行ったら絶対食べてほしい！愛知県のおすすめグルメ15選

愛知県、名古屋のご当地グルメと聞いて誰もが思いつくのが、ひつまぶし。うなぎの蒲焼きをご飯の上に載せた料理ですが、全国で親しまれているうな丼・うな重とは、食べ方の点で大きく異なります。
ひつまぶしの楽しみ方は、ネギやわさび、きざみのりなど、一緒に出される薬味とのハーモニー。最初はそのまま、次に薬味を乗せて、さらにその次はおだしやお茶をかけて食べるというのはひつまぶしの作法です。
うなぎの蒲焼きが美味しいことはもちろん、他の料理にはない組み合わせを楽しむのが醍醐味です。

400年以上も歴史のある愛知のソールフード「きしめん」。厚さ1mm、幅7から8mmほどの平たいうどんです。
ムロアジと宗田カツオなどからダシをとり、たまり醤油で味付けるのが一般的です。
現在では、ムロアジやたまりでつくるつゆに加え、だし汁と醤油でつくられることも多くなりました。
また、「カレーきしめん」や餅を入れる「力きしめん」、「カルボナーラきしめん」など、アレンジのバリエーションも豊富です。
温かい「きしめん」に加え、麺もつゆも冷たくした「冷たいつゆをかけたきしめん=きしころ」も、食欲が低下する夏に人気です

名古屋めしの代表格と言えば「手羽先」。
作り方の特徴は「2度揚げ」にあり、最初は低温でじっくり揚げ、次に高温でさっと揚げるため、外はパリっと香ばしく中はふっくらジューシー。甘辛いタレとコショー、ごまをかけたら完成です。
手に取って豪快にバリバリと食べる「手羽先」は、一度食べ始めたら止まらない恐ろしい魔力を持っていて、ビールをはじめとした色々なお酒にとにかく相性も抜群！
濃い味付けでお酒がすすみ、名古屋ではすっかり酒の席の定番メニューです。

てんむすとは、海老の天ぷらを具にしたおにぎりのこと。もともとは、三重県の津市で生まれた料理ですが、現在では名古屋のご当地グルメとして知られていて、その知名度は全国区になっています。
海老の天ぷらがおにぎりから大きく飛び出た可愛らしい見た目が特徴。冷めても味が落ちにくいことから、お弁当などで全国的に味わえますが、やはりサクッとした食感が楽しめる出来たてアツアツのものは極上です。

名古屋と言えば赤味噌、そして味噌カツと言えば矢場とん。
サラサラとした味噌ダレをお客さんの前でたっぷりかけるサービスが人気です！
1年半熟成した豆味噌と豚のスジでとったダシを加え、創業当時から変わらない味です。

愛知県、とくに名古屋の人にとってのソウルフードと言えるほど、生活に浸透しているのが、名古屋のご当地グルメのあんかけスパゲティです。牛肉や野菜をじっくり煮込んで作ったとろみのあるソースが特徴です。
また、麺はソースがしっかり絡むように太めのものが使われていて、ボリューム満点。甘めのソースとコショウが利いたベースの味は一緒ですが、その上に卵焼きやハンバーグ、ハムカツといった洋食屋さんで食べられるようなトッピングを乗せて楽しむのが、あんかけスパの楽しみ方です。

愛知県の喫茶店で一般的に提供されている、モーニングの定番メニュー「小倉トースト。小倉とは、小豆を使って作られるあんこのこと。小倉トーストは、名前の通り、トーストに小倉あんが乗った一品です。
厚めのトーストにバターを塗って、その上に小倉あんを乗せるのがオーソドックスですが、あんこをサンドイッチにしたものや、サンドした後でパンを揚げるものなど、店ごとのオリジナル商品もあります。

味噌煮込みうどんは土鍋でグツグツと煮込んでも崩れないよう、かなり固めの麺を使っているのが特徴です。
味噌は、愛知県の岡崎地方で作られる八丁味噌を使うのが定番。とても濃い色と、濃厚なコクに酸味や苦味が絶妙に加わった独特の味が特徴です。お店によっては、名古屋の地鶏である名古屋コーチンを乗せた商品を提供しているところもあります。

