桁違いの壮大な景色に圧倒される！アメリカの人気世界遺産13選

アリゾナ州の北西部に位置する「グランド・キャニオン国立公園」は、アメリカ合衆国初期の国立公園の一つであり、1979年には世界遺産にも登録されました。深さ1.6km、幅29m、東西の距離約446kmという圧倒的な規模を誇り、世界で最も壮大な峡谷と称されています。

数百万年もの時をかけて削り出されてできたダイナミックな地形が特徴。色鮮やかな12層の地層、岩が重なり合って織り成す様々な影、大自然が作り上げてきた奇跡の絶景には誰もが圧倒されます！

時間帯によって絶景ポイントも異なり、朝日はマーサー・ポイント、夕日はヤバパイ・ポイントから見学するのがおすすめです♪

「ビッグアイランド」の愛称で呼ばれるハワイ島にある、最も有名な景勝地が「ハワイ火山国立公園」。溶岩が新たな大地を生み出すなど、火山活動により風景は絶え間なく変化し続けており、間近で火山を見学できる稀有な場所としてその価値が認められ、1987年に世界遺産に登録されました。

聖なる地として古代より崇拝されてきた歴史を持ち、大自然と人々の信仰が織り成すパワフルなエネルギーが溢れています。火山が創り出した様々な景観をドライブしながら見て回ることができ、地球の息吹を感じるようなダイナミックな光景に圧倒されること間違いなし♪

訪れた人を魅了してやまないハワイ島のパワースポットで、アメリカにある数々の世界遺産の中でもトップクラスの人気を誇ります！

アメリカ中西部、ロッキー山脈の高原地帯に位置する世界初の国立公園であり、世界初登録の世界遺産でもある「イエローストーン国立公園」。地球上にある温泉の約半分が集まる世界最大の温泉地として、稀少な価値が認められました。

1番の魅力は、青や黄色などカラフルな色彩が印象的な「グランドプラズマティックスプリング」。遊歩道が整備されているのですぐ近くを歩いて見学可能で、鮮やかな色のコントラストは写真映えも抜群！

その他、勢いよく噴き上がる間欠泉や多様な動植物など見どころ盛りだくさん♪一生に一度は見ておきたい絶景スポットの一つです。

サンフランシスコから東へ約300km向かった場所のU字谷一帯にかかる「ヨセミテ国立公園」。1984年世界遺産に登録されました。

花崗岩の山と手付かずの森からなる3,081平方kmの広大な土地には、落差世界第3位の「ヨセミテ滝」をはじめ世界最大の花崗岩の一枚岩、数千の湖沼、樹齢2,700年の大樹林など数々の見どころが点在しており、グレイシャーポイントからはその大パノラマ絶景を一望できます！

ヨセミテ渓谷は訪れる時期・時間によってそれぞれ違った印象を与えるため、多様な楽しみ方が可能。氷河時代から残る大自然の造形美はアメリカ随一ですよ♪

ニューヨーク・マンハッタンのシンボル的存在で、アメリカ独立100周年の記念にフランスから贈られた「自由の女神像」。1874年から10年の歳月をかけ、350枚もの銅版を張り付けて完成しました。1984年には世界遺産にも登録され、ニューヨークの名物スポットとなっています。

全長93m、腕の長さだけで12.8mもある巨大な姿は迫力満点！希望の象徴である松明は24金の金箔で覆われており、煌びやかに輝いています。

自由の女神を見学するなら、フェリーに乗って海から全身を眺めるのがおすすめ。いくつかのクルーズツアーが催行されているので、気に入ったものをチョイスしてみてください♪

カリブ海に浮かぶプエルトリコ島には、スペイン統治時代の要塞建築群や中世ヨーロッパ風の美しい街並みが数々残っています。当時のヨーロッパにおける高度な技術や保存状態の良さなどが評価され、1983年に世界遺産へ登録されました。

特にサンファン地区には歴史的建造物が多く建ち並んでおり、外敵に備えた3つの要塞は見ごたえ抜群♪プエルトリコの政府官邸として使用されていたラ・フォルタレサは、新世界における最古の建築物と言われています。

旧市街はコンパクトなので、徒歩でのんびり散策してみましょう。ウォーキングツアーやトロリーバスを活用してみるのも、おすすめですよ！

「メサ・ヴェルデ国立公園」は、アメリカコロラド州南西端に位置する巨大な岩窟住居群。文化的な伝統と文明の証拠が高く評価され、1978年に世界遺産へ登録されました。

1200年ごろ、この地に住み着いた先住民「アナサジ族」により、600以上もの住居が断崖絶壁上に築かれたと言われています。切石や日干しレンガを積み上げた高い建築技術が至るところに残っており、歴史的な見どころがたくさん！

