鹿児島「奄美大島の伝統と自然満喫」2泊3日モデルコース【離島編】

※情報は記事公開時点のものです。営業時間や休業日など掲載情報から変更になる可能性があるため、お出かけの際は事前に公式HPなどでご確認ください。

【1日目午前中】奄美空港到着

奄美空港

via 鹿児島県観光連盟

奄美空港には、東京から飛行機で約2～3時間、大阪から約1時間30分、福岡から約1時間15分。
奄美のベストシーズンと言われる6月下旬～9月位は特に一番海が美しく見られますが、島は1年中楽しめるスポットがたくさんです。
お得に旅したいなら、春や秋がお手頃ですが、春は海開きや多様な植物が楽しめ、秋は日差しも和らいでいてお祭りも多く楽しめて、それぞれの良さがあります。
冬はホエールウォッチングやイルカウオッチングが楽しめる時期になりますよ。

今回は早めのフライトで、午前中に空港に着いて、レンタカーを借りたら初日から奄美大島を満喫していきましょう！

鹿児島県奄美市のレンタカー料金比較・予約

【1日目 11：30】目の前に海が広がる「奄美きょら海工房」でカフェランチ

奄美きょら海工房　外観

via 鹿児島県観光連盟

奄美空港から車で約15分で海沿いの「奄美きょら海工房」へ。
真っ白でガラス張りの建物が青い海と白い砂浜のコントラストに美しく建っています。
店内からは、目の前に広がる奄美の海を眺めながら、島の食材を使ったこだわりのメニューが楽しめます。

奄美きょら海工房

via 鹿児島県観光連盟

カフェでは「鹿児島産あおさとサーモンのピッツァ」や奄美の魚介や直接仕入れた食材で作った「海人パスタ」は、潮の香りを感じるような一品です。
併設している工房では、奄美大島のさとうきびを使った純黒糖作りや海水を利用した塩作りもされていて、素材にもこだわっています。

店内で販売している「奄美クロウサギサブレ」や「奄美黒糖ドーナツ」などおしゃれなパッケージの商品がたくさん並んでいて、着いたばかりなのにどれも欲しくなります。
自社の純黒糖やごまや小麦粉も国産を使用した素材へのこだわりも魅力の一つです。

【住所】
鹿児島県奄美市笠利町大字用安１２５４－１

【営業時間】
9：00～18：30

【休日】
水曜日　

【アクセス】
奄美空港より車で約15分

【1日目 13：30】島風が誘う奄美シマ唄ツアー

奄美シマ唄ツアー

via 三重交通株式会社

奄美の伝統文化「シマ唄」。島人ガイドが奄美の歴史や風習などを語りながら、車でゆっくりシマ唄にまつわる場所や滝、渓流、浜辺などのガイドさんおすすめ癒しスポットをゆったりと巡ります。
儚く、どこか懐かしい独特で心地良い島唄の旋律が、静かに心に染み渡ってきます。

奄美シマ唄ツアー

via 三重交通株式会社

このツアーの最大のポイントは、この奄美の大自然をバックに奏でられる生歌と響く音色です。
奄美出身のガイドさんの語り継いできた音色と歌が、心に寄りそってきます。
奄美のツアーは、アクティブなものが多い中で、こんなスローでじんわりじんわりと奄美の良さを伝えてもらえて島人（シマンチュ）のように、この大自然の畏敬の念と歴史への深い想いを感じた時間でした。

【集合場所】
道の駅・黒潮の森マングローブ
鹿児島県奄美市住用町石原478
※体験開始時刻の15分前集合

【所要時間】
約3時間
①9時00分～
②14時00分～
※ご予約時にご希望の体験開始時刻をお選びください。

【除外日】
なし

【アクセス】
奄美空港より車で約75分

VISIT鹿児島県/奄美シマ唄ツアー

【1日目 17：45】サンセットスポット「大浜海浜公園」

大浜海浜公園

via ©Amami City

島唄で癒された後は、車で約45分　海に沈む美しいサンセットを楽しめるスポットとして有名な「大浜海浜公園」へ。
海水浴も楽しめる地元の人の憩いのスポット。
公園内には「奄美海洋展示館」があり、目の前の砂浜は、ウミガメの産卵スポットとしても有名です。
見晴らしが素晴らしい駐車場からは、海に沈むサンセットが見られて感動のひとときが過ごせます。

【住所】
鹿児島県奄美市名瀬小宿大浜701-1

【営業時間】
奄美海洋展示館のみ
9：3０～18：00（最終入館は17：30）

【営業日】
通年　

【アクセス】
奄美空港より車で約50分

【1日目 18：00】「奄美山羊島ホテル」チェックイン

奄美山羊島ホテル

via photo by nta

車で約20分で名瀬湾に浮かぶ山羊島（やぎじま）へ。
今回宿泊する奄美山羊島ホテルにチェックイン。
キリっとした鮮やかな白にターコイズブルーがアクセントになった建物が凛と建っています。
港入口の小さな島に位置しているので静かで穏やかな時間を過ごせます。

