オーストラリア内陸の魅力に迫る!流れ星の下で眠るアボリジニの聖地でキャンプ体験

日本との時差約1時間のオーストラリア沿岸都市は、多くの旅行者を惹きつけています。しかし、真のオーストラリアでの体験を得るには内陸への冒険も欠かせません。冒険好きの編集部員が一人旅でアリススプリングスを訪れ、先住民文化や流れ星等を楽しみながら非現実的経験を味わって来ました。オーストラリアの郊外旅行の魅力をたっぷりと紹介するので、旅の参考にしてください。

2024年5月27日 更新 914 view Clip追加

この度2024年1月1日に発生した能登半島地震により、被害状況によっては営業されていない場合がございます。

目次

3日間で訪れた場所

国際免許証を作らなかったので、現地エコツアーを申し込みキャンプや計30㎞以上のハイキングを含む3日間の旅を過ごしました。
2泊3日で税込み約8万円(※2024年5月現在)でしたが、専用シェフや送迎付きの冷暖房完備の少人数バスも含む金額だったので円安な時代ですがお得にも思えました。
参加したエコツアーの行程

参加したエコツアーの行程

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これはエコツアー3日間の行程です。

16名ほどの少人数で、ヨーロッパ圏の特に中高生を連れたファミリー層参加者が多く、女子大学院生等と年齢は幅広かったです。ピックアップ当日早朝、時間通りに来ないバスに本当に来るかヒヤヒヤしましたが、それも海外ツアーの醍醐味と思い楽しめました。

世界で最も孤立した街「アリス・スプリングス」

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シドニーから飛行機で揺られること約3時間、オーストラリアのアウトバックタウンで知られるアリススプリングスへやってきました。
ここは、世界で最も孤立した街の一つとして、アリススプリングスは通信の前哨基地として第二次世界大戦で非常に重要でした。意外と知られてはいませんが、最も多くのアートギャラリーがあり、世界でも最も芸術的な街の一つでもあります。

Anzak Hills (アンザックヒルズ)

2024年5月では、日没が18:45頃・日昇が6:30...

2024年5月では、日没が18:45頃・日昇が6:30頃でした。

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このアンザックヒルは、第一次世界大戦時の戦争犠牲者の碑があり、現在でも毎年4月25日に追悼式が行われています。608mの高さで街の中央に位置し、特に日の入り下り時は必見スポットです。遠くに見えるのはマクドネル山脈で沈む太陽を眺めながらカントリースタイルの喧騒を見下ろすのもおすすめです。

【住所】
Anzac Hill Rd, Alice Springs NT 0870

【アクセス】
ビジター・インフォメーション・センターから徒歩15分

【駐車場】
あり

今はもう登れない世界遺産「エアーズロック」の謎に迫る

そもそもオーストラリアは、5億年前は海でした。「エアーズロック」別名ウルルは、その昔海底で2つの陸と陸が衝突したことで生まれ、時間が経過し、約90度に傾き雨風で削られた姿が今見えている姿と言われています。
のちに説明するキングス・キャニオンと比較して地形と砂の特徴より、エアーズロックは、河川上流にキングス・キャニオンは、河川中流に位置していたことが推測されているそうです。実際目でみると、前者は石が大きくごつごつしていて後者は、角が取れた丸まったものが多くなっている特徴が見られました。
Uluru Lookout にて(18:30頃)

Uluru Lookout にて(18:30頃)

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公共の場でアルコールを飲むのは禁止されているオーストラリアですが、Uluru LookoutではYellow tail(白ワイン)のボトルを開けて楽しむ人々で目立っていました。
路上で伝統アート「アボリジニアート」を販売するアボリジニの人々も見かけることができます。

全方向綺麗だと思った表面、実際は!?

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テレビや雑誌で見るエアーズロックの写真の反対側は、洞窟のような穴があちらこちらに見られ、凸凹していました。
約1万年前から人が生活していたといわれるエアーズロック周辺。写真に見える穴(洞窟)は、その昔、先住民アナング族の住処や祭事として使う大事な場所でした。住処は、男性、女性、年寄、家族夫々別であったとされ、男性は女性の住処を通り過ぎるとき彼らを見ることは許されなく、結婚後は許されるものの、男性が女性の子供に対して教えることはできず父は男性の子供、母は女性の子供に夫々教えることがルールなど独自の文化があったとされています。
住処の一つ

住処の一つ

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絵を描いてコミュニケーションを図っていた時代

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長い間、読み書きといった文字文化を持たなかったアボリジニの人々は、洞窟の壁に絵を描いて伝達することでコミュニケーションを図っていました。
例えば、壁画左上のマークは、神聖な場所(洞窟)を表しています。エアーズロック麓には、アボリジニの人々の習慣や歴史が分かる博物館「ウルル・カタジュタカルチャーセンター」があり、入館は無料です。日本語の説明文もあり、英語がわからなくても理解することができるのでおすすめです!

