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"鉄道フォーラム"代表の伊藤博康氏による鉄道コラム。
毎回幅広いテーマの中から、「乗ってみたい」「知って良かった」「へぇ~」な汽車旅関連の話題をご紹介します。お楽しみに!
毎回幅広いテーマの中から、「乗ってみたい」「知って良かった」「へぇ~」な汽車旅関連の話題をご紹介します。お楽しみに!
九州ふっこう割第二期 9月9日発売 で、くまモンに会う [No.H203]
くまモンは、いまや誰もが知る超有名ゆるキャラですよね。
その人気は衰えるところを知らず、いまや熊本の中心街の一角に「くまもんスクエア」を構えるほどです。同所には、週末を中心にくまモンが原則一日2回登場して、1回30分のステージをこなします。不在時でも「営業部長室」があったり、オリジナルグッズショップがあったりと、来場者を楽しませてくれます。
そんなくまモン人気にあやかろうと、熊本駅がいま「くまモン駅」になっています。右の写真のとおり、駅長帽を被ったくまモンのイラストも添えられています。
いまや熊本県を代表するキャラクターとなったくまモンですが、もともとは、九州新幹線の全線開通に際して登場したキャラクターです。つまり、誕生日は2011年3月12日です。誕生日の前日に、あの東日本大震災が起きたことから、当初は控えめでスタートとなってしまいました。しかし、その後の活躍はみなさんご存知の通りです。
そんなくまモンですから、5歳の誕生日を祝って、今年3月から9月まで熊本駅をくまモン駅とすることになったわけです。駅のなかには、あちこちに、実にいろいろな表情・格好をしたくまモンがいます。さらに、新幹線改札前には「駅長室」もできています。
いま、九州ふっこう割で熊本に向かう方は多いと思いますので、9月中に行かれる方は、ぜひ熊本駅での滞在時間も用意しておき、しっかりと楽しんできて下さいね。
九州ふっこう割については、7月1日公開の「今夏、九州ふっこう割で九州へ行こう!」で紹介しました。7-9月に旅行代理店を通じて予約のうえ九州へ行くと、その額に応じて助成金が支給されるという制度です。特に熊本地震の被害が大きかった熊本県と大分県に行く場合には、助成金額が多くなる仕組みです。
これが好調だったことから、その第二期が9月9日に発売されることになりました。 9月9日は次回の当コラム公開日です。そこで、今週と来週に分けて、九州ふっこう割で訪ねることができる、くまモン関連の鉄道の話題を記すことにしました。
九州ふっこう割第二期は、10月1日(土)~12月28日(水)宿泊分が対象となります。
すでに取扱い旅行社等へのリンクが張られ、9月末までの第一期分の予約ができるようになっています。その割引率は熊本県と大分県が最大50%、九州内の他の件は最大40%となっています。第一期はそれぞれ最大70%と50%でしたから、少し助成率が下がったものの、相変わらずかなりお得な制度です。
これから過ごし易い秋になりますので、この機会に九州へ行き、楽しみながらお金を使うことで、現地の復興を応援するのも良いのではないでしょうか。
その最大割引率が適用される熊本県の熊本市内に、熊本電気鉄道が走っています。
昨年11月20日公開の「熊本電気鉄道の楽しみ方…併用軌道・地下鉄車両・青ガエル」で熊本電気鉄道について紹介していますが、そのうち青ガエルは廃止されています。その後継として投入された、もと東京メトロ01系2編成のうち1編成は、今年6月11日からくまモンラッピング電車として走りはじめました。
上の写真が同編成です。
熊本電気鉄道では、以前からメイン路線の藤崎宮~御代志間で、くまモンラッピング電車を走らせています。そのことは、一昨年6月20日公開の「電車に“くまモン”、町中にはタヌキ、の県庁所在地」で記しました。ですから、今回の01系は2編成目のくまモンラッピング電車となります。
そのためか、以前からある6000系より派手なラッピングとなっていて、より見て・乗って楽しい電車になりました。また、この編成の走行区間は、支線区的な扱いとなっている上熊本~北熊本間です。
くまモンラッピング電車がいつどこで走っているか、熊本電気鉄道のサイトでは公開していません。しかし、たいてい2編成のうち1編成は走っているようです。また、各列車は北熊本駅でかならず乗り継ぎが出来るようになっていることから、2編成とも入っているときは、同駅でホームを挟んで並ぶことになります。
その車内は、右上の写真にある通り、なかなかユニークな表情のくまモンとなっています。ひとつひとつみていると、思わずなごんでしまう…そんなところが、くまモン人気の秘密なのでしょうね。
掲載日:2016年09月02日
