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2023年1月24日 更新
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タイでマラソン?!初心者がバンコクマラソンをプチ体験してきました!

以前タイ視察旅行に行った際、同行の政観スタッフらが早朝にホテル周辺をランニングされていました。熱帯の国タイでのランニングやマラソン等スポーツのイメージが湧かないながらも、気にはなっていたところ、11月下旬のタイ訪問が、偶然にもバンコクマラソン開催日に当たっていました。その様子を見に行ってきましたので、旅レポします。

※情報は記事公開時点のものです。営業時間や休業日など掲載情報から変更になる可能性があるため、お出かけの際は事前に公式HPなどでご確認ください。

熱帯の国タイでマラソン?!

タイのマラソン(イメージ)

via タイ国政府観光庁
熱帯の国のタイでマラソン、というイメージはあまり無いかも知れませんが、タイではハーフマラソンやミニ大会も含めると、年間で300以上もの大会が開催という、実はマラソンがとても盛んな国のようです。

タイのマラソン大会に参加したことがある知人によれば、美しい観光地や遺跡、時には象を見ながら走ったり、レース後には無料マッサージがあったり、トロピカルフルーツ食べ放題があったり、タイならではの魅力があるようです。

バンコクマラソンとは

コロナ前のバンコクマラソン写真

via タイ国政府観光庁
バンコクマラソンは30年以上の歴史がある、タイ最大級のマラソン大会です。コースはフルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソン(10キロ)、マイクロマラソン(5キロ)の4種類があります。参加者は2~4万人にもなる人気ぶり。コロナ禍で数年間の中止があったため、11月20日に開催された2022年の大会は、申込者がいつにもなく多かったようで、思い立って大会のホームページを見た時には、残念ながら既に募集締め切りとなっていました。

バンコク在住の友人に聞いてみたところ、「タイのマラソン大会は申込していなくても参加できる」とのこと。いかにもタイらしい話だと思いつつ、半信半疑でその友人と一緒にバンコクマラソンを見学しに行ってみることにしました。

スタート地点は幻想的にライトアップされた王宮前

スタート直後はライトアップされた王宮の景色を楽しむ

via photo by author
最も短いマイクロマラソン(5キロ)のスタートは午前5時15分。王宮近くのホテルに宿を取り、迎えに来てもらった友人とともに、そのスタートを見るために、王宮前まで歩きました。まだ真っ暗闇のなか、歩道には寝ている人がゴロゴロいたり、上半身裸で酔っ払っている人がいたりして、少し恐怖を感じつつ小走りに道を急ぎました。同じバンコクでも、夜でも賑わっているスクンビットやシーロム界隈とは随分と様子が違うようです。

王宮前に着くと、設置された多数の照明が眩しいなか、多くのランナーでごった返しており、ここだけは雰囲気が賑やかになっています。ライトアップされた王宮は、日中の観光でよく見る姿とは全く違っていて、その幻想的な美しさには目を見張りました。

民主記念塔もライトアップされるとひと際素晴らしい

via photo by author
ほどなくマイクロマラソンがスタート!参加者が多すぎてスタート直後はほとんど歩きに近い速度です。王宮から広大なラチャダムヌン・クラン通りを東に進むと、まもなく煌びやかにライトアップされた民主記念塔に着きます。ライトアップされた姿は日中よりもその白さが際立っていて神々しい程。多くのランナーたちもここで記念写真を撮っていました。

タイのマラソン大会は、未明のスタートがほとんどのため、旧市街の中心をルートを取るバンコクマラソンでは、王宮や民主記念塔等の幻想的なライトアップが楽しめるのも魅力の一つだと感じました。

オープンで天真爛漫なタイ人気質の本領を発揮するランナーたち

タイの伝統衣装で参加する女性たち 「FANCY」ゼッケンが可愛い

via photo by author

給水場のスタッフたちもノリノリ!

via photo by author
マイクロマラソンコースのランナーのなかには、タイの民族衣装の仮装のランナーも数多く見られました。ゼッケンには「FANCY」と記載されているので、そのような枠があるのでしょう。邪魔にならないように遠慮がちにランナーの写真を撮っていたのですが、仮装ランナーもそうでない人も、ほぼ例外なくわざわざ止まって笑顔でポーズを決めてくれます。大阪のおばちゃん以上のタイ人たちのノリの良さには、思わず嬉しくなってきてしまいます。

私たちも当初は見学して写真を撮っていただけのつもりだったのですが、いつしかランナーとの交流の渦に飲み込まれ、気が付いたら一緒に走っていました。

プラスメン要塞付近

via photo by author

夜空が少し白んできました

via photo by author
民主記念塔を北上してバーンランプー運河沿いのプラスメン通りを西に進み、旧市街の象徴の一つプラスメン要塞の角で南へターンする頃、夜空が白んできます。

走りながら感じたのですが、未明のこの時間は11月の乾季ということもあり、心配していた暑さをほとんど感じることが無いほど涼しく、タイのマラソン大会の時間設定もあらためて納得でした。

