【イタリアお役立ちガイド】渡航準備や現在情報をご紹介!

イタリア旅行が決定したら、なるべく早くに取り掛かりたい渡航準備。気になる出入国関係や、現地の情報を詳しくご紹介いたします!

2025年12月16日 更新 8,281 view Clip追加

※情報は記事公開時点のものです。営業時間や休業日など掲載情報から変更になる可能性があるため、お出かけの際は事前に公式HPなどでご確認ください。

目次

イタリア旅行に必要な準備、手続き

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イタリア旅行時に必要な準備・書類などをご紹介します。(2025年12月時点)
ご旅行に際し、必ず最新情報を外務省海外安全ホームページ、在イタリア日本国大使館、航空会社等でご確認ください。

【日本出発→イタリア入国時に必要な準備】

①有効なパスポートの取得

パスポート残存有効期間:シェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上必要
(イタリア含むシェンゲン協定加盟国から出国する日より90日以上のパスポート残存期間が必要です。)
※180日間で90日以内の観光は査証不要です。

※シェンゲン協定って何?
シェンゲン協定においては、協定に参加する国々の間での国境審査が廃止されており、航空便の乗り継ぎ地を含め、最初の訪問地にて入国審査が行われます。
最初の訪問地での入国審査以降、シェンゲン協定域内では国境審査はございませんが、公的な身分証明書となるパスポートは常に携帯されることをお勧めします。

②ETIAS(電子渡航情報認証システム)の取得(2026年第4四半期開始予定 ※2025年12月現在)

ETIAS(エティアス)は、2026年の第4四半期から導入予定の「電子渡航情報認証システム」です。短期の観光・商用目的や乗り継ぎなどで、イタリアを含むシェンゲン協定加盟国へ無査証で渡航・入国される方は、事前の取得が必要となります。現時点では2026年第4四半期からの導入を予定していますが、詳しい日程は発表されておりません。ご出発の前には最新情報をご確認ください。
90日以内の観光の場合はビザ不要です。

【イタリア発→日本入国時に必要な書類】

「Visit Japan Web(VJW)」の登録

「入国審査」、「税関申告」手続きの簡素化のため、「Visit Japan Web」の登録が推奨されています。
こちらは義務ではないため、税関に備え付けの「携帯品・別送品申告書」の記載でも手続きが可能です。

時差・飛行時間

【時差】

イタリアと日本の時差は8時間。
日本時間からマイナス8時間がイタリア時間になります。
ただし、サマータイム適用期間は時差が7時間になります。

※例
サマータイム期間:イタリアが午前8時の時、日本は午後15時。
サマータイム期間外:イタリアが午前8時の時、日本は午後16時。

※サマータイムって何?
サマータイムとは日本語で「夏時間」の事です。欧米諸国で導入されており、1年の内、日の出が早まる3月~11月頃に、時計の針を1時間進めることで太陽の出ている時間を有効活用することを言います。

【飛行時間】

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東京-イタリア間の距離は、直線距離で約9,700kmで、飛行時間にすると直行便で往路約15時間、復路約12時間です。

気候・服装

イタリアは過ごしやすい地中海性気候で、日本とおなじように四季がはっきりしています。
気温も東京と似ていますが、最低気温に関しては東京よりも少し低い傾向にあり、朝晩は肌寒さを感じることもあります。
四季はあっても日本のように梅雨がなく湿度も低いです。
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【春(3・4・5月)】

この時期まだ天気は不安定で、日が出て暖かい日もあれば冷える日もあります。
暖かい日はジャケットで大丈夫ですが、コートや防寒具がまだまだ必要な時もあります。
石畳の街では足下が冷えますので、厚手の靴下や暖かい靴を履いた方が良いでしょう。
5月頃には25℃を超える暑い日もでてきます。日中は日差しも強いのでサングラスがあると便利です。
ただし、朝晩は冷え込むのでジャケットや上着を用意しておきましょう。
また、この頃から雨量が減り始め乾燥した日が続くため、普段使っているハンドクリームなどの保湿剤を持って行くと安心です。

