悲劇の王妃!?マリー・アントワネットの生涯を辿る

フランス国王ルイ16世の王妃、マリー・アントワネット。14歳でオーストリア・ハプスブルグ家からフランス・ブルボン王朝に嫁ぎ、37歳の若さでフランス革命の露と消えました。フランス革命ヲタクのTripa編集部員が、そんな悲劇の王妃、マリー・アントワネットゆかりの地を巡って彼女の生涯を辿りました。

2019年4月16日 更新 32,264 view

※ご旅行につきましては、政府・都道府県より発令の「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」等の最新情報にご留意ください。

ヴェルサイユ宮殿に到着!

ヴェルサイユ宮殿までは、パリ中心部からRER(エール・ウ・エール)という急行鉄道のC5線に乗車して1時間弱で行くことができます。Versailles-Château-Rive-Gauche(ヴェルサイユ − シャトー リヴ・ゴーシュ)駅で下車すると、徒歩10分程でその門が見えてきます。

マリー・アントワネットは、オーストリアの女帝マリアテレジアの11人目の娘。外交目的でフランスのブルボン王朝に嫁ぐことになりました。彼女も馬車でこの門を通過したのですね。興奮します!
宮殿の門の前はすごい人!

宮殿の門の前はすごい人!

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門、キラキラ!

門、キラキラ!

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礼拝堂で結婚式を行う

マリー・アントワネットとルイ16世が結婚したのは二人が14歳のとき。マリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿に到着して間もなく、1770年5月16日に宮殿内の礼拝堂で婚礼の儀式が行われました。

その後結婚の祝宴は5月30日まで続いたと言われ、パリでも二人の結婚を祝うための花火も打ち上げられたと言われていますから、結婚当時はパリ市民から彼女が歓迎されていたことがよくわかります。
結婚式が行われた礼拝堂

結婚式が行われた礼拝堂

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宮殿内の部屋は当時一般公開されていた!?

ヴェルサイユ宮殿は、1つ1つの部屋が回廊でつながっていて、廊下を通る人から部屋の中は丸見え状態です。これは、当時、王室の人々の暮らしを一般に公開していたからです。王妃の間には豪華なシャンデリアとベッドがありますが、これも丸見え。これではストレスが溜まりますよね。

マリー・アントワネットが第一子を出産する時には、確かに王妃から生まれた子であることの証明のためにたくさんの貴族たちが見に来たといいますから、驚きです。
王妃の寝室

王妃の寝室

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鏡の回廊は贅の極み!

ヴェルサイユ宮殿といえば「鏡の回廊」が有名ですよね。観光客にも大人気で、人で大混雑しています。鏡の回廊は、当時は廊下として使われていたり、宮殿内の住人や貴族たちの待ち合わせの場所として利用されていました。また、舞踏会や娯楽のスペースとして利用されることもあったといいます。

鏡は当時は最高級品でしたから、長さにして73メートルの鏡を敷き詰めた回廊は、まさに権力の象徴だったのかもしれません。
鏡の回廊は観光客でごった返し

鏡の回廊は観光客でごった返し

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安らぎの離宮「プチ・トリアノン」

ヴェルサイユ宮殿の敷地内にある離宮「プチ・トリアノン」は、元々ルイ15世が公式寵姫であるポンパドゥール婦人のために建てましたが、建物が完成した時にはポンパドゥール婦人はなくなっており、誰にも使われていなかったのでルイ16世がマリー・アントワネットに与えました。

彼女は、プチ・トリアノンと改修し、当時流行していた自然回帰をテーマに田園や農家の風景をそのまま再現。わざわざ農家の人々を雇って彼らが農作業をする姿を眺めていたと言われています。
ヴェルサイユ宮殿での窮屈な暮らしに疲れた彼女が心安らげる唯一の場所だったのかもしれません。
のんびりとした田園風景