奄美山羊島ホテル　ツイン一例

via photo by nta

お部屋は、ホテルのコンセプトカラーのような白とターコイズブルーでリゾート感たっぷりです。
全室シモンズベッドにリクライニングチェアを完備しており、オリジナルの今治タオルとお客様の快適度を追求した設備でリピーターさんが多いのも納得のホテルです。

【客室】洋室バストイレ付

【利用人員/広さ】2～3名/29㎡

【住所】
鹿児島県奄美市名瀬大熊字鳩 1382-1

【アクセス】
奄美空港より車で約40分

【チェックイン/アウト】
15：00/11：00

【1日目 19：10】ビアホール「AMAMI BREWERY」でディナー

AMAMI BREWERY

via AMAMI BEER

ホテルよりタクシーで約10分、奄美唯一のクラフトビール醸造所「AMAMI BREWERY」が併設された「AMAMI BEER HALL」へ。
奄美の美味しいお水と奄美群島の各地の厳選素材を使用したクラフトビールは、奄美のたんかんやすもも、島ばなな、徳之島のマンゴーや黒糖・生姜とバリエーション豊かです。
特に驚いたのが、なんと毒蛇「ハブ」のクラフトビールがありました！
奄美でも、ここでしか味わえないものがたくさんあり、ラベルも色も個性豊かで、色々と試したくなりついつい飲み過ぎちゃいます。
ビール以外も奄美群島の黒糖焼酎蔵の代表銘柄も18度～30度のものまでしっかりラインナップされていましたよ。

AMAMI BREWERY

via AMAMI BEER

奄美のクラフトビールを「生」で味わえるのは、唯一こちらのお店のみ。
ビールのお供もピーナツ豆腐やあおさやもずくのてんぷらに油ソーメンと島料理もたくさん！
それ以外にも鶏飯ピザや島魚のフィッシュ＆チップス、島ヤギスープカレー、ドラゴンフルーツのシャーベットなど、ついつい気になるメニューがたくさんです！

【住所】
鹿児島県奄美市名瀬港町1-2

【営業時間】
11:30-22:30

【休日】
火・水曜日

【アクセス】
奄美空港より車で約50分

【1日目 21：30】夕食後、ホテルへ到着

奄美山羊島ホテル　大浴場

via 奄美山羊島ホテル

夕食を楽しんだらタクシーで約10分でホテルへ。
早速、ホテル自慢の大浴場へ向かいます。朝6：00～23：00まで開いているのも嬉しいポイント。
最上階のフロア全体がお風呂の施設なので、ゆったりとした広さは島内一番かも⁉
眺めもオーシャンビューで、日中は海と空が美しく、夜は夜景も楽しめます。
お風呂ですっきりとしたらシモンズベッドで熟睡です。

【2日目　7：00】ホテルでブレックファーストタイム

奄美山羊島ホテル　朝食一例

via photo by nta

今日は奄美の自然をおもいっきり満喫するので、早起きしてホテルの朝食をいただきます。
レストランも窓からは海が一望できて明るくて気持ち良い空間です。
一つ一つのメニューに可愛いポップもあってホテルの真心を感じられます。

奄美山羊島ホテル　朝食レストラン

via photo by nta

【2日目　8：00】マングローブカヌー＆トレッキング1日コースに出発

マングローブ　

via 三重交通株式会社

楽しみにしていたマングローブカヌー＆金作原原生林トレッキングの1日のスタートです。
奄美山羊島ホテルには、ツアーの送迎をしてもらえるので、楽ちんです。（要事前連絡）
ホテルから車で約10分で移動したら8：30より奄美大島の豊かな自然を冒険家の気分で楽しみます。
午前中は、奄美大島の国立公園「金作原(きんさくばる)原生林」にて奄美の貴重な植物や生物に出会いに！
ジュラシックパークのように、恐竜が現れそうなジャングルを進んでいくと、ルリカケスやキノボリトカゲなどを発見！

金作原原生林トレッキング

via 三重交通株式会社

原生林の中で鳥や植物ウォッチングをした後は、奄美で食べたかった郷土料理「鶏飯(けいはん)」の昼食」タイム。
ほかほかご飯の上に、茹でてほぐした鶏肉、錦糸卵、椎茸の甘煮、お漬物、きざみネギ、きざみ海苔、乾燥したみかんの皮などの具材をのせたらお椀の中が色鮮やかに。
仕上げに鶏ガラスープをかけていただくと、スープも絶品で、サラサラといくらでも入りそうな軽さと美味しさです。