【住所】
Uluru Rd, Uluru NT 0872 オーストラリア

【営業時間】
7:00~17:00 (年中無休)
6:30amのエアーズロック(ウルル)

6:30amのエアーズロック(ウルル)

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この写真はUluṟu Coach Sunset Viewing Areaの駐車場から徒歩5分にある高台から撮影しました。ここからだとウルルが綺麗に見え、フィルターを使わなくても幻想的な太陽に照らされた空や木々らは感動的です。

<おすすめ撮影場所>
・Uluṟu Coach Sunset Viewing Area
【住所】
Old Ayers Rock Olgas Rd, Petermann NT 0872 オーストラリア

【営業時間】
6:30~19:30

・Uluru Lookout
【住所】
Unnamed Road, Petermann NT 0872 オーストラリア

登頂可能な世界遺産「キングス・キャニオン」でリムウォーク

最も美しいハイキングコースの一つに挑戦!

ノーザンテリトリー州のワタルカ国立公園に位置し、広さ710平方キロメートルの土地には、2万年以上前からルリチャ族とアレンテ族が生活しています。キングス・キャニオンの険しい山々や谷では、3つのハイキングコースがあるので体力に合わせて是非挑戦してみてください!

この地域で最も美しいハイキングコースの一つと言われる「キングス・キャニオン・リム・ウォーキング」を約3時間半かけ、一周してきました。暑くならない朝の登山がおすすめです。
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キングス・キャニオンの登山入口には給水場があるので、エコボトルを持参して満タンに入れていってください!また、麓はハエがすごいので、虫よけネットを持参してください!
美しいハイキングコースのスタートは、急な崖を登ることから始まります。ここに登るの?というばかりの赤土色の急斜面を20分かけて登ると上の写真のような景色が広がりました。
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1時間さらに歩いていくとキングス・キャニオンの中盤にたどり着きました。
今回挑戦した「リム・ウォーキング」を歩きたい方は、トレイル看板に青三角の矢印を見つけることができるのでそれを目印に挑戦してみてください。断崖絶壁の真上を歩くので絶景を肌で感じることができました。
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突如現れるオアシス「エデンの園」

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ここは砂漠地帯ですが、雨は1月に40mmも降ります。写真は、「エデンの園」と呼ばれる水のたまったところで渓谷中腹にあります(遊泳禁止)。砂漠や崖を登っていた筆者一行の前に森や動物たちを支える川が突如姿を現し、オアシスを感じられました。

※砂漠地方でも目が降ると小川が出没するそうです。とはいえ、湧き水ではないのでいずれかは干乾びるようです。

この後、南の壁に向かって歩き、峡谷の下まで降りました。

予約不要の無料キャンプ場で宿泊できる!?

2泊目無料キャンプ場

2泊目無料キャンプ場

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国立公園には無料キャンプ場がたくさんあります。ツアー参加に関係なく使用することができ、BBQスペース、シャワー、トイレ、寝袋などが置いてあり先に使っている人がいなければ、使うことができるルールで予約する必要はありません。
実際、2泊異なる場所に宿泊して比較的綺麗と感じましたが、シャンプーやせっけん類、食料などは置いていないので注意してください。

意外なことに、国立公園内ではあるものの、フリーキャンプ場に限って焚火が可能なので、途中薪を拾ってシャワーの湯を温めたり、キャンプファイヤーをしました。
テントには電気はありませんが、一部テントには、ツインのパンクベットが置いてあり、枕と毛布はありました。

※そのほかに2つタイプがあり、そちらの施設は有料などでご注意ください。
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オーストラリアの人の暮らしは、都市部とは少し違っていてキャンプトレーラーで暮らす人々を多く見かけます。ツアーに参加しない場合は、レンタカーが必須ですが夜のドライブには注意が必要です。
ある夫婦に話を聞くとバッファローや野犬などに出くわし、一本道で怖い思いをされたそうです。
オーストラリアではどんなに小さな街の公園にもあると言っては過言ではないくらい無料で誰でも使える電気式BBQマシーンがあります。
また、ほとんどの町に無料キャンプ場や有料キャラバンパークと呼ばれるオートキャンプ場があり、野宿できるスペースがあります。ないところもあるので、覚悟して準備していきましょう。

流れ星を見ながらキャンプファイヤーで過ごす夜

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広大な国立公園は、空を遮る光がなく、星がとてもきれいに見えます。
上の写真は、実際に撮影した寝袋からの景色です。子供の時に憧れていた天の川や流れ星もくっきり見え、このような幻想的な景色も内陸ならではの魅力です。
国立公園で薪調達

国立公園で薪調達

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薪等の調達は国立公園ですが勝手に拾ってもいいとのこと(認定ガイドより)。
ということで、他の参加者と一緒に夕食用の薪を調達しました。材料は街で調達!
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このエリアでは、年間を通して日中は平均約25度くらいと半袖短パン姿でも過ごせますが、夜になるにつれて気温が下がってくるのでダウンやヒートテックなど寒さ対策が必要です。私はヒートテックとフリースの上にダウンを着て就寝しました。