辛い料理が好きな人におすすめしたい愛知県のご当地グルメが台湾ラーメンです。愛知県を含む、中京地方の中華料理・台湾料理屋さんで提供されるメニューで、トウガラシの辛さと、その他の具材によるコクがクセになる一品です。
基本的にスープは醤油ベースのものが多く、具はひき肉・ニラ・モヤシなどが定番。かなり辛い味付けなので、夏に食べると汗が出てスッキリ、冬に食べると体がぽっかぽか！辛さが苦手な人のために、辛さを抑えたメニューを用意している店もあります。

「土手煮」は、牛すじや豚のモツを、味噌やみりんで煮込んだ庶民の味。ご飯やお酒によく合い、「どて」とも呼ばれています。
家庭や居酒屋で愛される名古屋を代表する料理のひとつで、味つけの決め手はなんといっても八丁味噌。臭みのある臓物を甘い味噌で煮込むことで、くせがなくなり旨みが増します。
とろけるほどやわらかくじっくりと煮込み、きざみねぎと七味唐辛子をかけて食べます。
どて煮をご飯にかけたものを「どて飯」と呼び、これもまた名古屋名物です。

「名古屋コーチン」は、日本を代表する愛知県特産の地鶏で、比内地鶏、薩摩地鶏と並んで日本3大地鶏に数えられます。身が締まって弾力があるのが特徴で、卵は色が濃く味も濃厚です。
水炊きなどの鍋料理や焼き鳥、刺身など様々な調理法で味わえます。名古屋名物の手羽先の唐揚げにも使われていることも多いです。
また、愛知県の尾張地方では「ひきずり鍋」と呼ばれる甘めの醤油ダレで煮込んだ、すき焼きのようなような料理で味わうことが一般的です。

もともと「エビフライ」は愛知県名物というわけではなく、大物タレントが「ナゴヤ人はエビフリャーばっか食べとる」と言ったことがきっかけだそう。
ただ、愛知県には特産品の「海老煎餅」やエビを使った「てんむす」などもあり、もとからエビ料理が好まれる土地柄ではありました。
カツサンドならぬエビフライサンドや、35センチもあるジャンボエビフライで有名なお店、食べ放題があったりと、様々な海老フライが堪能できます。

愛知の朝ごはんと言えば「モーニング」。満足してもらいたいという、おもてなしの精神から始まったサービスと言われています。
コーヒーなどの飲み物を注文すると、トーストや玉子料理など、あれこれ付いてくる「モーニングサービス」は、もはや名物で、トーストに小倉あんをトッピングできたり、うどんや茶わん蒸しが付いてきたり、パンが食べ放題のバイキング形式になっているお店など、多種多様の進化を遂げています。

カレーうどんと言えばカレーのルーを出汁でのばしうどんを入れて食べますが、豊橋カレーうどんはうどんの下に隠れたとろろご飯！
「豊橋カレーうどん」が提供できるのは、豊橋麺類組合の「チーム華麗」という組織に加入した上で認定された店舗のみ。
そして「豊橋カレーうどん」には5箇条が！
1.自家製麺を使用する
2.器の底から、ごはん・とろろ・カレーうどんの順に入れる
3.豊橋産ウズラ卵を使用する
4.福神漬け又は壺漬け・紅しょうがを添える
5.愛情をもって作る
残りがちなカレーのルーを最後まで食べる“ひと工夫”に愛情が感じられる話題のご当地グルメです。

いなり寿司のいなりの語源は、豊川稲荷をはじめとする「稲荷」であることから、豊川稲荷の豊川市がいなり寿司の発祥の地だという説が有力です。
豊川市内に多くのいなり寿司店があり、葉ワサビ漬けが載っているの「わさびいなり」や、「大葉天ぷらいなり」・「レインボーいなり」などユニークなものも食べることができます。
町おこしのボランティア会として結成された「いなり寿司で豊川市をもりあげ隊」は、毎月17日を「いいな、豊川いなり寿司の日」と定めたり、毎年「豊川いなり寿司フェスタ」を開催するなど、「豊川いなり寿司」で豊川市を盛り上げています。