鶏飯　一例

via © K．P．V．B

マングローブカヌー

via 三重交通株式会社

午後は、世界自然遺産の国立公園でのマングローブカヌーに乗ります。
初めてでしたが、優しく分かりやすく教えてもらうと、だんだんコツをつかんで簡単に乗れてくると風景を楽しめる余裕もできて気持ちいい！
海の中の不思議な森での森林浴は、不思議で可愛い生物や貴重な野鳥などにも出会えます。
時間帯によっては、干潟散策なども楽しめます。

【集合場所】
アイランドサービス名瀬駐車場
奄美市名瀬鳩浜49-1

【所要時間】
約9時間

【アクセス】
奄美空港より車で約45分

VISIT鹿児島県/マングローブカヌー＆トレッキング1日コース

【2日目　17：30】ホテルへ

奄美山羊島ホテル　大浴場

via 奄美山羊島ホテル

カヌーとトレッキングの体験プランを楽しんだら解散場所より車にてホテルまで送迎してくれます。約10分でホテルへ着いたら、すぐにホテルの最上階のお風呂へGO！
昨晩の夜景と違って、日中は海と空が美しくて、開放感いっぱいです。
汗を流したら、夜のおでかけです。

【2日目　19：00】島料理「なつかしゃ家」にて夕食

「なつかしゃ家」

via 鹿児島県観光連盟

今夜は島の名物料理が食べられる「なつかしゃ家」さんへ向かいます。
ホテルからタクシーで約10分で到着。
親戚のお家にきたような佇まいで、店名のように、懐かしい雰囲気のあるお店です。
古民家を改装した木の温もりがいっぱいの店内は、個室もあり、ゆったりと島料理を楽しめます。

「なつかしゃ家」

via 鹿児島県観光連盟

料理は、三種類のコースのみとなりますので、メニューに悩まなくても安心です。
奄美名物の黒糖焼酎の種類もたくさんラインナップされていて、女将さんの愛情たっぷりの島料理と抜群の相性です。
奄美独自の編み方の竹の丸籠に並べられた郷土料理は、彩りも美しく、「ピーナッツ豆腐」に「伊勢海老半尾の味噌焼き」「テリーヌ風のオクラやもずく」と、どれも食材が新鮮で味付けも素晴らしい！
その後も車海老の天婦羅や濃厚なお味の車海老のほやほやのお吸い物、塩豚とお野菜の煮物やあっさりした味付の油ソーメンと島料理を大満喫です。

「なつかしゃ家」料理一例

via 鹿児島県観光連盟

そして思い出深いのは、桜色のご飯です！
「ハンダマごはん」と言って、いわゆる水前寺菜（金時草（ハンダマ））を使って、かわいい色になるそうで、鮭、たくあん、などが入って食感も楽しいご飯です。
温かみいっぱいのお料理と女将さんの奄美の優しいお喋りで、身も心も満たされました♪

【住所】
鹿児島県奄美市名瀬柳町11-26

【営業時間】
18:30～22:00頃
※完全予約制（予約は前日まで）

【休日】
不定休

【アクセス】
奄美空港より車で約45分

【2日目 21：30】夕食後、ホテルへ到着

奄美山羊島ホテル　大浴場　ミストサウナ

via 奄美山羊島ホテル

島料理と黒糖焼酎を満喫したらタクシーで約10分でホテルへ。
今晩は、大浴場でミストサウナも楽しんでリラックス。
ミネラルたっぷりの地下水をイオン化しているので、お肌にも嬉しい効果があるそう！

【3日目7：00】朝食とホテル散策

奄美山羊島ホテル　朝食一例

via 奄美山羊島ホテル

ホテルでの朝食は、昨日だけでも食べきれないラインナップだったので、二日目もワクワク楽しみです。
昨日お昼に美味しかった鶏飯があったので、朝からサラサラといただいて、女性には嬉しいフレンチトーストやスイーツもしっかりいただきました！
朝食後は、ホテルの敷地内の池のお魚を眺めたり展望台でお散歩をして、名残惜しくチェックアウト。

奄美山羊島ホテル　施設内散策エリア

via photo by nta

【3日目　8：00】ホテル出発

大島紬村

via photo by nta

ホテルを出発したら車で約40分にて「奄美大島紬村」へ。
着物が好きな方の憧れの「大島紬」の製造工程や染物の体験が出来る場所です。
今回は奄美の思い出にTシャツの泥染め体験。

奄美大島紬村　大島紬製造工程

via photo by nta

奄美の思い出に世界で一つのTシャツ作りを体験。
模様の付け方も丁寧にレクチャーがあるので、ゴムや綿糸を使いながら染まらない部分を作って絞りにしていき、頭の中で想像しながら染色に進みます。
絞り染めは、泥田の中に入り本格的に職人さんに教わりながら染めていきます。
思い描いていたより味のある模様になっていて面白い！
その後、大島紬の制作工程も体験して、最後に自分の作品も当日もらえるのも嬉しいポイントです。