のんびりとした田園風景

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釣り人の塔

釣り人の塔

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プチ・トリアノンの宮殿内は意外と家庭的

プチ・トリアノンの建物は離宮ですからそんなに大きなものではありません。しかも、家具や壁紙などの内装はヴェルサイユ宮殿と比較すると、とてもアットホームです。


マリー・アントワネットは子供や本当に気の許せる友人たちとこの宮殿に居ることが多かったといいますから、豪華な暮らしよりも意外とのんびりした生活がしたかったのかもしれませんね。
マリー・アントワネットが使っていた乳母車

マリー・アントワネットが使っていた乳母車

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家庭的な内装がかわいい

家庭的な内装がかわいい

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彼女の趣味だったハープや娯楽で遊んでいたビリヤード台があり、地下の台所には当時使われていた食器などもあるのでこれは必見です。
ハープやピアノ

ハープやピアノ

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ビリヤード台

ビリヤード台

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調理場

調理場

親愛なる人・フェルゼンとの思い出の地

マリー・アントワネットには、スウェーデンの貴族ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンという親愛なる人がいました。恋人関係にあったかは定かではありませんが、彼も友人としてこのプチ・トリアノンに出入りしていたと言われています。

マリー・アントワネットとフェルゼンの思い出の場所「愛の宮殿」は今も残っています。庭を散歩しながら、この愛の宮殿に腰掛けて語り合っていたのかもしれません。私も腰掛けて、柱をよく触っておきました。
愛の宮殿

愛の宮殿

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最後の時「コンシェルジュリ」と「コンコルド広場」

フランス革命が勃発すると、ルイ16世とマリー・アントワネットは、パリのチュイルリー宮殿に住居を移さざるをえなくなります。そして、1793年10月マリー・アントワネットは革命広場(現在のコンコルド広場)で処刑されます。

処刑されるまでの最後の時間は、コンシェルジュリという監獄で過ごしました。コンシェルジュリは、パリ・シテ島にあり、現在は中を見ることもできます。
セーヌ川から見るコンシェルジュリ

セーヌ川から見るコンシェルジュリ

コンコルド広場はチュイルリー庭園の先、コンコルド駅の近くにあり、マリー・アントワネットとルイ16世についてのプレートが設置されています。ここで彼女たちはギロチンにかけられたのですね。
コンコルド広場

コンコルド広場

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二人の名前が記されたプレート

二人の名前が記されたプレート

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マリー・アントワネットは今どこに?

マリー・アントワネットとルイ16世の遺体は、処刑後、マドレーヌ寺院の共同墓地に葬られたそうですが、その後、フランス国王が代々眠るサン=ドニ大聖堂に移され、現在は家族一緒に眠ることができています。
サン=ドニ大聖堂は、サンラザール駅からメトロ13号線で行くことできますが、少々治安は悪いため、注意して行くことをおすすめします。
歴代の王の墓地「サン=ドニ大聖堂」

歴代の王の墓地「サン=ドニ大聖堂」

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サン=ドニ大聖堂には、マリー・アントワネットの次男ルイ・シャルルのミイラ化した心臓も展示されています。10歳で生涯を閉じたルイ・シャルルの心臓は、主治医がハンカチに包んで持っていたというのですから驚きです。
ルイ16世とマリー・アントワネットの墓地に手を合わせて彼らの冥福を祈りました。
ルイ・シャルルの心臓

ルイ・シャルルの心臓

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ルイ16世とマリー・アントワネット

ルイ16世とマリー・アントワネット

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マリー・アントワネットの生涯を辿ってみよう

ヴェルサイユ宮殿とプチ・トリアノンは、フランスに行く度に足を運んでしまう、編集部員お気に入りの場所です。本や映像で見る写真とは異なり、実物を目の前にすると感じるものがまったく違うのです。

フランス革命という歴史上に残る大きな出来事の犠牲になったマリー・アントワネット。その生涯を肌で感じる旅をしてみませんか?

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