福井県丸岡の高校生と行く「新たな修学旅行」！知られざる福井旅

丸岡町にある「エイトリボン」は、国内最大のシャトル織機（旧式）を使った、ジャガードリボン工場です。ジャガードリボン（別名チロルリボン）は、機織りによってつくられる繊細なリボンで、柄もかわいいものからゴージャスなもの、シンプルなものまで様々であり、そのすべてに温かみを感じられます。

工場の中に入ると、おしゃれな内装が広がっていて、その大部分に、かつて工場で使われていた部品が材料として使われているとのことでした。ここから、サステナブルな取り組みを垣間見ることができました。
レトロな内装の工場で見た、リボンができる様子は圧巻でした！
また、工場のそばにはリボンズカフェという、小さな赤い小屋が建っていました。中では、ケーキなどのお菓子を楽しんだり、工場で作られたリボンや、アクセサリーなどを買うことができます。

工場長の松川さんにお話を伺うと、「ただのリボン工場だと人に来てもらうことはできない。ここで美味しい、映えるスイーツを提供することによって、リボンや工場に興味がなかった人にも来てもらえるし、興味を持ってもらえる」と話してくださいました。
レトロな工場、美味しいお菓子、そして素敵なリボン。きっとあなたに刺さる何かをここで見つけられるはず！
一度行ってみてはいかがでしょうか。

【所在地】
福井県坂井市丸岡町堀水１３−８
【営業時間】
9:00-17:30
【定休日】
土曜日/日曜日
【アクセス】
北陸自動車道「丸岡IC」から車で約１０分
福井市中心部から国道８号線経由　車で約３０分

福井では土地柄からえごまが取れやすく、貴重な油の産地であり、精進料理をともなう仏教の信仰を行っている人が沢山いました。
そんな精進料理とともに伝わった木綿豆腐を当時貴重であった油で揚げた厚揚げは当時最高のおもてなしとして、福井に根付いたそうです。
その歴史もあり2017年から2019年の総務省家計調査のデータによると、福井県福井市の油揚げ消費量は日本一に輝いたそうです。

私たちは、大正14年から続く老舗の油揚げ屋の「谷口屋」へ行ってきました！
谷口屋の名物商品は言うまでもなく、”竹田の油揚げ”です。この油揚げは外はカリカリ、中はジュワッと油が染み出し、まるでハンバーグのような旨味が魅力的でした。
ここにさらに無添加の谷口屋厳選のポン酢をかけた大根おろしや、油揚げ専用のお塩や醤油を付けると、さっぱりとした味わいへと変化！大きな油揚げもぺろりと頂けてしまいます。

【所在地】
福井県坂井市丸岡町上竹田37-26-1
【営業時間】
10:30〜15:00(L.O.15:00)
【定休日】
火曜日（臨時休業あり）
【アクセス】
北陸自動車道
丸岡インターから　12km　20分
福井北インターから　15km　25分
一般道
福井駅から　21km　35分
芦原温泉駅から　 15km　25分
永平寺口駅から　10km　15分
丸岡城から　11km　18分
永平寺から　17km　30分

丸岡城は、織田信長の命によって柴田勝家が建立した北陸唯一の天守閣です。
春になると満開の桜がとても美しく、別名「霞ヶ城」とも呼ばれています。野面積みの石垣には、越前青石とも呼ばれる石が多用されており、雨が降ると青色に美しく変色するといわれているそうです。
また城の上部には、立派な鬼瓦があります！ぜひ城内を見学する前に頭上を見上げて探してみてはいかがでしょうか。

表題にもあるように、城内に入ってまず驚くのは、ほぼ直角にも見える階段です。一つ目の階段が65度、二つ目の階段は67度もあるといいます。これは城に入ってくる敵が登ってくるのを防ぐための設計なのだとか！？
一階部分には、城周辺の模型図や、日本各地の名城の写真などが設置されていて、敵に石を投げるために設置された「石落とし」も設置されており、そこから丸岡の町並みを一望できます。
模型図の中には、くのいちや武士などの人形が隠れています。ぜひ探して楽しんでみてください。

現在は観光客が登りやすいようにロープが設置されているため、ゆっくり登れば安心ですが、もし階段の上り下りが心配でも一階部分で十分に楽しめます。

【所在地】
福井県坂井市丸岡町霞町1-59
【営業時間】
8：30～17：00
【定休日】
年中無休
【アクセス】
福井駅からお越しの方
バス（京福バス）をご利用の場合（所要時間約60分）
[福井駅]～（バス停へ移動）→[バス乗車]→[丸岡城]
丸岡駅をご利用の場合（所要時間約30分）
[福井駅]～（ハピラインに乗り換え）→[丸岡駅]～（駅そばのバス停）→[丸岡城]
福井駅からタクシーをご利用の場合（所要時間約30分）
[福井駅]→[タクシー乗車]→[丸岡城]