参加したエコツアーは、夕食準備も料理もみんなで協力する感じだったので、この日は、巨大なオーストラリア産の豚肉を煮詰めながらパスタを作り心も体もハッピーな気分でした。

他にもあるオーストラリア内陸の魅力

①自然地形のすばらしさを体感できる

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砂漠地帯には水が存在しないと思っていましたが、例えば木に耳を当てると水が通っている音が聞こえたり、川や湖も存在し、馬や野良犬やカンガルーなども運が良ければ見かけることができます。
このソルトレイクももともと湖だったのが干乾びて「塩」だけになったものです。アリススプリングス空港に行く道中で飛行機内から白や赤などの地形に首をかしげていましたが、何千年前は海の中に存在していたのでその実態がかえりみえました。

②レアな動物たちに遭遇できるかも!?

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このレアなトカゲは、モロクトカゲ(Thorny devil lizard)といい、もっぱら蟻を食べ砂漠に生息しています。不思議な模様は、気温によって変化し保護色です。道端で認定ガイドさんが運転中に見つけました。
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私はその他に野生馬、ショウキバト、エミューを見ることはできましたが、運が良ければ砂漠のカンガルー(アカカンガルー)にも会えるそうです。

③イギリスの影響を受けた「ミートパイ」・ラクダバージョン

名物のカーメルパイ

名物のカーメルパイ

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オーストラリアは、イギリスに影響を受けている国。現地のオーストラリア人もアメリカ英語はあまりわからないそうです。標識も言語も全部イギリス英語なので独特な感じがしました。

カーメル(Carmel)はラクダのことで、よく食用として食べるそうです。
イギリス料理はあまり美味しくないと有名ですが、オーストラリアというわけか、価格は6AUD(JPY約580円)で臭みもなく豚肉のような味で意外と美味しかったです。ぜひ試してみてください!

④制限速度が特にない道路ではバスも100㎞オーバーで走る

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舗装された道もありますが、中には舗装されていない道もありました。
標識がない限り制限速度はなく、私たちの4WDのミニバスも100㎞オーバー越えでスリル満点でした。永遠にこのような情景が数時間続きました。

もし、砂漠で迷子になったら?水を探す方法は?

認定ガイドの情報では、砂漠地帯で迷子になった時に水を探す方法を教えて頂きました。
下のような白っぽい木を見つけ、幹に耳を当てると水が通っている音がします(実際本当にしました)。根下を掘っていくとすぐに地下水にたどり着くことができ、水を確保することができるとのことです。

※本当に砂漠で迷子になったら試してみてください。
砂漠で水に困ったら木に耳を当てよう

砂漠で水に困ったら木に耳を当てよう

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オーストラリアではステーションと呼ぶ

オーストラリアではステーションと呼ぶ

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現地では、よく車にキャンピングトレーラーを連結するのを見かけました。キャンピングトレーラーで暮らすのも彼らの生活スタイルの流行り。
カタジュッタ国立公園まではバスで約5時間。途中、日本で言うガスステーションがところどころにあり、名物のカーメルパイを頂きました。

持ち物と装備

実際登ってみて、必要だったもの、準備したけど不要だったものをご紹介します。
・虫よけネット・保湿成分が入っていない日焼け止めクリーム
砂漠地方では、シーズン関わらず蚊対策が必須です。私はGWに訪れ季節が真逆なオーストラリアは秋なので油断していましたが、蚊は相変わらず凄く、体力を消耗しました。
100円ショップで蚊よけネットは簡単に入手できるので、持っていくことを強くおすすめします。現地でも手に入りますが1200円ほどします。
また、日焼け止めクリームが無臭無香でも保湿成分を含むものを使用したら蚊が顔面に集った為、製品事項を注意しながら、用意してください。

・マイボトル
ハイキングコースは、一周するのに平均3時間~4時間かかります。簡単なコースも1、2時間かかるので1.5L~2Lのペットボトルは必須です。
キングス・キャニオン入口には無料給水所があるのでエコボトルさえ用意しとけば安心です。
また、ハイキング中にも無料給水場があったので途中でのどが渇いても安心です。エアーズロックは見た限りは実際に見つけられませんでした。

・ハイキングシューズ
靴はハイキングシューズをおすすめします。私はコロンビアのハイエンドモデルではない入門モデルの登山靴を履いていきました。
スニーカーで登っている人も見かけましたが、手すりがない崖際を登るため滑りやすいです。

真のオーストラリアの魅力は内陸にある!

いかがでしたか。
円安で海外旅行は憧れ、、、、という方でも郊外の旅だと旅行代金が抑えられ、意外にも物価は2024年5月では、東京と同じくらいに感じられました。

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