【夏(6・7・8月)】

イタリアには、日本のような梅雨はありません。むしろ比較的雨の少ない乾季にあたります。
日中は乾燥して暑く、7~8月頃には日光が肌に突き刺さるほどになります。日焼けに注意し、
帽子やサングラスなどを活用しましょう。
朝晩は15~20℃程度まで下がるので日によっては肌寒く感じる日もあるでしょう。
着脱しやすく、通気性の良い上着があると重宝します。高級レストランなどで食事をする際にも活躍します。

【秋(9・10・11月)】

9月頃までは日中はまだまだ30℃前後の暑い日が続きますが、朝晩は気温が下がります。
夕方以降も活動する場合や雨で冷え込む日に備え、長袖で厚手の上着を用意した方が良いです。
秋も後半(11月頃)に入ってくると、雨季に突入し雨の日が続くこともあります。
雨が降ると一気に冷えるので、セーターやウールのジャケット、コートを準備しましょう。レインコートもあるといいですね。
この頃は南北で気温の差が大きくなり、南のローマでは最高気温16℃に上る日もあれば、北のミラノでは最高気温10℃程度までしか上がらない事もあります。
イタリアを周遊して旅行される方は、その土地の気候にあった服装を準備しておくと安心です。

【冬(12・1・2月)】

12月頃はローマなど南の地域でお天気の日であれば、ぽかぽかと陽気の日もあります。
一方ミラノなど北の方では日中でも厚手のコート、マフラー、帽子、手袋、カイロなど防寒具が必須で真冬の東京と同じような気候です。
1~2月は1年で最も寒い時期です。風も強いので日中、日が出ている時間の観光でも冷えるので万全の防寒対策を!
この時期は、イタリア北部では雪が降ることもありますが、南部では雪ではなく雨になります。

通貨・ショッピング事情

【通貨】

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イタリアの通貨はユーロ(€)とセント(¢)です。
€1=100¢です。

紙幣は€500、€200、€100、€50、€20、€10、€5
硬貨は€2、€1、50¢、20¢、10¢、5¢、2¢、1¢

【チップ】

ホテルやレストランでは料金にサービス料が含まれていることが多く、その場合は不要です。
ただし気持ちの良いサービスを受けたら心付けとしてチップを渡すとよいです。

※チップ目安※
●ポーターに荷物を運んでもらった際・・・スーツケース1つに付き€1
●タクシー・・・端数を切り上げ
●ベッドメイキング・・・€1
●レストラン
 ・・・伝票にサービス料(Servizio Incluso 15%等)の記載がある場合がほとんどで、請求金額に含まれています。
クレジットカードで支払う場合のチップは?

最近は現金ではなくクレジットカードで支払う場合も多いですよね。
その場合は、伝票の合計欄上にある「チップ欄」にチップ金額と、合計金額を自分で書けばOK!

※金額の書き方として、€〇〇.00というように、「.00」を忘れないように注意してください。
(例えば、合計金額€50の場合は、€50.00)
単に「50」と書いてしまうと、「50セント」という事になってしまいます。

【クレジットカード】

VISA(ビザ)・Mastercard(マスターカード)といった国際ブランドのクレジットカードはほとんどのホテル、レストラン、スーパーマーケットで利用可能です。
また国際キャッシュカードであれば、いざという時に現地の通貨での引き出しもできるので持参しておくと便利です。

祝祭日

イタリアはキリスト教に関する祝祭日が多くあります。
年によって日にちが変わる祝日や、都市の守護聖人の祝日もあります。
祝祭日はお店や美術館等がクローズしている場合もありますので、ご注意ください。
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【イタリアの祝祭日】

★ 年によって日にちが変わる祝日
* [各都市の守護聖人の祝日]

※祝日は国民の休日、祭日は宗教的イベントであり休日に制定されていない日です。
ここでは、祝日のみご案内します。

1月1日 元旦
1月6日 主顕節
3月下旬から4月中のいずれかの日曜日 ★復活祭
3月下旬から4月中のいずれかの月曜日 ★イースターマンデー(復活祭の翌日)
4月25日 解放記念日、*[ヴェネツィア]
5月1日 メーデー
6月2日 共和国記念日
6月24日 *[フィレンツェ、ジェノヴァ、トリノ] 
6月29日 *[ローマ] 
7月15 *[パレルモ]
8月15日 聖母被昇天祭
9月19日 *[ナポリ]
10月4日 *[ボローニャ]
11月1日 諸聖者の日
12月7日 *[ミラノ]
12月8日 聖母受胎祭
12月25日 クリスマス
12月26日 聖ステファノの日