芦原温泉駅からお越しの方
バス（京福バス）をご利用の場合（所要時間約20分）
[芦原温泉駅] ～（バス停移動） → [バス乗車]→[丸岡城]

丸岡城を見学した後、すぐ近くにある一筆啓上の館を訪ねました。一筆啓上とは、本多作左衛門重次（徳川家康の功臣）が陣中から妻にあてた、簡潔、明瞭且つ思いの伝わる手紙、「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」を由来としています。
館内には、心温まるものから、泣けるもの、くすっと笑えるものなど、過去に入選した様々な人のバックグラウンドを覗き見ることのできる短い手紙がたくさん展示されていました。

もちろんそれらを見るだけでも楽しいのですが、今回は、自分の大切な人に短い手紙を送る体験をしてみました！！
少ない文字数に大切な人への想いをのせる作業は想像以上に大変で、その人への想いの深さを再認識することができます。

一筆啓上手紙の館では、毎年40文字の手紙コンテストが行われます。ぜひ福井に足を運び、大切な人と心と心で想いを分かち合い、日々の大切さと向き合ってみてはどうでしょうか。

【所在地】
福井県坂井市丸岡町霞町3-10-1
【営業時間】
9:00～17:00(入館は16:30まで)
【定休日】
年末年始(12月29日から1月3日)
展示替えのため特別休館あり
【アクセス】
車：
北陸自動車道 丸岡ICから5分
電車・バス：
金沢長野方面から　JR芦原温泉駅利用 京福バス「芦原丸岡永平寺線」で約20分
京都大阪名古屋方面から　JR福井駅利用 京福バス「大和田丸岡線」で約60分
「丸岡城」バス停下車し徒歩すぐ

今回のツアーの夕食ではホテルフジタのご協力のもと、福井商業高校さんとのオリジナル企画である「福井の伝統料理の紹介」や「お米の食べ比べクイズ」が行われ、会場は大いに盛り上がりました！
（※今回の研修旅行でのオリジナル企画のため、通常は行われていません）

イベント終了後は通常のバイキングの食事に移ったのですが、これまた美味しい！！
ホテルフジタの1番の魅力は何といってもその食事にあります。
いちほまれ、こしひかり、きらぼしの三種のお米は選び放題！和食も洋食も両方楽しめるビュッフェに、みな舌鼓を打ちました。
（※時期によってお米の種類は変わる場合がございます。）
2日目の朝に頂いた朝食バイキングはとても評判です。人気のローストビーフ丼は、肉が柔らかくとても美味しかったです。種類が豊富なパンや、福井ならではの蟹雑炊など、1日では楽しみつくせないほど豪華なお食事を頂きました。
お食事を最大限に楽しみたい方はぜひ連泊していただきたいです笑

【所在地】
福井県福井市大手３丁目１２−２０
【アクセス】
ＪＲ福井駅から徒歩8分

旅の締めくくりに、仲良くなった丸岡高校の生徒たちと一緒にそば粉を原料としたクッキー、「そばっキー」づくりを体験しました。
原料にはそば粉、ベイキングパウダー、バター、卵黄、砂糖のみを使った、グルテンフリーのヘルシーなクッキーになっています。

それぞれ好きな形に型抜きし、一筆啓上の館で書いた手紙と、エイトリボンで買ったお気に入りのリボンを添えて、大切な人へのプレゼントにしました。
ちなみに、記者が一番気に入ったのは、福井ならではの福井名物あの恐竜の形をした型抜きです。
丸岡高校の調理室はこの日、甘いクッキーの香りと、2日間を通して育んだ友情が織りなす優しい空気に包まれたと同時に「Beingな旅行とは何か」について感じられた瞬間でした。

冬は寒くとも今日本で一番HOTな北陸（Hotriku)を、Beingな旅行で楽しみつくしませんか？このBeingな観光では、普段滅多にできないアクティビティや、地元の皆さんとの交流など、今までの観光では経験できないような体験が沢山でき、最高の思い出になるでしょう。
地元の皆さんの優しさ、絶品料理や絶景が楽しめるお城など、まだまだ知らない福井の魅力がたっぷり詰まった旅行をぜひ体験してみてはいかがでしょうか！