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2025年12月16日 更新
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スノーモンキーパーク「地獄谷野猿公苑」の冬のサルの温泉ライフ

長野県の「地獄谷野猿公苑」はスノーモンキーとして温泉につかるニホンザルが見られることで人気のスポット!実際に₋5℃の気温の中、雪道を30分歩いて行ってみた体験をもとに、公苑までの山道を歩く時の注意点や観察する上での注意事項を紹介します。

※情報は記事公開時点のものです。営業時間や休業日など掲載情報から変更になる可能性があるため、お出かけの際は事前に公式HPなどでご確認ください。

目次

サルの楽園!「地獄谷野猿公苑」

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1964年にオープンした「地獄谷野猿公苑」は、上信越高原国立公園の一角にあり、世界で唯一、野生のニホンザルが温泉に入る姿が観察できるスポットです。
特に冬は温泉に気持ちよさそうに浸かるサルたちの姿が「スノーモンキー」として観光客の間で話題になり、国内外から年間約25万人が訪れる人気の場所となっています。

アクセス方法

電車の場合は、長野電鉄湯田中駅からバスに乗車し、上林温泉で下車し徒歩約30分です。
車の場合は、信州中野ICから車で約16km、上林温泉駐車場から徒歩約30分です。
※冬季は道路状況によりスタッドレスタイヤやチェーンが必須になります

徒歩約30分!地獄谷野猿公苑までの道

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地獄谷野猿公苑までは山道を徒歩約30分、約2kmの道のりです。
比較的整備されていますが、急な斜面や段差、途中ぬかるんだりしている場所もあるので注意が必要です。
案内板が設置されているので、迷うことはありません。

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歩きやすい靴、特に冬は雪道や氷っている場所もあるため、防寒着やスノーブーツ、場合によっては滑り止めなどの装備も必要です。
山道は屋根がないので、雪に備えられるように手袋や帽子などで防寒対策をしっかりとしてください。

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歩いて約30分、やっとゴールが見えてきました!

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山道の散策は楽しみの一つ。
途中に湯気の立ち昇る温泉地帯の風景も見られ、「地獄谷」という名前の由来を感じられる風景にも出会えます。

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サルの楽園におじゃまします!

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地獄谷野猿公苑では野生のニホンザルの群れが自然のままに暮らしています。
柵も檻もない自然の中で、サルたちの行動をじっくり観察できるのが大きな魅力です。
冬の雪景色とともに見るニホンザルたちの姿は、他では見られない特別な光景です。

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ニホンザルたちは極寒の環境の中で湯気が立ち昇る温泉に出入りし、心地よさそうに浸かっている様子を見ることができます。
夜になると山へ帰り、朝になると公苑にやってきます。

※必ずしも温泉に浸かるわけではなく、サルたちの自由な行動に任せられています

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撮影のヒント

撮影時は、望遠レンズを使用すればサルに無理に近づくことなく自然な姿を撮影できます。
撮影する際には、サルたちが自然な行動を見せる瞬間を狙いたいところ。
湯けむりや雪景色を背景にした姿は、とても絵になります。
ただし、自撮り棒は使えませんのでご注意を!

ライブカメラの設置

サルたちの様子を楽しめるライブカメラが設置され、温泉に入るサルたちの日常をリアルタイムで観察できます。
天候や季節の変化でサルたちの行動がどのように変わるかを知ることができます。

サルが温泉に入るワケとは?

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温泉に浸かるニホンザルが初めて確認されたのは1960年代半ば。
当初、野生のサルが偶然温泉施設の温泉に入り、この快適さに気づいたことがきっかけとされています。
その後、他のサルがその行動を真似し、群れ全体にその習慣が広がったとのこと。

温泉に入る理由としては寒冷な気候から身を守るため。
冬は気温が-10℃を下回ることもあり、特に気温が低く、雪に覆われた厳しい環境を生き抜くため、サルたちは寒さをしのぐ手段として温泉を利用しています。
寒さをしのぐための手段なので、温暖な時期には積極的に温泉には入りません。

うとうとと目を閉じ、居眠りをしているサルもいます。
寒い日には温泉に入るサルも多い傾向です。

絆を深めるサルたちの様子

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温泉はただ暖を取るだけでなく、群れのコミュニケーションの場としても重要です。
サル同士で毛繕いをしたり、ぼんやりとくつろいだりと、それぞれが思い思いの時間を過ごしています。
特に群れの中での絆を深める重要な時間となることが多いです。

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餌を採るサルたちのアクティブな一面も観察できます。

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かわいいグッズがたくさんの売店

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入口にある売店にはサルのお土産や雑貨が充実していました。
サルのかわいいぬいぐるみや、サルが描かれたオリジナルTシャツやエコバッグ、サルのポストカードなども販売されています。

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地獄谷野猿公苑での注意事項

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・季節に応じた装備、特に防寒対策や歩きやすい靴の準備をしてください
・山道で倒木等が発生する可能性があります
・サルは必ず公苑にいるとは限らず、必ず温泉に入るわけではありません
・サルに餌を与えないようにしましょう、自然な生態系を保つため公苑では餌やりが厳禁です
・サルに近づきすぎないこと、近づきすぎたり、突然大きな声を出したりするとサルが驚き、ストレスを感じてしまう可能性があります
・サルたちを刺激しないよう、ペットを連れて入ることは禁止になっています
・トイレは駐車場付近と公苑入口のみにしかありませんのでご注意を

サルたちの住む環境にお邪魔しているという意識を忘れずに、、ゆっくりと観察を楽しんでください。

※【地獄谷野猿公苑より】冬期間に来苑をご検討のお客様へ

近年のインバウンド観光の増加により、冬期間中は終日とも大変混雑しております。
特に年末年始・連休・週末は国内のお客様も集中し、「駐車場の満車」「周辺道路の混雑」の状況が続き、駐車や入苑までに長時間お待ちいただくことが予想されます。

駐車場台数が限られていることから、冬期間のご来苑にあたっては公共交通機関をご利用いただき、お身体のご不自由なお客様を除き、可能な限りマイカーやレンタカーの利用はご遠慮いただきますようお願い申し上げます。
また、苑内の混雑状況によっては、入場を制限する場合がありますので、予めご承知おきくださいますようお願い申し上げます。

ルールとマナーを守ってサルたちとの距離を大切に

ルールとマナーを守りながら、ここでしか体験できないサルとの距離感を楽しんでください!
地獄谷野猿公苑の近くには湯田中渋温泉郷があり、温泉街の散策を楽しむのもおすすめ。
温泉と合わせて、サルの姿を観察しに訪れてみては?

地獄谷野猿公苑

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【所在地】
長野県下高井郡山ノ内町平穏6845

【営業時間】
夏季(4月~10月) 8:30~17:00
冬季(11月~3月) 9:00~16:00
※夏季、冬季の期間、営業時間は目安です

【定休日】
無休

【アクセス情報】
長野電鉄湯田中駅からバス、上林温泉で下車し徒歩約30分
信州中野ICから車で約16km、上林温泉駐車場から徒歩約30分