行くなら押さえておきたい！「かみのやま温泉」おすすめ観光スポット

「かみのやま温泉」は会津の東山、庄内の湯野浜と並んで「奥羽三楽郷」と呼ばれる温泉地。長禄2年（1458）肥前の国（現在の佐賀県）の僧・月秀が旅の途中、沼地に沸く湯に一羽の鶴が脛を浸し、傷が癒えて飛び去る姿を見かけたのが始まりと言われています。
神経痛、創傷、皮膚病など、さまざまな効能があるといわれており、保温、保湿効果の高い、健康・美肌の湯でもあります。
かみのやま温泉を有する上山市は、江戸時代、上山城の城下町として、さらに羽州（うしゅう）街道の宿場町として栄えました。街中には当時の面影を残す武家屋敷や古民家が立ち並び、見どころは盛りだくさんです。城下町・宿場町・温泉町という3つの顔を兼ね揃えた全国的にも珍しい街です。また、春は上山城との桜のパノラマビューが見ものです。

「花咲山展望台」は、かみのやま温泉を訪れた際には必ず訪れてほしい観光スポット。山頂からは市街地や蔵王連峰を広々と見渡すことができ、光り輝く美しい夜景が魅力です。
「恋人の聖地」にも認定されており、この場所で告白やプロポーズをすると深い愛で結ばれるという伝説があります。展望台には幸せの鐘やハートの石があり、ロマンチックな雰囲気です。
恋人とのデートにはもちろん、女性グループにもおすすめです。

【所在地】
山形県上山市河崎葉山9-30

【アクセス情報】
・電車
JR奥羽本線かみのやま温泉駅　タクシー約10分

かつて城下町として栄えたかみのやま温泉には、「武家屋敷」があります。
森本家・三輪家・山田家・旧曽我部家の4軒が現存しており、全て市の有形文化財に指定されています。改築が少なくほぼ当時の状態が保たれているため、一見の価値ありです！
武家中門造りという建築様式で、玄関と通用口が別々になっているのが特徴。かやぶき屋根や鉤型の曲屋が、歴史情緒あふれる雰囲気を放っています。
旧曽我部家は屋内だけでなく庭園も見学できます。

【所在地】
山形県上山市鶴脛町1丁目付近

【営業時間】
24時間

【定休日】
水曜日、年末年始

【アクセス情報】
・電車
JR奥羽本線かみのやま温泉駅　徒歩約15分

かみのやま温泉で食べたいグルメの一つが、山形名物の蕎麦。街の中心に位置する「蕎麦処 一休」は、石臼で自家製粉した喉ごしの良い手打ち蕎麦が自慢の人気専門店です。
そば粉をはじめ全ての食材にこだわっており、素材本来の味を生かしたメニューがずらりと並びます。どれも風味豊かで舌鼓を打つこと間違いなし！その中でも特に人気なのが、三種類の薬味で味を変えながらいただく一休名物の「三味蕎麦」です。

【所在地】
山形県上山市鶴脛町2-12-5

【営業時間】
11:00～14:00（売り切れ時閉店）

【定休日】
月・木・金曜日

【アクセス情報】
・電車
JR奥羽本線かみのやま温泉駅　タクシー約5分

利久ゆべしとは、分厚い羽二重餅に胡桃がたっぷりと練り込まれた和菓子のことで、甘すぎず上品な味わいなので老若男女問わず喜ばれるお土産です。
利久堂という老舗和菓子店の1番人気商品で、全国菓子大博覧会で受賞した経験も！昔から変わらない製法で、伝統的な味わいを今も引き継いでいます。
また、ゆべしの他にも美味しい和菓子がたくさん取り揃えてあるので、色々と食べ比べてみるのもおすすめです。

【所在地】
山形県上山市新丁7-12

【営業時間】
8:30～18:00

【定休日】
日曜日（GW・お盆除く）

【アクセス情報】
・電車
JR奥羽本線かみのやま温泉駅　タクシー約5分

かみのやま温泉エリアで高評価な宿が「果実の山 あづま屋」。温泉、食事、サービスと多様な楽しみ方を提供してくれる心のこもったおもてなしが人気の理由です。
最上階にある展望大浴場「景四季の湯」からは、上山の山々や市街地を大パノラマで楽しむことができます。敷地内にある庭園では、ライトアップが行われる特別サービスも！
また、健康的な食事も魅力の一つ。朝食は山形県の郷土料理をはじめ、40種類以上が並ぶ人気のブッフェ形式です！

【所在地】
山形県上山市新湯1番23号

【アクセス情報】
・電車
山形新幹線かみのやま温泉駅　徒歩約10分

・車
東北中央道山形、上山IC　約10分
山形自動車道山形、蔵王IC　約30分

かつて宿場町として栄えたかみのやま温泉。温泉街には情緒あふれる雰囲気が漂っており、のんびりと街歩きや足湯巡りを楽しめるのが魅力です。周辺には展望台や武家屋敷など観光スポットも多数点在しており、特に恋人の聖地は女性の方必見です！
山形県屈指のかみのやま温泉を思う存分楽しんでくださいね♪