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「夜景」の撮り方

冬になると、各地でロマンチックなライトアップがされるようになります。せっかく写真を撮っているのなら夜の撮影に出かけてみましょう。

1. ISO感度についてしっかり知る

太陽が沈んだあとの暗い中での撮影ではシャッタースピードを長くしないと光の量が足りなくなってしまいます。そのため夜景撮影においては原則的に三脚を使用することが前提になりますが、その前提としてISO感度について知っておくと撮影の幅が広がります。しっかり確認をしておきましょう。

写真の明るさを決める3つの要素

シャッタースピード
長い間シャッターを開くことで光をたくさん入れることができますが、同時にブレのリスクが大きくなります。なお長秒撮影においては三脚の使用が必須となります。
絞り
絞りを開くことによって光をたくさん入れることができるようになりますが、開放値の明るいレンズは高価なものが多いです。
ISO感度
感度を高めることで光をたくさん入れることができるようになりますが、写真の質に直接関わってくる高感度ノイズには注意する必要があります。

基本的に夜の手持ち撮影においては、「絞りを開ける」「ISO感度を上げる」というふたつをすることでシャッタースピードを短くし、手ブレを防ぐようにします。なお、三脚使用時についてはブレの心配が軽減されるためこの限りではありません。

イメージ3秒、f8、ISO400
昼と同じように撮影をするとくらいためにシャッタースピードが長くなります。歩いている人などは消えます。三脚使用が必須です。

イメージ1/25秒、f4、ISO6400
絞りを開いてISO感度を上げて、シャッタースピードを速くしています。歩いている人も止まっているように写り、手持ちでもなんとか撮れるシャッタースピードになっています。

イメージ

デジタルカメラの進化によって、昔では考えられないような高感度にしての手持ち撮影ができるようになりましたが、ISOを高くした際のノイズには十分に留意しておく必要があります。

2. 三脚使いに慣れましょう

夜の撮影において、上の右側の写真のような高感度ノイズを防ぎたいという場合には、感度を上げずに光量を確保するために、「長いシャッタースピードが必要=三脚使用が不可欠」となります。

三脚使用においては、特にマナーについて気をつけたいものです。「人混みの中での使用は避ける」、「長時間同じ場所にとどまらない」、「移動する際には足をたたむ」・・・当たり前のことかもしれませんが、撮影に夢中になるとおろそかになってしまいますので、あらためて意識するようにしましょう。撮影時に三脚使用でまごつかないためには、家で三脚の伸縮をおこなったり、実際にカメラを据え付けてみたりといったことの練習をしておくことも上達のコツです。

また三脚使用時にはレンズやカメラについている手振れ補正機能を一般的にはOFFにするようにしましょう。手ぶれ補正機能は手持ち時の手振れに対応するよう搭載されている機能なので、三脚で固定した際の振動等には対応できないことがあるためです。(※一部の新レンズ・高級レンズについてはその限りではありません)

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三脚を使った撮影は、いかに丁寧に写真を撮っているかが如実に結果に出ます。何度も練習して慣れましょう。

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渡邊 翔一 わたなべ しょういち
写真家。広角レンズでの描写を主に世界の風景を撮っている。
(公社)日本写真協会会員。日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター。
「広い風景フォトコンテスト」審査員。
ホームページはこちら:http://www.show1photo.net/

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