さまざまな歴史と文化に触れられる♪ドイツのおすすめ世界遺産7選

「ケルン大聖堂」は、ドイツで最も人気のある観光スポットの一つ。世界最大規模のゴシック建築として知られ、その存在感と美しさで多くの人を魅了し続けている建物です。

40階建てのビルに相当する高さの二本の塔がそびえ立つ外観には、圧倒されること間違いなし！また、幻想的なステンドグラスや温かみを感じるアーチ状の聖堂など、内部も見応えがあります。

あまりに大きいので、全体像を眺めるためには少し離れた場所から見るのがおすすめ。「愛の橋」として有名なホーエンツォレルン橋を渡った対岸がおすすめ鑑賞ポイントですよ♪

「ヴァルトブルク城」は、ドイツ中部の都市アイゼナハの郊外に位置するお城。900年に渡るドイツの歴史に深い関わりを持つ史跡です。

中世の建築様式が外観、内装ともに丁寧に保存されており、ハンガリーから嫁いできたエリザベート妃を祝うモザイク壁画や、オペラにも登場する「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」の壁画など、様々な美術品も見どころたくさん！

お城にアクセスするには小高い山を1時間ほど登る必要がありますが、遊歩道もきれいに整備されているので、体を動かしてリフレッシュするのにぴったりですよ♪

「ヴィースの巡礼教会」は、ドイツ南部の小さな村にあるキリスト教の教会。大草原の中にポツンと立つ、白壁が印象的な教会です。

もともと「鞭打たれるキリスト」の木像が涙を流したのを聞きつけて、人々が小さな礼拝堂を建てたのが始まりとされています。今では、年間100万人もの巡礼者を受け入れる有名な巡礼スポットとなっているんですよ！

素朴な見た目とは対照的に、内部は華麗で繊細な装飾が施されています。一番の見どころは主祭壇の天井にあるフレスコ画で、時間をかけてじっくり眺めたい名作です♪

ブレーメンは、グリム童話「ブレーメンの音楽隊」で有名なドイツ北西部の街。その旧市街の中心部にある広場と市庁舎、そして広場にある巨大なローラント像が世界遺産に登録されています。

市庁舎は世代を超えて今の形が完成した建築で、ゴシック様式とルネサンス様式が見事に調和した美しい外観。地下には歴史あるレストランがあり、ワインセラーの見学ツアーも行われています。

また、自由と独立の象徴のローラント像はブレーメン市民の誇りで、第二次世界大戦の時には戦火から必死に守った歴史があるほどなんですよ！

バンベルクはドイツ中部の丘陵地帯にある古都。11世紀ごろから発展を続け、聖堂や修道院などが次々と建てられました。

第二次世界大戦の被害を免れたドイツでは珍しい場所で、建てられた時代の違う様々な建築様式の建物が残り、中世の面影を現代に残しています。

街のシンボルは、4本の尖塔が特徴的な「バンベルク大聖堂」。繊細な彫刻が刻まれた外観が素敵で、さまざまなアート作品を見られる内部も見応えバツグン！

また、カラフルな家が水面に浮かぶ様子が美しい「レグニッツ川」も、あわせて訪れたいスポットです。

ポツダム会談で有名なポツダムや首都ベルリンは、18世紀から20世紀初頭にかけてたくさんの王宮が建てられた場所。残された王宮からは、当時ドイツを統治していたプロセイン王国の勢いを知ることができます。

ポツダムにある「サンスーシ宮殿」は、6段に連なるテラスの上に立つ様子が美しい平屋の建物。内部はロココ様式と呼ばれる豪華な装飾が施され、とても見ごたえがあります！

「シャルロッテンブルク宮殿」は戦火を逃れたため、ベルリンに唯一残るプロセイン時代の建物。広大な庭園がある豪華絢爛な王宮となっています。

「バイロイト辺境伯歌劇場」は、バロック様式の傑作とされる劇場。ほぼ当時のまま保存されており、270年前の音響を体感できる貴重な世界遺産です。

中に入れば見た目の豪華さに驚くこと間違いなし！色鮮やかな装飾や絵画、彫刻などがとても良い状態で保存されていて、見る者を圧倒させます。

バイロイト辺境伯歌劇場のある街・バイロイトはドイツ中部の小さな街ですが、ほかにもワーグナーにゆかりある家や博物館など見どころはたくさん♪音楽好きはぜひ訪れてみてください。

一口にドイツの世界遺産と言っても、背景にある文化や歴史が大きく異なります。定番の観光スポットとなった世界遺産を見て回ることで、その地域に根付く文化や歴史を学べる旅行はとても面白いですよ♪ぜひ今回ご紹介したスポットを参考に、楽しいドイツ旅行の計画を立ててみてください！