- 2018年07月27日(金)掲載
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- 2018年07月20日(金)掲載
- [No.H294] 拙著「東海鉄道散歩」が7月21日に発刊されます
- 2018年07月13日(金)掲載
- [No.H293] 鉄道日本一(7) 最短営業距離のモノレールと地下鉄
- 2018年07月06日(金)掲載
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- 2018年06月29日(金)掲載
- [No.H291] 貨物列車が通せんぼをする踏切…秩父鉄道
- 2018年06月22日(金)掲載
- [No.H290] 鉄道の父「井上勝」像でつながる山陰本線萩駅と東京駅
- 2018年06月15日(金)掲載
- [No.H289] 鉄道の父「井上勝」像がある、山陰本線萩駅
- 2018年06月08日(金)掲載
- [No.H288] 大阪市営地下鉄は、民営化して Osaka Metro に
"鉄道フォーラム"代表の伊藤博康氏による鉄道コラム。
毎回幅広いテーマの中から、「乗ってみたい」「知って良かった」「へぇ~」な汽車旅関連の話題をご紹介します。お楽しみに!
毎回幅広いテーマの中から、「乗ってみたい」「知って良かった」「へぇ~」な汽車旅関連の話題をご紹介します。お楽しみに!
正月に駅弁屋さんのおせち料理はいかがでしょう [No.H217]
いよいよ12月も半ばとなってきて、年末進行で多忙と言いつつも、ふと正月を思い浮かべることもある時期になりました。あと半月でクリスマスがやってくると、その後は、日本中が一気に年末年始モードとなります。
さて、そんな折に、日本旅行のブランド「赤い風船」から、その名もズバリ「おせち」という商品が発売となりました。正月におせち料理を食べに行こう…というツアーではなく、各地の名産おせちを取り寄せて、正月に楽しんで下さいというものです。
西日本各地の名店が作るおせち料理が並んでいますが、なかに、駅弁屋さんが販売するものもあります。年末年始に駅弁を食べながらの汽車旅はしたいものの、実際にはそうもいかない…という方、駅弁で長年鍛えた腕で提供されるおせち料理を取り寄せて、お酒とともに味わってみてはいかがでしょうか。
そこで、今回は日本旅行で取り寄せられる駅弁屋さん5件のおせち料理を、一挙にご紹介します。
なお、注文方法も含めて、詳しくは「迎春 おせち2017年」で見ることができます。料亭や有名旅館・ホテルの提供するおせち料理も載っていますので、目移りしてしまうのが玉に瑕ですが、どうぞご覧下さい。
※注文期間やお届け可能エリアは、お店によって異なっていますので、その点にご注意下さい。
JRの東海道本線から草津線が分岐する草津駅にある南洋軒さんは、広重・北斎といった江戸時代を代表する画家にも描かれている「うばがもち」を手がける老舗です。草津線は旧中山道沿いを走るため、江戸時代には草津が東海道と中山道が合流する宿場町だったのです。
その伝統の技で腕を振るったおせち料理は、4-5名用の「三段重」、3-4名用の「二段重」に加えて、2-3名用の「ミニ三段重」があるのが特徴です。写真の真ん中上にあるもので、おせち料理は欲しいけど、家族が少ないので…というお宅にピッタリです。
在来線の神戸駅と、新幹線の新神戸駅で駅弁を販売している淡路屋さんは、「神戸牛肉ステーキ弁当」「ひっぱりだこ飯」など、地元産の素材を使った人気駅弁を多く販売しています。駅弁を温めて食べる「あっちっち弁当」は、淡路屋さんが開発して、日本初の駅弁として売り出したものです。
そんな淡路屋さんのこだわりが詰まったおせちには、得意とするたこが入っています。「ひっぱりだこ飯」を食べたことがある方であれば、その味の染みたおいしさを覚えていることでしょう。
広島駅の、その名も広島駅弁当さんは、壱乃重で日本の伝統のおせち料理、弐乃重でハムやチーズといった洋風を入れ、参乃重では中華くらげを入れているものの、全体を通して和を主とした構成になっています。牡蠣の柚子味噌和えが入っているところは、さすがに広島です。
2-3名用の三段重に対して、その内容をぎゅっと凝縮して1-2名用としたものが一段重です。「寿」の文字が入った蒲鉾があるのは、正月らしいですよね。三段重にはさらに「寿」の飾りもついています。
島根県の松江駅の駅弁屋さん、一文字家(いちもんじや)さんは、新年早々に京王百貨店新宿店で行われる国内最大の駅弁大会「有名駅弁とうまいもの大会」に過去何度も出場しているほどの実力派です。
お重のおせち料理ですが、丸二重という一風変わった形をした器になっています。そこに、宍道湖産や日本海、それに奥出雲で育った食材がこれでもかと満載されています。5名用でありながら、税・送料込11,500円は他商品と比べると、いかにお値打ちかが判ります。