奄美大島紬村　泥染め体験　一例

via 鹿児島県観光連盟

【住所】
鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1945

【営業時間】
9:00-17:00

【休日】
12/31・1/1

【アクセス】
奄美空港より車で約20分

【3日目　10：40】地元で人気の大型スーパー「ビッグツー」

ビッグツー

via photo by nta

泥染め体験が終了したら車で約10分、みんなのお土産を探しに地元で人気のスーパー「ビッグツー」へ。
こちらは地元の方も良く利用するので生鮮食品、季節のフルーツやレジャー用品まで品揃えは抜群です。
安くてどんどんカゴに入れちゃいますが、購入したお土産を送ることも出来るので、たくさん買っても安心です。

ビッグツー

via photo by nta

ビーナッツに黒糖を糖衣させたお菓子やフリーズドライの鶏飯、よもぎと黒糖の入ったお餅やパッションフルーツなど安くて種類もたくさんあるので、選ぶのが楽しいです。
ビッグツーオリジナルTシャツもあったりと時間があっという間に過ぎるほど楽しいお買い物タイムでした。

ビッグツー

via photo by nta

【住所】
鹿児島県大島郡龍郷町中勝字奥間前580

【営業時間】
10:00 ～ 20:00

【休日】
1/1　
※一部不定休日あり　
　
【アクセス】
奄美空港より車で約30分

【3日目 11：15】緑に囲まれた「あまみん＆Tropica Amami」

「あまみん＆Tropica Amami」

via photo by nta

鮮やかな森の緑に囲まれた自然豊かなカフェ「あまみん＆Tropica Amami」。
風景にも映えるカラフルなドリンクと奄美の豊かな素材で作られたジェラートが魅力です。
心が落ち着く田んぼの眺望と広大な敷地には、時間を忘れる心地良いスペースでのんびりできます♪

バタフライピードリンク＆ジェラート

via photo by nta

メニューも一つに決めるのが至難の業！
どれもこれも、ここならではのメニューで楽しく悩んでしまいます。
自家栽培バタフライピードリンクは、すべて天然の色なのですが、鮮やかな真っ青でレモン果汁で紫色に変わっていくのも美しく、ジェラートもバタフライピーの青を使ったチョコミントや、奄美産フルーツの果汁を使ったものが、添加物もできるだけ使わないよう素材の良さを活かした優しい味わいです。
他にも自家栽培バタフライピー(蝶豆)の青色を生かしたさわやかなクラフトコーラや沖永良部島豆を用いたブレンドコーヒーなどもあります。

「あまみん＆Tropica Amami」

via photo by nta

【住所】
鹿児島県大島郡龍郷町大勝578

【営業時間】
11:00 ～16:00

【休日】
日曜・月曜　
　
【アクセス】
奄美空港より車で約30分

【3日目 12：10】恋愛のパワースポット「ハートロック」

ハートロック

via © K．P．V．B

車で約10分でパワースポットで有名な「ハートロック」へ♡
潮が引いた時に見れるときいて向かうと、分かりやすいビラビーチ（ハートロック）の案内看板が。よく見ると看板のフチが紬柄になってます。
車を停めて徒歩で小道を進むと南国のアダンの森を冒険気分で進むと光が差し込んできて白い砂浜に到着します。
看板の通り進むとハートロックに到着！自然にできたハート型の潮だまりが見えてました！
最後に思いっきりパワーチャージ出来て感激です。
※ハートロックは干潮時に見られるので、予め調べていくのをおすすめします。

【住所】
鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木１３４６−１

【アクセス】
奄美空港より車で約15分

【3日目　12：30】帰路：奄美空港へ

奄美空港

via 鹿児島県観光連盟

2021年に奄美大島が世界自然遺産に登録されてから、ずっと訪れたかった場所でした。
行く前のイメージは「自然がいっぱい」「海のリゾート」「アマミノクロウサギ」⁉それくらいでしたが、降り立ってみると2泊3日じゃ足りないくらいの魅力いっぱいで気になるスポットがたくさんつまった場所でした。
胃袋をつかまれた島料理から、島の素材をいかしたスイーツ、黒糖焼酎に島のクラフトビールも既にまた楽しみたくなっています。
希少な動植物の森や聖地も海も普段では味わえない絶景ばかりで、生命の尊さを感じる時間でした。

今回で奄美群島への好奇心に灯がともってしまったので、これからも加計呂麻島・与論島・沖永良部島・徳之島・喜界島と訪れて島時間を満喫する旅のプランを作ろうと飛行機の機内で眼下に海を眺めながらワクワクして帰路につきました。