紅葉前に見られる赤い絶景とは？関東の初秋を感じられるスポット

赤の絶景第一弾は、まさに秋の彼岸の期間だけに花を咲かせることに由来して名付けられた彼岸花です。
彼岸花は別名リコリス・曼珠沙華（まんじゅしゃげ）と呼ばれていて、関東では埼玉県日高市の巾着田（きんちゃくだ）が有名です。
清流高麗川の蛇行によって作られ、日和田山から眺めると巾着袋に似ていることから「巾着田」と言われています。日本一の曼珠沙華の群生地です。

9月中旬～10月初旬にかけて、約500万本の彼岸花が一気に見頃を迎えます。
一面が赤に染まって赤い絨毯が敷いたようなこの光景はまさにこの世のものとは思えない絶景！
太陽が当たるとさらにキラキラ！
もちろん曇りの日や雨の日もまた違った趣きがあります。

屋台が多く出ているので、休憩をしながら散策もできますよ！

彼岸花は基本的に赤が多いですが、たまに白も見られます。
これは赤い彼岸花と黄色いショウキズイセンの自然交雑種で、他にもクリーム色、うす紅色を帯びたものもあり、リコリスという名前のほうが知られています。

赤の中に一輪だけ白が交じっていることも！
散策しながら探してみるのも楽しいですよ♪

【アクセス情報】
西武池袋線高麗（こま）駅下車徒歩約15分

彼岸花の名所は他にもあります。

神奈川県では「日向薬師の彼岸花」と言われる場所で、伊勢原市日向地区にバスの終点から日向川沿いに数箇所の彼岸花群生地があります。
関東でも屈指の彼岸花の名所で、「かながわの花の名所100選」にも選ばれています。

【アクセス情報】
小田急線小田原線伊勢原駅下車
神奈川中央交通バス　伊勢原駅北口３番乗り場から日向薬師行で終点下車（約20分）

その他にも地域は問わず、田んぼの畔道に一列に咲いていたり、黄金色に染まった田んぼの縁に沿って咲く景観はこの時期だけの言葉が出ないほど美しい光景です。

この時期に電車に乗ると、田んぼの近くではよく見られる光景なので、電車の車窓にも注目してみてくださいね。

赤の絶景第二弾はコキア。
関東では、いや全国的に、茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園のみはらしの丘が有名です。
コキアは昔はこの茎を乾燥させて束ねてほうきを作っていたことから、別名ほうき草・ホウキギと呼ばれます。
一年草で緑から赤に紅葉しますが、これが枯れて茶色になったらと想像すると、本当にホウキのように見えてきますよ♪

ひたち海浜公園は敷地が広大なので、園内にシーサイドトレインという乗り物があります。
1日周遊券600円を購入すれば、園内9カ所の停留所で1日乗り放題です。

そして、10月中旬は散策しているとまだ少し暑いこともしばしば！
そんな時にはこの時期限定のコキアソフトがオススメ！
実は味はラズベリー味で、甘ずっぱいっっ♪

【営業時間】
9：30～17：00（閉園時間は季節によって変動しますが、9月～10月は17時まで）

【定休日】
毎週月曜日(月曜日が祝日にあたる場合は翌日の火曜日)
12月31日、1月1日
2月の第1火曜日からその週の金曜日まで

【アクセス情報】
①JR常磐線勝田駅からバス2番乗り場から海浜公園西口、または南口下車で約17分〜23分
②JR常磐線勝田駅からひたちなか海浜鉄道･湊線に乗り換えて阿字ヶ浦駅まで約30分、阿字ヶ浦駅からバスで海浜公園西口下車（約10分）、または南口まで徒歩約20分

ひたち海浜公園に行く場合、実は電車では行きにくい場所にあります。
それでもオススメしたいのはこのひたちなか海浜鉄道での旅です。
電車は一両、どこかホッとする、のどかな車窓、そして、注目すべきは駅名の看板です。
一駅一駅デザインが違い、地域の特性を生かしたものが入っているところにこだわりを感じます。

電車の旅で楽しいのがやっぱり途中下車ですね♪
那珂湊おさかな市場で途中下車して市場で海鮮メニューを食べるべし！
ネタが大きくお得に食べられるお店が並んでいます。
ただ、こんなお得なところはもちろん休日は混雑します。
でも、11時台に行けば心配ありません♪

【所在地】
茨城県ひたちなか市湊本町１９－８

【アクセス情報】
ひたちなか海浜鉄道那珂湊徒歩10分

関東からなら日帰りもできる、この紅葉前の初秋の赤い絶景旅。
いち早く秋を感じたい人に絶対オススメですよ♪