こだわりとロマンあふれる！「男一人旅」におすすめの国内観光スポット

誰に縛られることもなく、ノープランでも思い立ったが吉日！で出発することができる一人旅。

仕事で思いがけない休みが取れそうだなという時も、思い切って一人旅に出かけてみれば充実した休日が過ごせること間違いなしです。

今回は、雄大な自然に触れることができる絶景スポットや、アクティブ派の男性におすすめしたい身体を動かして身も心もリフレッシュできるスポット、大人の男性ならではの上質なこだわり空間を満喫できるスポットなど、全国から選りすぐったおすすめの国内旅行先を15ヶ所ご紹介いたします。

まずご紹介したいのは、日本最後の秘境とも名高い北海道の知床半島。

半島全体が世界遺産に登録されている知床は、人の手が入っていないありのままの自然の姿が今なお至るところに点在している、貴重な自然遺産です。特にオホーツク海からたどり着く流氷には豊富な栄養分が含まれており、その栄養をもとにした独自の生態系が知床の魅力のひとつになっています。

なんといっても、目の前に広がる多種多様な生き物の姿や圧倒的な自然美に、自分という人間の在り方を改めて考え直すきっかけにもなること間違いなし。
一人旅で自分を見つめ直したいという男性にはまさにうってつけのスポットです。

岐阜県養老町にある「養老天命反転地」という一風変わった名前の公園は、一歩足を踏み入れれば変わっているのが名前だけではないことを思い知らされる、THE破天荒なスポットです。

なんせ広大な敷地全体がアート作品になっており、場所によっては身体の平衡感覚が狂いそうになるトリックや、ほとんどアスレチックに近いオブジェもあります。
身体全体を使って大人が本気で遊べるテーマパークとして、圧倒的な存在感を放つ養老天命反転地。

とにかく変わった造形物が多いので、写真が趣味の男性もカメラを向けるネタが尽きないはず。

「地獄めぐり」なんて末恐ろしい愛称で親しまれているのは、大分県別府市にあるいくつかの温泉をめぐる定番プラン。
基本的に観賞用の温泉ですが、いくつかの温泉では地獄という名前とは裏腹に、日頃の疲れを足湯でゆっくり癒すことができます。

また、地獄と呼ばれる所以は、思わずギョッとしてしまうほど真っ赤だったり真っ青だったりする温泉の見た目にあり。

どの温泉も奇抜なのですが、たとえば赤いお湯で知られる「血の池地獄」は酸化鉄を含んだ泥が赤褐色のためなどなど、入浴（足湯）するにあたって安全面ではまったく問題ありませんので、どうぞ安心して「地獄」をお楽しみください。

子供の頃冒険に憧れたことのある男性なら、思わずテンションが上がってしまうこと必至の鍾乳洞が山口県にあります。

秋吉台という、見渡す限り一面に広がる草原の地下100m、長さ8.9kmにもおよぶ大鍾乳洞である秋芳洞は、通常の観光コースとして実際に中を歩ける部分もおよそ1kmとたっぷり。

鍾乳洞の中には奇跡としか思えない造形美にあふれており、気が遠くなるほどの時間をかけて現在の姿に至った数々の柱や、「百枚皿」と呼ばれる段々畑のような石灰華段の迫力には、美しさのあまり息を呑まずにはいられないでしょう。

広島の宮島にある厳島神社は、鳥居の朱と海の青のコントラストがなんとも美しい神秘的なスポット。
潮が満ちると鳥居はもちろん社殿まで海の上に浮かんでいるように見え、ますます幻想的な雰囲気が盛り上がります。

およそ1400年の歴史を誇る厳島神社は、その歴史的価値だけでなく平安時代の寝殿造りによる建築美を現代でも堪能できる数少ない建造物のひとつです。

世界遺産にも登録されており、「安芸の宮島」として日本三景のひとつにも数えられています。
日本にいるなら一度はこの目で見ておきたいスポットですね。

都会ではなかなか体験できない、旅行ならではのアクティビティといえばやっぱりダイビング。

沖縄県にある宮古島は国内でも有数のダイビングスポットで、信じられないほど透き通った美しい水質と、南の海特有のカラフルで可愛い魚たちが、私たちを出迎えてくれます。
マリンスポーツ初心者でいきなりダイビングはちょっと…という方には、気軽に楽しめるシュノーケリングもおすすめです。

