駅、西大山駅。JR指宿枕崎線の駅です。西大山駅のホームからは、日本百名山の1つである開聞岳を臨むことができ、さえぎるものが何もない状態でなだらかで美しい山頂からの稜線を観ることができます。

駅を出ると目に入るのが、菜の花の黄色をイメージした「幸せを届ける黄色いポスト」。菜の花は、西大山駅のある指宿市の花です。悠然と構える開聞岳と青空を背景に、ポストの黄色をアクセントに効かせた絶景写真をカメラに収めましょう。

雨晴駅は、富山県にあるJR氷見線の駅。「あまはらしえき」と読みます。雨晴駅から眺められる絶景は、雄大な立山連峰。駅では、立山連峰をバックに列車が雨晴駅に向かって走ってくる様子を観ることができます。

列車や駅と立山連峰の絶景を楽しんだ後は、雨晴駅から徒歩5分ほどで行ける雨晴海岸に向かいましょう。富山湾と立山連峰のコラボレーションによる絶景を楽しめます。

氷見線は海岸沿いを走る列車とあって、車窓からの景色も格別。雨晴駅に行く時は、ぜひ列車を利用してくださいね。

国の重要文化財にもなっている、赤レンガ造りの建物で有名なJR東京駅。晴れているときでも十分フォトジェニックですが、一番のおすすめは雨上がりです。ライトアップした東京駅が水たまりに映っている様子はとても幻想的で、いつもとは違う印象を受けるはず。

列車の乗り換えで東京駅を利用する場合でも、もし雨上がりに東京駅に居たら絶景が見られるチャンスです。リニューアル工事が終了し、オープンした「丸の内駅前広場」に向かいましょう。「丸の内駅前広場」は、車の通行がないため、安全に東京駅のリフレクションを眺めることができます。

奥大井湖上駅は、「南アルプスあぷとライン」と呼ばれる大井川鐵道井川線の駅。ダムの建設によって生まれた「接阻湖（せっそこ）」にかかる鉄橋（レインボーブリッジ）の真ん中に駅があります。

駅のある島がまるで湖に浮かんでいるように見え、四季折々の大自然が織り成す景色を楽しめるとあって、鉄道ファンならずとも名前を聞いたことがある方も多いのでは？

奥大井湖上駅のある「南アルプスあぷとライン」は、赤いトロッコ列車に乗れることでも有名。トロッコ列車に揺られて、奥大井湖上駅を目指しましょう。

江ノ電こと江ノ島電鉄の鎌倉高校前駅は、ドラマやアニメで多く登場している駅。駅から一面に湘南の海を眺められることから、1997年に関東の駅百選に選出されています。日中の青空と海の真っ青な景色も絶景ですが、夕刻のピンク、赤、オレンジ色のカラーグラデーションが美しい夕焼けも見応えがあります。

駅の改札を出てすぐにある踏切も観光名所で、踏切から眺める七里ヶ浜がかなりフォトジェニック。鎌倉高校前駅に行くのなら、踏切も要チェックです。

会津鉄道会津線の駅 湯野上温泉駅は、駅舎が茅葺き屋根という珍しい駅。観光スポット大内宿の最寄り駅というのがうなずけます。待合室には、茅葺き屋根に集まる虫を追い払うため囲炉裏が置かれています。

ここの絶景は、駅の外から眺められる茅葺き屋根と周辺の自然の風景。春は桜、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪と一年を通してその時々の季節の景観を楽しむことができます。

駅の横には源泉かけ流しの足湯があるので、温泉でゆっくりと景色を眺めてくださいね。

駅という身近なスポットで観ることができる景色とは思えないような絶景ををご紹介しました。遠方から赴く価値のある絶景ばかりですので、電車に乗って絶景を楽しみに訪れましょう♪ 駅構内で撮影される際には、電車を利用する方への配慮もお忘れなく。