2019年8月23日 更新
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大自然の脅威と壮大さを間近に体感できる!三宅島の火山島観光

大自然の脅威と壮大さを間近に体感できる!三宅島の火山島観光

東京から南へ約180kmにある三宅島。まさに大自然の宝庫とも言える一方、火山噴火のイメージが強い島ですが、三宅島では今火山の観光地化に取り組んでいます。そんな三宅島の自然の壮大さと驚異を体感できる2泊3日のモニターツアーに参加してきました!

※情報は記事公開時点のものです。営業時間や休業日など掲載情報から変更になる可能性があるため、お出かけの際は事前に公式HPなどでご確認ください。

三宅島へ出発!

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三宅島までは東京・竹芝から大型客船(橘丸)で6時間30分の船旅!

竹芝を22時30分に出発し、三宅島到着は翌日の朝の5:00。その後はバスでお宿へ移動しました。
バスでは今回のモニターツアーについてと、今回案内していただくツアーガイドの紹介がありました。
今回は1人のメインガイドさんと3人のサブガイドさんにご同行いただきましたが、皆様三宅島を愛する方ばかり!
その後、火山を研究している方から三宅島の火山と、三宅島観光協会様から三宅島についてガイダンスを受けました。
なんと三宅島は山手線外周と同じ大きさなんですって!
これから見れるものを想像してワクワクします!


東京・竹芝客船ターミナル

【所在地】
東京都港区海岸1-12-2

【アクセス】
ゆりかもめ竹芝駅より徒歩約1分

溶岩の上を歩く遊歩道と小中学校跡地

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約20年に1度噴火を起こす三宅島、島の各所にはそんな爪あとが色濃く残っています。
最初に訪れたのは、1983年に噴火を起こし溶岩が流れた跡地。
ちょうど、溶岩の流れる先に小学校があり小学校が溶岩に飲み込まれてしまいましたが、溶岩の流れ跡の上に遊歩道が作ってありました。
当時の噴火を体験したガイドさんの説明を受けながら遊歩道を進みましたが、あたり一面、固まった溶岩の景色は圧巻!
一方、溶岩に飲み込まれた校舎を見ると、火山の恐ろしさをリアルに体感できました。

椎取神社とひょうたん山

続いては椎取神社に行きました。
2000年の噴火で、大量の泥流が発生し神殿と鳥居を飲み込みました。鳥居の最上部だけを残し下はすべて埋まっており、周りの木々も当時のものは立ち枯れていました。
当時の泥流のすさまじさを物語っていますよね。

次にひょうたん山を訪れました。1940年の噴火でできた山ですが、その名の通り、かつては2つの噴石丘が連なった形でしたが、現在は片方が波風で削り取られています。

三七山展望台と大路池

続いては三七山展望台!
1962年の噴火で、溶岩が約200メートルの高さまで吹き上がり、このときの大量な噴石が積み重なってできた噴石丘は、高さが約10メートルもあります。この噴火の起きた年号が昭和37年だったことからこの名がついたそうです。
あたり一面広がる溶岩の先に広がる広大な海と空。まさに圧巻です。

続いて訪れたのは大路池。
三宅島を代表するバードウォッチングのスポットなのですが、ここはなんと2000年前の噴火でできた火山湖なんです。バードウォッチングとしてもすばらしいですが、噴火をしてもまた元の姿を取り戻す自然の力を感じました。

七島展望台と新鼻新山と星空鑑賞

続いては七島展望台!
三宅島の中心、雄山の中腹付近にある展望台です。
天気がよければ、伊豆諸島の島々を一望できますが、冬の時期は強風がすさまじいです!
これも自然の力を体感できる貴重な体験かも!

最後に訪れたのは、新鼻新山。
鼻のような形の山が残っていました。

夜には今崎海岸で星空鑑賞をしました。
月が明るすぎたせいで、あたり一面という感じではなかったのですが、タイミングがよければまさに星空一面で天の川も観れるとのこと!
次は夏のベストシーズンに行きたいと思いました。