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「桜」の撮り方

今年はどこの桜を見に行こうか、春になる前に計画を立てたいものです。今年は想像以上の暖冬で、もしかしたら春ももう近くまで来ているかもしれません。今のうちから、桜を撮るのに重要な、色味を調整する「ホワイトバランス」と、明るさを調整する「露出補正」についてマスターしましょう。

1.  ホワイトバランスを意識する

八重桜を中心とした桜にはピンク色の強いものもありますが、日本の桜はソメイヨシノを中心にピンクというよりも白色に近い花が多くあります。白色に近くなればなるほど、ホワイトバランスの設定によって色の変化が出てきます。特別な意図を入れない限りは「花の色はあくまでも自然に」がセオリーです。その方が、写真を見た人が違和感を感じないからです。
屋外での撮影では基本的にホワイトバランスは「晴天」が基本設定で、「曇天」や「日陰」を使うことはあまりないと考えてください。
「曇天」や「日陰」を使うと、オレンジや赤の色味がかなり乗ってくるので、見た目に違和感が出てくることが多くなります。
撮っているホワイトバランスと、写した写真の色とをご自身で把握できている方は、一歩踏み込んでホワイトバランスの詳細設定をしてみてもいいでしょう。「もう少し青みを加えたい」、「ほんのり赤みが出るように」などといった微調整ができます。

イメージホワイトバランス:曇天

イメージホワイトバランス:晴天

イメージ ホワイトバランスの詳細設定の画面。(ニコン)
基準点は真ん中ですがBLUE(青色)側にカーソルを動かすと、よりすっきりした色味で撮れます。

2.  露出補正は少しプラスめに

桜の撮影をする際に、ホワイトバランスと同様に大切になってくるのが露出です。前述のとおり、桜は淡いピンク、それも白に近い色のものが多いので、満開の桜を画面一杯に撮ろうとすると、「光の量が多い」とカメラが判断し、センサーに当てる光を減少させます。その結果、実際の見た目よりも暗く写ることが多くなるのです。こうなると桜の色が濁ったように写ります。桜を撮るときには、カメラの「+/−」マークのボタンとダイヤルを使って、露出補正をプラスにして、撮影してみましょう。撮った写真を確認して、明るすぎるようであれば、少しマイナスに調整します。

イメージ露出補正 ±0

イメージ露出補正 +1

イメージ 花を画面の中にどれだけ入れるかで露出補正の度合いが変わってきます。
適正と思える露出を見つけるまで根気よく桜と向き合いましょう。

イメージ

渡邊 翔一 わたなべ しょういち
写真家。広角レンズでの描写を主に世界の風景を撮っている。
(公社)日本写真協会会員。日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター。
「広い風景フォトコンテスト」審査員。
ホームページはこちら:http://www.show1photo.net/

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