行くなら押さえておきたい！「宇奈月温泉」おすすめ観光スポット

富山県の宇奈月温泉はかつては無人の地で、大正時代に黒部川の電源開発をきっかけに温泉を引くことに成功したことで誕生しました。
100年近くもの歴史を持つ温泉街で、日本一透明度の高い美肌の湯として知られています。1日に3,000トンも湧く湯量も自慢のひとつ。
「宇奈月」の名の由来は、宇治や奈良とならぶ名月の地にしたいという電源開発功労者の思いから。もともとあった「うなづき」の地名に、宇奈月の字を当てられました。

宇奈月温泉には、宇奈月温泉総湯である公共入浴所「湯めどころ宇奈月」があります。地上4階建ての施設で、共同浴場や観光案内所が入る温泉街の新しいシンボルです。
宇奈月温泉に到着したらまず湯めどころ宇奈月に立ち寄り、情報収集から始めるのがおすすめ。温泉街散策や観光のプランを立てつつ、総湯でも温まりましょう！
温泉街には足湯スポットも複数あるので、タオルは必須です。

「宇奈月谷親水公園」は片道900mの散歩道が整備されている公園です。
川沿いで清流のせせらぎを聞きながら歩いていると、不動の滝に到着します。水しぶきやマイナスイオンを感じて、日頃の疲れやストレスをリフレッシュ！
散歩道ですが、スニーカーで行くのがおすすめです。

宇奈月温泉駅からほど近くにある宇奈月駅は黒部峡谷鉄道の始発駅です。トロッコはダム建設資材を運ぶ鉄道として誕生しました。さまざまな種類のトロッコ電車が発着し、鉄道ファンでなくても撮影が楽しめるのがポイント！
撮影が終わったら、いざトロッコに乗車してみましょう！途中に41のトンネルと22の橋がありますが、どのポイントでも自然の景色が楽しめます。

「想影（おもかげ）展望台」は黒部川や温泉街、スキー場、大原山の観音像、新山彦橋を渡るトロッコ電車などが一望できる人気の展望スポット。
スペインの建築家・エンリック・ミラーレスが設計し、大空に鳥が飛び立つ雄姿をイメージした斬新なデザインが特徴的です。
季節ごとに姿を変える自然美も楽しみのひとつ！

立山の雪解け水が流れ込む黒部は「名水の里」としても知られ、その名水を使って作られるのが、クラフトビール「宇奈月ビール」です。
味はエールビールのケルシュ、アルトと黒ビールのボックの3種類あります。それぞれの味を飲み比べてみるのがおすすめ！
また、一般のビールでは取り除かれてしまう生きた酵母が絶妙なバランスで残っているのも宇奈月ビールの特徴です。

日本海に面し、自然豊かな富山は海の幸・山の幸の宝庫！たくさんのおいしいグルメが味わえますが、中でも「ます寿司」は絶対に食べておきたい逸品。ます寿司のほかにも白えびやホタルイカ、カニなど季節ごとに味わえる富山グルメも必食です！
また、温泉街にはそこでしか食べられない和菓子や、黒部の名水を使った絹ごし豆腐などもあります。

宇奈月温泉は温泉をはじめ、おいしい富山グルメや宇奈月クラフトビール、絶景の峡谷美、足湯など、楽しみどころ満載の温泉地です。お宿でゆっくりするのもいいですが、温泉街を散策して楽しむのもおすすめです。