知らないタイ人ランナー達とも一緒に記念写真

via photo by author

医療スタッフもスマホを向けるとポーズを決めてくれます

via photo by author

ラーマキエンの登場人物、トッサカンとハヌマーンの仮装ランナー

via photo by author
5キロのコースをぐるっと一周して、スタート地点だった王宮が見えてくる頃には朝焼けが美しい頃合いとなります。感動的なサンライズタイムにゴール間近という高揚感もあいまって、ランナーたちもあちこちで盛り上がっていたり、写真を撮ったりし始めました。

知らないタイ人グループに写真撮影を頼まれた縁で意気投合して一緒に記念写真をパチリ。医療スタッフの皆さんもピースのポーズでパチリ。タイ古典抒情詩ラーマキエンのトッサカンとハヌマーンに仮装したランナーも勇ましいポーズでパチリ。

マイクロマラソンならではのお祭り気分なのですが、一般のタイ人たちと交流があったり、タイ人たちの素の表情を目にすることができ、とても新鮮な体験です。個人的にはこれが最も印象に残ったことでした。

スタート地点の王宮前に戻ってゴール!

お友達同士で仲良くゴールイン!

via photo by author

ゴール地点付近(コロナ前の大会より)

via タイ国政府観光庁

表彰式の様子 賞金は3万バーツ?

via photo by author
4種類のコースのランナーがほぼ同じ時間にゴールするようになっているので、ゴール地点では充実した表情でゴールインするランナー達でひときわ賑やかに。

にぎにぎしく開催されていた表彰式も少し見学しましたが、優勝者には賞金3万バーツ(約117,600円 ※2022年11月現在)が授与されていました。

(意外にも)荷物預かり所や移動式トイレが完備

荷物預かり所

via photo by author
ゴール地点付近には、荷物預かり所がありました。荷物を大きなポリ袋に入れて無造作に置かれていたため、遠目にはゴミ収集場にも見えたのですが、受付を近くで見ると、きちんと番号で荷物管理をしている荷物預かり所でした。大変失礼いたしました。貴重品以外の大きな荷物はここで事前に預けておけば便利ですね。

観光バスを改造した仮設トイレも完備

via photo by author
少し離れたところには、観光バスを改造した移動式仮設トイレも。使う使わないは別として、これがあるだけでも安心感が持てます。

ゴール後におのおの地べたでダべるランナーたち

via photo by author
ゴール後は多くの人が地面に座って歓談しています。真剣な反省会というよりはお花見のようなゆるい雰囲気ですが、タイでは酒類の販売時間が意外にも厳しいということが関係しているのか、酒盛りしている人はいませんでした。

記念写真を撮る企業参加グループ

via photo by author
団体や企業と見受けられるグループも多く見受けられました。大きな看板を用意しての記念写真。普段はオフィスで一緒に仕事をしている同僚たちも、いつもとはまた違った顔を見せてくれるのでしょう。

マラソンが終わった後は

走った後は近くの屋台でクイッティアオの朝ごはん

via photo by author
タイのマラソン大会では終了後にマッサージやトロピカルフルーツ食べ放題もあると聞きました。今回は正式参加ではなくて見学だったため、王宮前を後にして路地を歩いているときに発見した屋台で朝ごはんを食べました。クイッティアオ(米麺)のスープ入りです。寝不足の朝に優しい味でした。

バンコク随一の中華街・ヤワラートの街並み

via photo by author
友人と別れ、ホテルの部屋に戻ってもまだ午前8時。気分が高揚しているためか、寝不足にもかかわらず、このままベッドで横になるのは退屈な気分です。シャワーを浴びて着替えてから、ホテルからもそう遠くない、バンコク随一の中華街・ヤワラート地区に出かけてみました。かつての香港のようなフォトジェニックな街並みに数えきれない程の食堂や屋台。さあ、これから写真を撮りながらのタイ中華グルメ巡りです。

バンコクマラソンの見学を終えて

今回見学したバンコクマラソン、5キロのマイクロマラソンは、ファンラン的なお祭り気分が特徴。少し走ったり歩いたり、写真を撮りながら約1時間でゴールですので、その程度を歩ける人であれば、今回のような楽しみ方もおすすめです。

オープンで天真爛漫なタイ人気質の本領発揮する、タイ人ランナーやスタッフとの交流も楽しく、とても印象に残った旅になりました。タイの観光資源の一つはタイ人そのものかもしれませんね。観光業に携わっている身として、商売無しでの素のタイ人との触れ合い、という珍しい機会を得て、その後のバンコクの滞在もちょっと景色が違って見えた気分にもなりました。

まだまだビギナーの私は、これからランニングを続けてみて、来年のバンコクマラソンでは早めに正式申込をして、今度は10キロのミニマラソンに挑戦しようかと思っています。マイクロマラソンとはまた違った景色を見られるかもしれません。

バンコクマラソン概要

名称:バンコクマラソン BANGKOK MARATHON
URL:https://bkkmarathon.com/
開催日:2022年11月20日(日)※2023年は未定
スタート・ゴール:王宮前付近
種目:フルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソン(10キロ)、マイクロマラソン(5キロ)
申込:ホームページにて

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