三百年の伝統を誇る山陰本線・米子(よなご)駅の米吾(こめご)さんは、吾左衛門鮓(ござえもんずし)で知られています。味が良く肉厚の魚とたっぷりとした米で、ボリュームも満点。
その吾左衛門鮓3本のセットは、鯖・漬鯵・蟹の3種類をセットにしたものです。鯖と蟹の2種類セットもあります。正月のおせち料理と一緒に食べてよし、年末のギフトに贈っても喜ばれる一品です。
掲載日:2016年12月09日
さて、そんな折に、日本旅行のブランド「赤い風船」から、その名もズバリ「おせち」という商品が発売となりました。正月におせち料理を食べに行こう…というツアーではなく、各地の名産おせちを取り寄せて、正月に楽しんで下さいというものです。
西日本各地の名店が作るおせち料理が並んでいますが、なかに、駅弁屋さんが販売するものもあります。年末年始に駅弁を食べながらの汽車旅はしたいものの、実際にはそうもいかない…という方、駅弁で長年鍛えた腕で提供されるおせち料理を取り寄せて、お酒とともに味わってみてはいかがでしょうか。
そこで、今回は日本旅行で取り寄せられる駅弁屋さん5件のおせち料理を、一挙にご紹介します。
なお、注文方法も含めて、詳しくは「迎春 おせち2017年」で見ることができます。料亭や有名旅館・ホテルの提供するおせち料理も載っていますので、目移りしてしまうのが玉に瑕ですが、どうぞご覧下さい。
※注文期間やお届け可能エリアは、お店によって異なっていますので、その点にご注意下さい。
JRの東海道本線から草津線が分岐する草津駅にある南洋軒さんは、広重・北斎といった江戸時代を代表する画家にも描かれている「うばがもち」を手がける老舗です。草津線は旧中山道沿いを走るため、江戸時代には草津が東海道と中山道が合流する宿場町だったのです。
その伝統の技で腕を振るったおせち料理は、4-5名用の「三段重」、3-4名用の「二段重」に加えて、2-3名用の「ミニ三段重」があるのが特徴です。写真の真ん中上にあるもので、おせち料理は欲しいけど、家族が少ないので…というお宅にピッタリです。
在来線の神戸駅と、新幹線の新神戸駅で駅弁を販売している淡路屋さんは、「神戸牛肉ステーキ弁当」「ひっぱりだこ飯」など、地元産の素材を使った人気駅弁を多く販売しています。駅弁を温めて食べる「あっちっち弁当」は、淡路屋さんが開発して、日本初の駅弁として売り出したものです。
そんな淡路屋さんのこだわりが詰まったおせちには、得意とするたこが入っています。「ひっぱりだこ飯」を食べたことがある方であれば、その味の染みたおいしさを覚えていることでしょう。
広島駅の、その名も広島駅弁当さんは、壱乃重で日本の伝統のおせち料理、弐乃重でハムやチーズといった洋風を入れ、参乃重では中華くらげを入れているものの、全体を通して和を主とした構成になっています。牡蠣の柚子味噌和えが入っているところは、さすがに広島です。
2-3名用の三段重に対して、その内容をぎゅっと凝縮して1-2名用としたものが一段重です。「寿」の文字が入った蒲鉾があるのは、正月らしいですよね。三段重にはさらに「寿」の飾りもついています。
島根県の松江駅の駅弁屋さん、一文字家(いちもんじや)さんは、新年早々に京王百貨店新宿店で行われる国内最大の駅弁大会「有名駅弁とうまいもの大会」に過去何度も出場しているほどの実力派です。
お重のおせち料理ですが、丸二重という一風変わった形をした器になっています。そこに、宍道湖産や日本海、それに奥出雲で育った食材がこれでもかと満載されています。5名用でありながら、税・送料込11,500円は他商品と比べると、いかにお値打ちかが判ります。
三百年の伝統を誇る山陰本線・米子(よなご)駅の米吾(こめご)さんは、吾左衛門鮓(ござえもんずし)で知られています。味が良く肉厚の魚とたっぷりとした米で、ボリュームも満点。
その吾左衛門鮓3本のセットは、鯖・漬鯵・蟹の3種類をセットにしたものです。鯖と蟹の2種類セットもあります。正月のおせち料理と一緒に食べてよし、年末のギフトに贈っても喜ばれる一品です。
掲載日:2016年12月09日
●伊藤 博康(いとう ひろやす)
(有)鉄道フォーラム代表。愛知県犬山市生まれ。パソコン通信NIFTY-Serve草創期から鉄道フォーラムに関わり、1992年から運営責任者。(有)鉄道フォーラムを設立後、独自サーバでサービスを継続中。著書に「日本の “珍々”踏切」(東邦出版)「鉄道ファンのためのトレインビューホテル」「鉄道名所の事典」(東京堂出版)がある。現在、中日新聞社「達人に訊け」でもコラムを連載中。
(有)鉄道フォーラム代表。愛知県犬山市生まれ。パソコン通信NIFTY-Serve草創期から鉄道フォーラムに関わり、1992年から運営責任者。(有)鉄道フォーラムを設立後、独自サーバでサービスを継続中。著書に「日本の “珍々”踏切」(東邦出版)「鉄道ファンのためのトレインビューホテル」「鉄道名所の事典」(東京堂出版)がある。現在、中日新聞社「達人に訊け」でもコラムを連載中。