素敵な器を探しながらぶらり散歩！散策が楽しい焼き物・陶芸の町6選

笠間焼は茨城県笠間市周辺を産地とする陶器で、関東地方では、次に紹介する益子と並ぶ大きな窯業の産地です。
その笠間焼と言えば、陶炎祭（ひまつり）が有名で、毎年、4/29～5/5に開催されるイベント！
多くの陶芸家、窯元や地元販売店が、笠間芸術の森公園イベント広場に集まり作品を販売しています。

これだけ多くの器を見るには結構な時間もかかりますが、それが陶器まつりの楽しいところ。
グルメも多く、1日楽しめるので、お気に入りの器をぐるぐる周って探してみては？
掘り出し物も多くあるので、まとめ買いにも最適ですよ♪

益子焼は、栃木県益子町周辺を産地とする陶器で、毎年、ゴールデンウイークと11月3日前後に「益子大陶器市」が開催されます。
真岡鉄道の益子駅から益子焼の中心地までは徒歩15分程で、陶芸美術館や陶芸メッセなど、益子焼にふれあえるスポットが点在しています。

益子焼の器でいただくランチやカフェでのゆっくりした時間もおすすめですが、特に斜面をうまく使った伝統的な登り窯は必見ですよ♪

なんとトイレの壁には陶器がべったり張り付いていました！
これだけでも画になりますね♪

美濃焼、岐阜県の土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市に跨る地域で製作される陶磁器の総称です。
多治見駅から徒歩10～15分程の本町オリベストリートは明治から昭和初期まで美濃焼の陶磁器問屋が軒を連ねて栄えた場所で、今ではレトロな雰囲気と共に、素敵な美濃焼を探せる場所です。

同じく多治見市はモザイクタイル生産日本一なんです。
焼き物とおしゃれなタイルの世界を同じ市内で見られるので、丸一日日本の伝統工芸にひたれます。

常滑焼は、愛知県常滑市を中心とし、その周辺を含む知多半島内で焼かれる日本六古窯の一つです。
アクセスは名古屋駅から名鉄常滑線特急で約30分！
約60分1.6キロのAコースと2時間半4キロのコースがあり、手軽に歩いてまわれるAコースはやきもの散歩道を通るコース。
土管坂は散歩道を象徴する坂道で、明治の土管と昭和の焼酎瓶が壁をおおっています！
最近ではフォトジェニックスポットとしても人気の場所です。

おしゃれなカフェも多いので、散策の途中にカフェやランチなどでも常滑焼に触れてみては？

備前焼は、岡山県備前市周辺を産地とし、日本六古窯の一つです。
備前市伊部（いんべ）地区で盛んなので、伊部焼とも言われています。
町中に窯元やギャラリーが点在し、赤レンガの煙突が見える町並が特徴的！

備前焼ミュージアムで作品を鑑賞したり、カフェで備前焼の器で一息つくのもおすすめの過ごし方！
備前焼で作られた神社も見どころの一つです。

有田焼は、佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器です。
佐賀県は有田焼、伊万里焼、唐津焼など、焼き物で有名な街が多くありますが、その中でも約400年の歴史を持つ佐賀県の有田町は日本磁器発祥の地なんです！
JR佐世保線有田駅から上有田駅の皿山通り周辺には数多くの陶磁器店やギャラリーが立ち並び、焼き物探しにはおすすめの散策コースですよ♪

有田の街を散策すると、至る所に有田焼を見ることができます。
地図が有田焼だったり、橋の上にも有田焼だったり、散策していると、この町の有田焼へのこだわりがよく分かります。
探しながら歩いてみるのもおすすめですよ♪

せっかくなら、現地では焼き物作り体験もしてみませんか？
世界に1枚しかない、自分が作った器の旅行のいい思い出として残るはず！

気になる焼き物の町はありましたか？
素敵な器でご飯を食べると、見た目も美しく素敵な気持ちになります。
焼き物の町を散歩して、旅の思い出を普段使いのお皿にも溶け込ませてみませんか？