最も保存状態の良いスプルースツリーハウスや、最も美しいスクエアタワーハウスのほか、大自然と融合した数多くの住居群には圧倒されること間違いなしです♪

フロリダ半島南端にある「エバーグレーズ国立公園」。深水15cmほどの浅い川と、1,000種以上の亜熱帯植物が約150kmにわたって続く、アメリカ屈指の大湿原を有する場所です。

世界有数の生物多様性が評価されて世界遺産に登録されましたが、現在では生態系の存続が危ぶまれているため、危機遺産にも指定されています。

流れの緩やかな水中ではバクテリアや藻類が豊かに育まれ、様々な動植物が生息する食物連鎖の宝庫♪また、「パハヨキー展望台」では園内随一の展望スポットで珍しいマツの林、標高90mのロックリーフ峠、ソーグラスという多年草など大自然が広がるパノラマ絶景を見渡せます！

「独立記念館」は世界都市・フィラデルフィアに建つ、独立宣言が発せられたアメリカ合衆国発祥の地。

3代目大統領のトーマス・ジェファーソン起草による独立宣言が採択されたほか、1787年の憲法制定会議もこの建物で行われ、後の世界各国の民主主義と人権思想に大きな影響を与えたとして1979年に世界遺産へ登録されました。

独立宣言書には、自由と平等の国家を作ることを中心に圧政への反抗が正当な権利であることが書かれており、生命・自由・幸福の追求の権利を掲げた歴史的名文となっています。

建物はコロニアル様式の赤レンガ造りが印象的で、中央にそびえ立つ時計塔兼鐘楼は独立記念館のシンボル！整理券を取得すれば、内部を見学することも可能ですよ。

先住民のプエブロ族が今も伝統を守り住み続ける村「プエブロ・デ・タオス」は、ニューメキシコ州北部に位置する1992年に登録された世界遺産。建築様式が優れているだけでなく、古来と変わらない暮らしをしている伝統や習慣が高く評価されています。

日干しレンガ建築の住居は、築600年以上とアメリカでも最古。青空と赤褐色の建物が非常に美しいコントラストを生み出し、現在では観光客から話題を集める人気のフォトスポットとなっています！

まるで異世界に迷い込んだような空間が広がる村は一見の価値あり。伝統を受け継ぐ住民たちの暮らしぶりにも注目です♪

アメリカカリフォルニア州北部の海岸沿いに広がる南北720km、東西36kmもの巨大な森林地帯。高さ100mを超すレッドウッドがいくつも存在し、天に向かって幹を伸ばす姿には圧巻です。

樹齢1500年のビッグ・ツリーは樹高92.6m、直径6.6m、幹回り20.7mもあり、園内一の存在感を示しています。大自然の迫力を間近で体験することができ、その素晴らしさには言葉を失ってしまうほど。

主な見どころは、北のスタウト・グローブと南のレディ・バード・ジョンソン・グローブ。また野生生物の宝庫でもあり、ここでしか見られない動物たちに出会うこともできます。

今も伸び続ける、全長591kmを誇る世界最大級の鍾乳洞群が見れる「マンモス・ケーブ国立公園」。アメリカにある国立公園の中でも特にユニークな存在と言われ、年間来場者数59万人を超える人気スポットです。自然の神秘が集まった奇跡の場所として、1981年に世界遺産へ登録されました。

古くは海底だったこの地には複雑に枝分かれした穴が四方八方に伸びており、巨大な鍾乳石が多数存在しているのが特徴。中でも最も有名な鍾乳石「フローズンナイアガラ」は、無数の石柱が伸びていて迫力満点です！

見学にはツアーを利用するのが一般的。様々なツアーが催行されており、内容もバラエティ豊かですよ♪

アメリカとカナダの国境に位置する美しい国立公園。豊かな自然景観の価値が認められ、1984年に世界遺産として登録されました。また、2つの国をまたいだ世界唯一の国際平和公園でもあります。

約40万haの広大な敷地内には手付かずの自然が残り、野生の動植物が数多く生息しています。見どころは、国立公園内で最も大きい湖「マクドナルド ・レイク」。紺碧の湖と周囲に広がる緑豊かな森林が素晴らしいコントラストとなり、息を飲む絶景が見渡す限り広がっています♪

カヤックやピクニックを楽しむ観光客も多く、のんびりとした雰囲気で気分をリフレッシュするのに最適！グリズリーベアやブラックベアなど、日本では見られない動物に出会えるのも魅力の一つです。

壮大なスケールで見るものを圧倒するアメリカの世界遺産。広大な面積の大陸内にはいくつものの国立公園が存在し、そのほとんどが世界遺産に登録されています。想像を超える絶景の数々に、今まで味わったことのない感動を覚えること間違いなし！
ぜひ皆さんも、アメリカ大陸で世界遺産巡りを楽しむ旅に出かけてみましょう♪