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車窓を眺めながらの一杯、自宅でも楽しめます [No.P008]

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由利高原鉄道を走るYR1500。引退も近いので、早く乗りに行かないと(^_^)。
汽車旅の楽しみに、
「車窓を眺めての一献」
という方は多いのではないでしょうか。マイカーでは出来ない、汽車旅ならでは楽しみですね。
汽車が動き出したらまずは缶ビールで喉を潤して・・・、次は何がお好みでしょうか。
今の季節なら、特に酒どころでは日本酒もいいですね。雪見酒というのも、冬だからこそ。ちょっとした肴があれば、言うことなしでしょう。 こんな汽車旅ファンにピッタリのお酒を、由利高原鉄道さんが販売しています。
その名もずばり「由利高原鉄道車窓 旅情セット」。
矢島の酒蔵「天寿酒造」の
○日本一の燗酒「燗上がり純米酒」
○「清澄辛口鳥海山」
の2本セットで、3,150円(送料込み)です。(詳細は由利高原鉄道のサイトをご参照ください。)
のんびりしたローカル線で味わうと、ひときわ美味しさが引き立つことでしょう。
ただ、秋田・由利本荘まで行くのはちょっと大変。
でも、雪景色を見ながら一杯やりたい、「ひろやすの汽車旅コラム」でも紹介されたタブレット交換を見ると、旅情がさらに増してくるだろうなあ・・・・。
そこで、自宅に居ながらにして車窓を楽しめる工夫がされています。
どんな工夫か、由利高原鉄道さんからこのセットの誕生ストーリーをいただきましたので、合わせてご紹介しましょう。
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★★「由利高原鉄道車窓 旅情セット」誕生物語★★

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「由利高原鉄道車窓 旅情セット」。見ただけでも旅情が感じられます。
■素朴な車窓の魅力を伝えたい
由利高原鉄道の魅力、それは観光地化されていない素朴な田園風景。かつてはどこにでもあった田園が、今や次々に姿を消し貴重なものとなっている。その価値を鉄道会社がどうすれば伝えられるか?鉄道会社らしい伝え方があるはず・・・そうだ、車窓を肴にお酒を呑む「呑み鉄」は汽車旅の醍醐味だ。自動車や飛行機では体験できない。「呑み鉄」で由利高原鉄道の魅力を伝えよう。・・・こうして、このセットの構想は始まりました。




■ビデオで伝わるか?
「呑み鉄」の楽しさをリアルに伝えるために、全線のありのままの車窓をノーカットでビデオに収録する。そして、それを見入るのではなく、車窓の様に流しながらお酒を呑むのが良い。ただ、車窓の魅力をビデオで伝えられるのかは不安だった。撮影に使える秋田行きの日程は限られている。
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矢島駅に近い天寿酒造。まさに矢島の地酒です。
まして、冬の羽越本線はしばしば運休になる。運良く「あけぼの」は動いてくれた。撮影日となった翌日は寒波が押し寄せ吹雪となり、羽越本線も止まってしまった。「よりによってこんな天気とは」空を仰ぎ不安に思いながらカメラをセットし、列車は走り出す。矢島を出た途端、列車は吹雪に包まれる。しかし、列車は平然と力強く進み続ける。頼りになる生活の足だ。窓の外は厳寒の吹雪。なのに、ガラス一枚隔てた車内は暖かで談笑に満ちている。今そこにある風景なのに、まるで映像を見ているかの様。「そうか、ガラス一枚向こうが別世界。これこそ呑み鉄の醍醐味だ!よし、これならビデオで伝えられる」。。。こうして車窓動画は出来上がりました。


■季節によりさまざまな表情
由利高原鉄道は全線23km、片道40分で、ほろ酔いするにはちょうど良い時間です。車窓動画は往復80分。通して呑むと十分「出来上がり」ます。矢島駅のお隣にある天寿酒造さんの協力により、日本一の燗酒「燗上がり純米酒」と「清澄辛口鳥海山」を入れる事ができました。矢島は滋味豊かな鳥海山の伏流水が湧き、寒くて雪の多い気候はお酒の醸造に最適なのだそうです。素朴な車窓とおいしいお酒の組み合わせは、旅情をかきたててくれる事でしょう。ラベルは矢島出身のプロカメラマン佐藤和博さんの写真で飾り、「由利鉄乃冬」、「由利鉄乃春」としました。佐藤さんは「由利鉄は季節によってさまざまな表情を見せる。何度撮っても飽きないし、撮りきれない」と言います。

■懐かしい音の風景
由利高原鉄道は今も切符を手売りしています。硬い切符に日付をガチャンと入れ、鋏をパチンと入れて使っているのです。こんな音の風景も都会では消え去ってしまいました。そんな懐かしい風景を思い起こしていただきたくて、実際に使われた切符も一枚入れました。また、沿線の風景やトレインアテンダントの絵葉書も入れました。里心が付いたら懐かしい友や家族に手紙を出してみてはいかがでしょうか?「元気か?今、ここに心馳せながら呑んでいる」だけでも喜ばれることと思います。
鉄道ファンにも、かつて沿線に住んでいた方にも楽しいセットとなったと自負しております。リンク先では写真や動画もご覧いただけますので、ぜひクリックしてみてください。
https://www.obako5.com/?p=2733

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この一杯が呼び水となって、多くの方が由利高原鉄道へ乗りに行ってくれると嬉しいですね。


掲載日:2013年03月01日