イタリア四季折々◎シーズン別おすすめスポットをたっぷり満喫！

ずばりイタリア旅行は、サマータイム（夏時間）が実施される3月末～10月末がおすすめです！

日本にはサマータイムがないため馴染みも薄いですが、欧米では毎年導入されている制度。昼を長くして夏の夜時間を長く楽しもうという目的があり、人気の観光シーズンなんです。明るい時間が長く、単純に観光がしやすくなりますよ。

4～5月と9月中旬～10月は気候がよく特におすすめ。春・秋が過ごしやすいという点は、日本と変わりません。昼夜の温度差が激しいので、羽織りものは必須で持っていきましょう。

さらに日中の長いこの時期、日本では稀な「ブルーモーメント」に遭遇できる確率も高くなります。日が沈んでから完全に夜になるまでの間際、空が真っ青になる自然現象です。

日本ではGWがある春期、海外旅行はハイシーズンを迎えます。イタリアも観光シーズンに突入し、どこも混雑しているため覚悟が必要です。

この時期のイタリア観光でおすすめのスポットは、南部カブリ島の名所、世界遺産「青の洞窟」。冬は波が高いので出港のキャンセルも多く、夏は洞窟前が混みあい数時間待ちは避けられません。

つまり狙い目の春は、GWを使って奇跡のブルーをぜひ体験してみてください。

同じくイタリア南部のシチリア島もこのシーズンにぴったりです。ミラノやローマといった都会と違い、温暖な気候の中ゆったりと時間が流れます。中世へタイムスリップしたような感覚は、旅行の特別感を高めてくれるでしょう。

日本ではジメジメとした6月も、イタリアでは過ごしやすい季節。日中は20℃後半まで気温が上がる日もあり、ノースリーブでもOKです。7、8月の日中は暑さが厳しく、ある意味覚悟が必要。また蚊が大量発生する時期でもあるため、虫よけスプレーは重宝するでしょう。

日本はお盆休みがあって、海外旅行へ行きやすいシーズンですが、同時に欧米人がバカンスを楽しむ時期でもあります。シチリアなどの海側は大変混雑しているため、ローマの世界遺産巡りや美術館、水の都・ベネチア観光などを楽しんでみてはいかかでしょうか。

欧米では学校などが9月にスタートすることから、観光はオフシーズンを迎えます。各観光地をのんびり回れるだけでなく、食欲の秋と紅葉狩りも楽しむチャンスです。雨季に入るシーズンなので折り畳み傘はお忘れなく。

花の都・フィレンツェは、このシーズンにおすすめの都市です。教会に美術館と見どころも多いですが、ピッティ宮の裏側にあるポーポリ庭園の見晴台から望む紅葉は絶景。典型的なイタリア式庭園で世界遺産にも登録されており、情緒たっぷりのムードに包まれて貴族気分にも浸れますよ。

オフシーズンのこの時期、観光客はピーク時の3分の1ほどに減少。さほど混雑していないうえに、フライト料金が割安になるのも嬉しいポイントです。

寒さが厳しいといっても、パリやロンドンと比べると緯度も低く優しいほうでしょう。日本の冬と同様にコート・手袋・マフラーなどの防寒対策は必要です。

北イタリアには、南チロルのトレンティーノなどスキーリゾート地もたくさんあり、スノボ・スキー目的の方はそちらへ。ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ベネチア、ナポリなど、ピーク時は混雑していてどうしようもないスポットを巡る旅も素敵です♪

はっきりとした四季があるイタリアは、どの季節に訪れてもそれぞれの楽しみ方ができます。特に3月末～10月末は、昼時間が長いサマータイムのため観光のベストシーズンです。イタリアは食の宝庫とも称されますから、各観光地で季節に合わせた本場の料理も同時に楽しんでみてください！