公用語

イタリアの公用語は「イタリア語」です。
主な観光地(ローマ、フィレンツェ、ナポリ、ベネチア、ミラノなど)では英語も多く使用されています。
レストランでは英語のメニューが用意されていることも多いですし、日本語メニューのあるレストランもあります。
イタリアは観光大国ですので、英語が分かれば不便に感じることはないでしょう。
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【知っていると便利なイタリア語】

*挨拶*
Buon giorno(ボンジョルノ):おはよう、こんにちは
Ciao!(チャオ):やあ/バイバイ
Arrivederci(アリヴェデールチ)/ArrivederLa (アリヴェデールラ):さようなら
Grazie!(グラッツィエ):ありがとう
Per favore(ペルファヴォーレ):お願いします

*旅行中によく使う表現*
Non capisco(ノン カピースコ):わかりません
Dove il gabinetto?(ドーヴェ イル ガビネット):お手洗いはどこですか?
Quanto costa?(クワント コスタ?):いくらですか?
Non capisco l’italiano(ノン カピースコ リタリアーノ):イタリア語はわかりません
Buono!(ボーノ):美味しい
fantastico (ファンタスティコ):=素晴らしい、素敵

*数字*
uno(ウノ):1
due(ドゥエ):2
tre(トレ):3
quattro(クァットロ):4
cinque(チンクエ):5
sei(セイ):6
sette(セッテ):7
otto(オット):8
nove(ノーヴェ):9
dieci(ディエチ):10

電源プラグ・電圧

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【電源プラグ】

イタリアの電源プラグは、丸型のCタイプです。
日本はAタイプで、形状が異なるので「変換プラグ」が必要です。

【電圧】

イタリアの電圧は200Vで、日本は100Vです。

日本の電気製品(携帯充電器、デジタルカメラ充電器、ヘアアイロン、Wi-Fiルーター、モバイルバッテリーなど)を使いたい場合、
バッテリーの裏側に書いてある使用可能電圧を確認しましょう。

100V〜200Vといったように、200Vまで対応していれば、直接コンセントに差し込んで大丈夫です。
逆に200Vに対応していなければ、変圧器が必要となります。

Wi-Fi

イタリアのカフェやホテルなどでも、フリーWi-Fiを提供しているお店が増えつつあります。
アクセスにパスワードが必要なら、店員に尋ねてみましょう。テーブルにパスワードを書いた紙を置いているお店もあります。

ただしイタリアの携帯電話で登録が必要であったり、時間制限や通信料制限などもあったり、不便なケースも多いです。
確実にWi-Fiを利用されたい方は、事前に海外用Wi-Fiルーターをレンタルしていくことをお勧めします。

【Wi-Fi利用時の注意点】

●Wi-Fiの表示があっても、速度が遅かったり接続できない場合もあります。仮に有料だとしてもありえます。

●フリーWi-Fiスポットでは、セキュリティに注意しましょう。Wi-Fi利用時は手荷物から目を離さない、スマホ夢中になりすぎないように注意が必要です。スリに狙われやすくなります。

水事情

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イタリアの水道水はミネラルを多く含む硬水です。(日本は軟水)
そのまま飲んでも衛生上問題ありませんが、口当たりが重く苦みを感じるので、イタリアに住む人もミネラルウォーターを飲む人が多いです。
また硬水はお腹がゆるくなるので体調が不安な人は避けた方が良いでしょう。

レストランやバールではミネラルウォーター(有料)を注文するのが普通です。
Gassata(炭酸入り)とNaturale(炭酸無し)があるのでご注意ください。
500mlですとスーパーで€0.3~1、バールで€0.50~2、観光地では€1~2程度で販売されています。

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