他にもバナナボートやジェットスキーなど、宮古島で楽しめるアクティビティは盛りだくさん！

日本が世界に誇る富士山も、男性の一人旅が似合うスポットです。

地上からその雄大な姿を仰ぎ見るのはもちろん、実際に登山に挑戦するのもおすすめ。ただひたすら頂上を目指して黙々と歩き続けるひとときは、自分自身を見つめ直す格好の機会になります。

初心者の方は、ツアーに参加すれば1人でも安全に登山を楽しむことができ、同じツアーの参加者と交流できることもあるでしょう。

五合目までは車でもアクセス可能なので、ぜひみなさんも日本一の山の空気を吸いに行ってみてください。

一人旅の醍醐味は、誰の目を気にすることもなく好きなときに好きなだけ満喫できるグルメにもあります。
特に食い倒れの町・大阪は、そんな自由奔放なグルメの舞台にうってつけ！

たこ焼きにお好み焼き、いか焼きなどなど本場の粉もんを巡るも良し、串カツや豚まんを口いっぱいに頬張るも良し。

B級グルメの名店がひしめく道頓堀に足を伸ばせば、ビールが手離せなくなること請け合いのメニューが、次々にみなさんを出迎えてくれますよ。

本州から海を渡った四国の愛媛県には、日本最古の温泉として知られる道後温泉があります。
重厚な佇まいの本館は訪れるだけでレトロな旅情を味わうことができ、お湯につかれば日々の疲れや緊張もスーッと溶けていくはず。

文学青年なみなさんには、この道後温泉本館が夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台となっているところも見逃せないポイントです。

夏目漱石が実際に教師として滞在した愛媛県・松山には他にもゆかりの地がたくさんあり、それらを巡るのも楽しみ方のひとつでしょう。

子供の頃の冒険心がくすぐられる男一人旅ならではのスポットといえば、長崎県にある「軍艦島」も見逃せません。

正式名称を「端島」というこの小さな島は、かつて海底から石炭を掘り起こすための炭鉱として栄えており、そこで働く人々の住居として日本で初めて高層の鉄筋アパートが建てられたことでも知られています。

昭和49年に炭鉱が閉山されて以来無人島となっていますが、平成21年には一般人の上陸も許可され、長い年月を経て朽ち果てた鉄筋アパートの様子がフォトジェニック！と、廃墟マニアの間で大変話題です。

鉄道好きのみなさんの中には、「一生に一度はSL（蒸気機関車）に乗ってみたい」という方も多いのではないでしょうか。

そんなみなさんにイチオシなのが、「東京から1番近いSL」としても親しまれている秩父鉄道の「SLパレオエクスプレス」で、例年3月下旬～12月上旬の土日を中心に運行しています。

乗車時間は約2時間40分とたっぷりあり、芝桜の丘など車窓からの景色にも楽しめるポイントが多いので、のんびり過ごしたい一人旅に最適ですよ。

先ほどご紹介した秋芳洞とともに、「日本三大鍾乳洞」のひとつに数えられているのがこちらの「龍泉洞」です。

洞窟内の全長は現在判明しているだけでも全長4,088m・高低差249mで、地底湖の水は国内だけでなく世界でも有数の透明度を誇ります。

そして、なんといってもこの地底湖の特徴はその目の覚めるような青い色！
これは通称「ドラゴンブルー」とも呼ばれ、訪れる誰もが思わず息をのむほどの美しさです。

洞窟内自体もカラフルな照明でライトアップされており、日常から離れた神秘的な空間に身も心もリフレッシュできること間違いなしですよ。

古くから日本三景のひとつとして親しまれてきた宮城県の「松島」。
これは特定の島を指す名前ではなく、実は周辺の海に浮かぶ260ほどの島の総称だったことをご存知ですか？

その光景の美しさはまるで完成された1枚の日本画のようだと世界でも高い評価を受けており、外国人観光客向けのミシュランガイドでも三ツ星を獲得しています。

松島湾内を50分で1周することができる遊覧船も運航しているので、観光の際にはぜひ利用してみてください。

男一人旅で自分の内面と向き合うなら、鹿児島県の屋久島トレッキングに出かけてみるのもおすすめです。

屋久島には1966年に発見されて以来、日本で1番大きく太い杉とされている「縄文杉」があり、その樹齢には4,000年・7,200年など諸説あるものの、最低でも3,000年以上はこの地に佇んでいると考えられています。

そんな気の遠くなるような歴史が織り成す自然のエネルギーの中で、ひたすら前へ前へと足を踏み出す時間は、忙しない日々の中ではなかなか得がたい特別なひとときとなるでしょう。