イグアスの滝は陸・空・川からトリプルアタックがおすすめ

イグアスの滝は南緯25度41分43秒 西経54度26分12秒、日本の真裏あたりにあります。
日本からはブラジルもアルゼンチンも直行便はないので、北米もしくはヨーロッパ、中東などで乗継ぎます。
大体、南米までは飛行時間で24時間、乗継を含めると30時間くらいの時間がかかります。
ブラジル側から入るにはサンパウロもしくはリオディジャネイロまで国際線で入り、そこから国内線でイグアスの滝の最寄りのフォスドイグアスという街まで向かいます。

アルゼンチン側から入るにはブエノスアイレスまで国際線で入り、そこから国内線でイグアスの滝の最寄りのプエルトイグアスという街まで向かいます。

長い長い空の旅を終えると、そこにあるのは世界最大の滝であるイグアスの滝が！！

ブラジル側のフォスドイグアスの町から車でしばらく走るとビジターセンターがありそこから国立公園に入ります。

さらに車で進むとブラジル側の国立公園内唯一のホテルであるベルモンド ホテル・ダス・カタラタスが見えてきます。
このホテルのすぐ横から遊歩道が始まります。遊歩道の入り口でも、目前にはものすごい迫力の滝が。

山肌にへばりつく遊歩道を進んでいくと容赦なく水しぶきが体にふりかかってきます、何カ所かの展望ポイントを通り過ぎるとついに遊歩道は山肌を離れ川の上へ・・・
その頃には全身びしょびしょです。（もちろんレインコートやかっぱも販売してますよ）

見渡す限り滝・滝・滝、そして、きれいな虹が・・・タイミングによってはそれも幸せを呼ぶというダブルレインボーだったりムーンボー（月夜にかかる虹）だったりも見ることができます。

アルゼンチン側のプエルトイグアスの町からしばらく車で走るとブラジル側と同じようにビジターセンターがありそこから国立公園に入ります。

アルゼンチン側はそこから先、車ではなくトロッコ列車に乗って進みます。かわいいトロッコ列車に揺られることしばし・・・終着駅に着くとそこからは川の上にかかる遊歩道を進みます。
遊歩道を進むと水しぶきが上がる景色が見えてきます、それと共に水が滝に落ちる轟音が・・・・　ブラジル側と同じように容赦ない水しぶき。
たどり着いた先は悪魔の喉笛と呼ばれるポイント、轟音と共に落ちるド迫力の滝は水のカーテンとも形容されるほどです。

滝をずっと見ていると滝壺に吸い込まれそうな感覚を覚えながら、人間ってのはちっぽけなものだなと思わされます。
ブラジル側と同じようにびしょびしょになること必至ですので準備は万全に。

滝幅2,700メートル、水量39億トン/分というとてつもないスケールのイグアスの滝、その大きさを感じることが出来るおすすめの方法はヘリコプターで空から見ること！

ブラジル側のビジターセンターそばのヘリポートから飛び立ち、しばらく経つと見えてきましたイグアスの滝。
見渡す限り広がる緑のジャングルの中に、白い水しぶきを上げる滝が広がる風景は世界の雄大さを感じることが出来ます。

上から見下ろすド迫力、もっと近づいてほしいと思う気持ちが高ぶるのですが・・・
ヘリコプターの音によって野生動物に影響を与えないように高度の規制があるようです。
それでも、忘れられない思い出になること間違いなし♪

イグアスの滝にもっとも近づくことができるのが実をいうとボートツアーで川からアタックすることです。
滝の下流部にあるボート乗り場からモーターボートで出発し、しばらく経つと見えてきましたイグアスの滝。

目前には大迫力の滝が、その横には幸せを呼ぶダブルレインボーが・・・　何度も滝壺に迫り、時に滝を落ちる水をかぶることも。
滝壺に迫り直下から滝を見ると、その水のパワーで体が浄化されていくかのようです。
（ちなみにイグアスの滝はパワースポットとも言われてます）
全身びしょびしょ、でも濡れることが楽しいのです。その証拠に滝壺にボートが突っ込むと大きな歓声が上がります。

こんなイグアスの滝、地球の裏側は決して近いものではありません。
でも、その長い旅路を忘れさせてくれるだけの雄大な自然があなたを待っています。