ニューヨークの「MOMA」で見るべきおすすめ作品7選!

ニューヨーク、マンハッタンのミッドタウンにあるニューヨーク近代美術館「MOMA」は、1929年に設立され、近代美術の殿堂とも言われています。 美術の教科書で見たことがある!そんな名作がたくさんありますが、その中でもおすすめの作品を7つご紹介します。

2024年7月25日 更新 51,754 view Clip追加

この度2024年1月1日に発生した能登半島地震により、被害状況によっては営業されていない場合がございます。

キャンベルの人!アンディ・ウォーホル

ニューヨークといえば!MOMAといえば!アンディ・ウォーホル!と言っても過言ではありません。ニューヨークで「VOGUE」などの有名ファッション誌の広告を手がけた経験があるだけに、作品はポップで洗練されていますよね。
アンディ・ウォーホル「キャンベル・スープ缶」

アンディ・ウォーホル「キャンベル・スープ缶」

アンディ・ウォーホルの代名詞とも言える「キャンベル・スープの缶」は身近にあったものを描いたのがきっかけでしたが、これがポップアート誕生の瞬間でした。
アンディ・ウォーホル「マリリン・モンロー」

アンディ・ウォーホル「マリリン・モンロー」

色とりどりのマリリンモンローは、マリリンモンローの死をきっかけに描かれたものだそうです。色によって表情の印象が違いますね。

コンポジションがたくさん!モンドリアン

オランダ出身の画家ピエト・モンドリアン。名前に聞き覚えがなくても、作品を見ると「ああ!」とピンとくる人が多いのではないでしょうか。
ピエト・モンドリアン「赤と青のコンポジションⅡ」

ピエト・モンドリアン「赤と青のコンポジションⅡ」

実はモンドリアン、初期の頃は風景や人物がを描いたのですが、風景画がどんどん抽象的になり、最終的に直線と色で構成される「赤と青のコンポジションⅡ」などの作品たちが生まれていくのです。
ピエト・モンドリアン「ブロードウェイブギウギ」

ピエト・モンドリアン「ブロードウェイブギウギ」

さらに、この直線と色だけで描かれたのが「ブロードウェイ・ブギウギ」。なんだかブギウギ気分になってきませんか?きますよね!ね!

一見の価値あり!ゴッホ

オランダの牧師の家に生まれた画家フィンセント・ファン・ゴッホ。ゴッホは、オランダからパリを皮切りにフランス各地を転々としていますが、この「星月夜」はサン・レミという地にある精神病院で描いた作品。
フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」

フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」

ゴーギャンとの共同生活がうまく行かず、自分の耳を切り落とすという事件のあと、サン・レミで静養していた時に描かれたのです。絵にうずまくパワーを感じますよね。
実はこの作品、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」の構図を参考にしたという説も。見比べてみると面白いですよ!

ド迫力!のポロック

アメリカの抽象表現主義の画家ジャクソン・ポロック。空中から塗料を散らせてキャンバスに描くアクション・ペインティングという技法を用いたため、間近で実物を見ると絵の表面は凸凹で、躍動感溢れます!
ジャクソン・ポロック「ワン:ナンバー 31」

ジャクソン・ポロック「ワン:ナンバー 31」

中でもMOMAにある「ワン:ナンバー 31」は、幅5.31mという大きさで圧倒的なインパクト。教科書で見て「自分でも描けそう」と思った人!そう簡単には描けないという事を痛感するはずです。
この大きさ、平米数にすると約14㎡ですから、4畳半の利休の茶室の2倍くらいあるんですよね…。すごいです。

とっても繊細!ジョルジュ・スーラ

新印象派のフランス画家ジョルジュ・スーラ。小さな点で絵を描く点描にこだわりました。
スーラの絵は、ぱっと見た感じでは「きれいな絵だわ~」という印象ですが、近くによって見てみてください。
ジョルジュ・スーラ「オンフルールの夕暮れ」

ジョルジュ・スーラ「オンフルールの夕暮れ」

MOMAにあるのは、「オンフルールの夕暮れ」という絵ですが、これ、すべて細かい点で描かれているんです!「っっ。(素晴らしすぎて凄すぎて絶句)」
スーラは数々の病気になり、31歳という若さで亡くなります。点描を描くために魂燃やしすぎたのでは!?と思えてきます。

野獣系画家!アンリ・マチス

フランスの画家で、野獣派のアンリ・マチス。野獣派というのは、強烈な色彩と激しいタッチの画風という意味です。
アンリ・マチス「ダンス」

アンリ・マチス「ダンス」

MOMAにある「ダンス」という絵は、鮮やかなブルーやグリーンの背景に、薄橙色の人が描かれていて、キレイな色彩ですよね。ほっこりする作品で、野獣派という表現とは程遠い気もします。
実は、この「ダンス」には続編「ダンス2」もあるんです。連ドラみたいですね。
「ダンス2」は、フィラデルフィアにあるバーンズ・コレクションで壁画として鑑賞できます。

苦労人マーク・ロスコ、97億円の作品を描く。

ロシアからアメリカに渡り、ニューヨークで活躍した抽象表現画家マーク・ロスコ。幼い頃に父親を亡くし、奨学金で名門イエール大学に進学したという苦労人です。
マーク・ロスコ「No.10」

マーク・ロスコ「No.10」

MOMAにあるロスコの作品「No.10」…。一瞬、「自分でも描けそう」と思った方いますよね?ね?
でもこの作品、オークションでは97億円の値がついたそう。びっくりです!長方形のキャンバスに窓枠のような長方形を描くという独特の作品、実物をぜひ見てみてください。やはり本物は、味わいあります。

お帰りの際は「MOMA Design Store」へ!

いかがでしたか?
芸術にはあまり興味がないという人も、MOMAにはポップでかつ、有名な作品が多くあるので、見るだけで楽しめますよ。
中学時代、美術の教科書を片手に「自分でも描けるわ!」とたかをくくっていた作品の実物を前にして、1人ひっそりと懺悔してみてはいかがでしょうか?
また、お帰りの際にはMOMA Design Storeにもお立ち寄りください。ハイセンスなグッズがたくさんあるので、お土産選びにもピッタリです。退館するころには、「アートな私」になっているかも!?

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