汽車旅ひろば - ひろやすの汽車旅コラム

新年最初のコラムです。
毎週金曜日を基本に、鉄道に関する様々な話題をご紹介してきた当コラムですが、今年から新たな企画として「鉄道日本一」を連載します。
これは、たくさんある日本の鉄道のなかで、「日本一」とか「日本で唯一」といった冠がつく鉄道を紹介していくものです。
いまのところ、月に1-2回の割合で記していこうと思っていますので、よろしくお願いします。

さて、初回は新春ということで、初夢の縁起ものである「一富士二鷹三茄子」の一位に挙げられている富士山の写真を使いました。
でも、主役は富士山ではなく、その麓を駆け抜ける東海道新幹線N700系です。
東京～博多間の営業距離1174. 9kmを最速4時間46分で走り抜ける「のぞみ」は、現在、国内で最長距離を走る定期旅客列車なのです。
同じく長距離に感じられる、東北・北海道新幹線の「はやぶさ」は、東京～新函館北斗間の営業距離が862. 5kmですので、「のぞみ」に比べて312. 4kmも短いのです。
ちなみに、東海道・山陽新幹線で東京～広島間は894. 2kmですので、東京～新函館北斗間より約30kmも長いことになります。
意外に感じるのではないでしょうか。

なお、「定期列車」という縛りを無くした場合、最長距離を走る旅客列車はクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の3泊4日コースとなります。しかし、これは片道というわけではなく、4日間かけて周遊するコースとなっています。


掲載日：2018年01月12日