その人気は衰えるところを知らず、いまや熊本の中心街の一角に「くまもんスクエア」を構えるほどです。同所には、週末を中心にくまモンが原則一日2回登場して、1回30分のステージをこなします。不在時でも「営業部長室」があったり、オリジナルグッズショップがあったりと、来場者を楽しませてくれます。
そんなくまモン人気にあやかろうと、熊本駅がいま「くまモン駅」になっています。右の写真のとおり、駅長帽を被ったくまモンのイラストも添えられています。
いまや熊本県を代表するキャラクターとなったくまモンですが、もともとは、九州新幹線の全線開通に際して登場したキャラクターです。つまり、誕生日は2011年3月12日です。誕生日の前日に、あの東日本大震災が起きたことから、当初は控えめでスタートとなってしまいました。しかし、その後の活躍はみなさんご存知の通りです。
そんなくまモンですから、5歳の誕生日を祝って、今年3月から9月まで熊本駅をくまモン駅とすることになったわけです。駅のなかには、あちこちに、実にいろいろな表情・格好をしたくまモンがいます。さらに、新幹線改札前には「駅長室」もできています。
いま、九州ふっこう割で熊本に向かう方は多いと思いますので、9月中に行かれる方は、ぜひ熊本駅での滞在時間も用意しておき、しっかりと楽しんできて下さいね。
九州ふっこう割については、7月1日公開の「今夏、九州ふっこう割で九州へ行こう!」で紹介しました。7-9月に旅行代理店を通じて予約のうえ九州へ行くと、その額に応じて助成金が支給されるという制度です。特に熊本地震の被害が大きかった熊本県と大分県に行く場合には、助成金額が多くなる仕組みです。
これが好調だったことから、その第二期が9月9日に発売されることになりました。 9月9日は次回の当コラム公開日です。そこで、今週と来週に分けて、九州ふっこう割で訪ねることができる、くまモン関連の鉄道の話題を記すことにしました。
九州ふっこう割第二期は、10月1日(土)~12月28日(水)宿泊分が対象となります。
すでに取扱い旅行社等へのリンクが張られ、9月末までの第一期分の予約ができるようになっています。その割引率は熊本県と大分県が最大50%、九州内の他の件は最大40%となっています。第一期はそれぞれ最大70%と50%でしたから、少し助成率が下がったものの、相変わらずかなりお得な制度です。
これから過ごし易い秋になりますので、この機会に九州へ行き、楽しみながらお金を使うことで、現地の復興を応援するのも良いのではないでしょうか。
その最大割引率が適用される熊本県の熊本市内に、熊本電気鉄道が走っています。
昨年11月20日公開の「熊本電気鉄道の楽しみ方…併用軌道・地下鉄車両・青ガエル」で熊本電気鉄道について紹介していますが、そのうち青ガエルは廃止されています。その後継として投入された、もと東京メトロ01系2編成のうち1編成は、今年6月11日からくまモンラッピング電車として走りはじめました。
上の写真が同編成です。
熊本電気鉄道では、以前からメイン路線の藤崎宮~御代志間で、くまモンラッピング電車を走らせています。そのことは、一昨年6月20日公開の「電車に“くまモン”、町中にはタヌキ、の県庁所在地」で記しました。ですから、今回の01系は2編成目のくまモンラッピング電車となります。
そのためか、以前からある6000系より派手なラッピングとなっていて、より見て・乗って楽しい電車になりました。また、この編成の走行区間は、支線区的な扱いとなっている上熊本~北熊本間です。
くまモンラッピング電車がいつどこで走っているか、熊本電気鉄道のサイトでは公開していません。しかし、たいてい2編成のうち1編成は走っているようです。また、各列車は北熊本駅でかならず乗り継ぎが出来るようになっていることから、2編成とも入っているときは、同駅でホームを挟んで並ぶことになります。
その車内は、右上の写真にある通り、なかなかユニークな表情のくまモンとなっています。ひとつひとつみていると、思わずなごんでしまう…そんなところが、くまモン人気の秘密なのでしょうね。
掲載日:2016年09月02日
●伊藤 博康(いとう ひろやす)
(有)鉄道フォーラム代表。愛知県犬山市生まれ。パソコン通信NIFTY-Serve草創期から鉄道フォーラムに関わり、1992年から運営責任者。(有)鉄道フォーラムを設立後、独自サーバでサービスを継続中。著書に「日本の “珍々”踏切」(東邦出版)「鉄道ファンのためのトレインビューホテル」「鉄道名所の事典」(東京堂出版)がある。現在、中日新聞社「達人に訊け」でもコラムを連載中。
(有)鉄道フォーラム代表。愛知県犬山市生まれ。パソコン通信NIFTY-Serve草創期から鉄道フォーラムに関わり、1992年から運営責任者。(有)鉄道フォーラムを設立後、独自サーバでサービスを継続中。著書に「日本の “珍々”踏切」(東邦出版)「鉄道ファンのためのトレインビューホテル」「鉄道名所の事典」(東京堂出版)がある。現在、中日新聞社「達人に訊け」でもコラムを連載中。