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いま、銚子電鉄が面白い!! [No.P011]

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銚子電鉄と言えば「濡れせんべい」。1日フリー切符の「弧廻手形」を買うと、犬吠駅で1枚プレゼント。
日本に数多い鉄道会社の中で、路線延長が10kmに満たないところがいくつかあります。そのひとつが関東の最も東を走る「銚子電鉄」です。
NHKのドラマ「澪つくし」の舞台となり、その名を付けたトロッコ車両「澪つくし」号を走らせるなど、以前から鉄道ファンだけでなくたくさんの観光客の注目を集めてきましたが、最近では「濡れせんべい」が大人気と、話題が豊富なことには変わりありません。

「澪つくし」号はすでに引退してしまいましたが、今もここを走るは鉄道ファンに人気があります。それは6両の電車が在籍していますが、全て他の鉄道会社からやってきたものばかり、しかも元の会社ではすでに引退しているため、ここでしか雄姿を見られないという貴重な車両たちだからです。


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犬吠埼の灯台を見ながら走る1000系。赤い電車もかなり馴染んで来ました。
単行で運用に就く1000系は、かつての営団地下鉄2000系で、銀座線カラー、丸ノ内線カラーに塗られ走っています。

















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アイボリーホワイトの2000系。夏でも涼しい冷房車です。
2両編成の2000系は、伊予鉄道800系でしたが、その前は京王電鉄3000系として関東を走っていた車両で、グリーン、そしてアイボリーホワイトに赤帯と京王電車を彷彿とさせる塗色になっています。











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古豪デキ3は仲ノ町の構内にいます。90歳を過ぎて、今なお現役です。
そして忘れてならないのが、1067mm軌間では現存する最小の電気機関車「デキ3」。全長がわずか4.5mしかありません。鉄道車両全体を写真に撮る時、普通は横長の画面に収めますが、この機関車は縦に構えるとちょうどいいという、なんともかわいい車両です。
1922年ドイツ製という舶来モノですが、今でもちゃんと走ることが出来るので、イベント時には構内を行ったり来たりしています。ただ、車籍がないので本線を走ることが出来ないのがなんとも残念です。










こうした貴重な車両がたくさんいる銚子電鉄。仲ノ町の車庫は、入場券を購入すれば見学が可能なので、鉄道ファンがやってきてはデキ3をはじめとした車両の撮影していきます。
そこで、夜ライトアップしてみたら、デキ3が昼間とは違った雰囲気になるのでは、ということで9月6日(金)、「ミッドナイト撮影会 in 銚子電鉄」を開催することになりました。
詳しくはサイトをご覧いただくとして、鉄道写真家の広田 泉さんのご協力をいただき、ちょっと変わったライティングを考えています。
滅多に出来ない貴重な企画ですから、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。


そして、銚子電鉄のイベントは鉄道ファン向けばかりではありません。
「愛の"銚子伝説"」と銘打って千葉県初の「鉄コンby銚子電鉄」も開催するとか。
9月21日(土)の日帰り企画で、東京・船橋から貸切バスで出発、テレビで話題のイルカウォッチングや銚子の観光名所をまわり、また銚子にまつわるクイズなど様々なイベントを用意されているというもの。目標は5組のカップル誕生とか。

仲ノ町に停めた電車の中で金魚すくい「電車でGYO」や、「車両清掃体験」など、鉄道を舞台に様々な楽しさを提供してきた銚子電鉄。
これからも多くの方に楽しんでもらえる企画が登場することでしょう。
会社は小さくても、楽しさはデッカイ銚子電鉄、目が離せませんね。




掲載日:2013年08月16日