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2026年1月14日 更新
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香川の伝統的工芸品「讃岐かがり手まり」!木綿の糸が織りなす幾何学模様の世界へ

伝統工芸が大好きなtabibitokaoruが香川県高松市で心奪われた伝統工芸品「讃岐かがり手まり」。色彩豊かな木綿糸が描く幾何学模様の美しさに一瞬で魅了されました。思わず引き込まれるその魅力とおすすめの工芸品の数々をたくさんご紹介します!

※情報は記事公開時点のものです。営業時間や休業日など掲載情報から変更になる可能性があるため、お出かけの際は事前に公式HPなどでご確認ください。

目次

讃岐かがり手まりとは?

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「讃岐かがり手まり」は、香川県に伝わる伝統的な工芸品です。
約1000年前の平安時代に中国から伝わったとされ、江戸時代には木綿を草木染めした糸で手まりが作られ、子どもの遊び道具として親しまれていました。
草木で染めた木綿糸と、もみ殻を芯にした土台を用いて、一針一針丁寧にかがって作られています。

讃岐かがり手まりの歴史と「讃岐かがり手まり保存会」

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香川県では江戸時代、木綿、塩、砂糖が「讃岐三白(さぬきさんぱく)」と呼ばれる名産品として知られていました。
讃岐地方ではこの名産の木綿糸を草木で染め、手まりを作る文化が根付いていましたが、明治時代にゴムまりの普及により一時衰退の危機に。
しかし、伝統工芸士である荒木永子さんの義父である荒木計雄さんが、失われつつあった技術を各地で調査・研究し、「讃岐かがり手まり」と命名。妻の八重子さんと共に1983年に「讃岐かがり手まり保存会」を創設。
長年の努力が実を結び、1987年には香川県の伝統的工芸品に指定されました。
今では荒木永子さんを中心に100人余りの作り手が保存会に所属し、手まり作りを受け継いでいます。

讃岐かがり手まりの魅力 ~技・素材・デザイン~

一針一針に込められた熟練の技、手で「かがる」ということ

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讃岐かがり手まりは、一針一針を丁寧に手で「かがる」ことで作られています。
「かがる」とは引っかけるという意味で、模様の案内線である地割り線を設け、この線に糸をかがりながら模様を描きます。
糸を何層にもかがり、複雑な幾何学模様が浮かび上がるまでは気の遠くなるような作業。
一つひとつの作品が手作りで、同じデザインの手まりでも微妙に異なります。

「もみ殻」が生む優しい手触り

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外からは見えない手まりの芯材として、昔ながらのもみ殻を薄紙で包んだものを使います。
かがる際に針がもみ殻に当たって「サクッ」という音がするのも特徴です。

天然の草木染めの木綿糸が魅せる柔らかな色彩

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讃岐かがり手まりの美しさを語る上で欠かせないのが、草木染めによる色彩です。
天然の染材料を用いて木綿糸を染め上げ、自然の深みや温かみのあるやさしい色合いになります。
絹糸のような光沢とは対照的で、木綿ならではの素朴で柔らかな風合いと、天然の染材料が生み出す奥深い色彩が魅力です。

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幾何学模様が映し出す美しいデザイン

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幾何学模様を用い、赤や青、黄色などの鮮やかな色彩が幾重にも重なり合って生まれる美しいデザイン。
色の組み合わせ次第で無限のバリエーションが生まれるので、ひとつひとつに唯一無二の存在感があります。

讃岐かがり手まり体験教室

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「讃岐かがり手まり保存会」では、手まりの魅力をより深く知ってもらうために、様々な体験教室やワークショップを開催しています。
保存会の専任講師が丁寧に教えてくれるので、初めての方でも安心!
(3営業日前まで要予約)

ちょっぴり体験

ちょっぴり体験

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「ちょっぴり体験」は少しだけ体験してみたい人におすすめです。
模様は簡単な幾何学模様の「麻の葉」で、好きな色の土台まりとかがり糸を選んで、旅行の合間にもできるくらい気軽に手まり作りを楽しめます。

時間:1時間~1時間半
日時:月~土 10:30~、13:30~
人数:1~5名
対象:小学3年生以上 ※小学生は保護者の同伴が必要です
料金:税込3,300円

じっくり体験

じっくり体験

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「じっくり体験」は初心者から中級者向けです。
より本格的な模様に挑戦できます。

時間:2時間~2時間半
日時:月~土 10:30~、13:30~
人数:2~5名
対象:高校生以上
料金:税込5,500円

初心者でも楽しめる制作キットも!

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体験教室に参加できなくても、自宅でも制作を楽しめる初心者向けの制作キットが販売されています。
キットには詳細な説明書が付いていて、土台まりやかがり糸、針など必要な材料がすべて揃っています。
初めての方でも取り組みやすい設計で、上品なデザインの手まりを作り上げる楽しさを味わえます。

ストラップや特別な贈り物として

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「讃岐かがり手まり」は香川県の婚礼で使われる菓子「おいり」に似た可愛らしい見た目で、結婚式の引き出物としても選ばれることもあり、特別な贈り物やお土産として人気があります。

リビングや玄関などのインテリアとして飾るだけでなく、カバンにつけられるストラップなど日常生活に取り入れやすいものも多くあります。
小さな手まりのストラップや、天然香原料を忍ばせた「香手まり」や「にほひ手まり」は、贈り物として喜ばれています。

にほひ手まり

にほひ手まり

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「にほひ手まり」は手まりの芯のもみ殻の中に、芳香・防虫等に効用があるとされてきた白檀・丁子・龍脳などの香木をチップにした天然香原料を入れたもの。
たんすやクローゼット等に使えば防虫効果や衣類への移り香も楽しめます。

讃岐の手まり箱

讃岐の手まり箱

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「讃岐の手まり箱」は菊かがりの手まりや、小さい手まりなどが入っているギフトボックスです。
小さくて可憐な手まりはお祝い事のプレゼントにも最適!

結い手まりストラップ

結い手まりストラップ/にほひ手まりストラップ

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小さな手まりをストラップにした「結い手まりストラップ」。
季節の花々や日本の古典柄をモチーフにし、身につけて楽しめる工芸品。
携帯電話やポーチ、バッグのアクセサリーとして、また和装の根付けとしても使えます。
香りのある、にほひ手まりストラップもあります。

つるし手まり

つるし手まり

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繊細なかがりの手まりと小さな手まりを組み合わせた「つるし手まり」は、部屋に吊り下げたり、ドアノブに吊るしてもかわいい工芸品。

手まりブローチ

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他にも洋服やバッグ、帽子のワンポイントとして楽しめる「手まりブローチ」など、おしゃれに身につけられるものも揃っています。
また、オンラインショップもあります。
商品の多くは作り手による一点もので、まったく同じデザインは存在しないので、特別感を味わえるのも魅力の一つです。

木綿の糸が織りなす伝統の美しさ

手仕事による温かさや素朴で日常に馴染む美しさが「讃岐かがり手まり」の魅力です。
香川県を訪れた際は、ぜひ保存会を訪れ、その繊細な世界を体感してみてください。
お気に入りの手まりがきっと見つかるはず!

讃岐かがり手まり保存会

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【所在地】
香川県高松市観光通2丁目3-16
地図

【営業時間】
10:00~17:00

【定休日】
日曜日・祝日

【アクセス情報】
ことでん「瓦町駅」から徒歩約5分
JR栗林駅から徒歩約6分
高松中央ICから車で約15分

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