ハノイ ×ホーチミン グルメ対決
ベトナム都市対抗、第2回戦のテーマは「グルメ」。ハノイとホーチミンそれぞれのスペシャリストがおすすめのグルメをご紹介します。日本のレストランで食べられる料理もたくさんありますが、やっぱり現地で食べるベトナム料理が一番!北のハノイと南のホーチミンの、美味しいグルメ対決です。
- チーム ハノイ
- チーム ホーチミン
対決スタート!!
都市対決、第2回戦のテーマは「グルメ」です。それでは、チーム ハノイお願いします。
チーム ハノイ 井上さん

私はやっぱり「フォー」ですね。
定番のフォーですね。女性からするとフォーがやっぱり・・・

そうなんですよ。野菜が食べれない私が、パクチーを食べられるきっかけになったが、このフォーなのです!フォーがなければ、私たぶん間違いなくパクチーを食べるっていうか、口にすることもなかったと思うんですね。最初は正直美味しいと思わなかったんですけど、でも、ないとなんか物足りない感じになりまして・・・やっぱりフォーをパクチーで美味しく!

色んな麺類に入れるんですけど、パクチーが美味しいと思えるようになりました。フォーは3回楽しめるんですけど、普通にそのまま1回食べますよね。で、次にパクチーを入れて食べますよね。で、3回目にライムを絞って食べるっていう感じですね。
南北の差ということでは、篠原さんいかがですか?

フォーってベトナムの名物というより、北部の名物料理なんですね。北部で食べるフォーと南部で食べるフォーとは味が違うし、食べ方も違うんですよ。
具体的にはどういう風に違うんですか?

南の方というか、野菜がド〜ンと横に出てくるのがホーチミンの食べ方なんですけど、そんなに野菜がド〜ンと出るわけではなくて、控えめに出てくるのがハノイのフォーですね。
正統なのは北部なんですね?

北部ですね!

北部ですね!
「北部の食べ物」ということですが、それはチーム ホーチミンも認めますか?

逆に「バインセオ」は南部の食べ物なので。フォーとバインセオって全く違う食べ物ですね。
ありがとうございます。それでは、続きましてチーム ホーチミン
チーム ホーチミン 水林さん

ベトナム料理といえばフォーなんですけれども、ベトナムの中でよく食される南部のソウルフードといえば「バインカン」です。
バインカンですか?

最近だと、テレビでようやくこの美味しさに気づき始めた方々が多くなりまして!

いや〜それ私、初めて聞きました。

バインカンは病みつきになりますよ!
バインカンはどういった種類なのでしょうか?

主な味というのが蟹なんですね。ベトナムの南部は海鮮料理がものすごく豊富なので・・・バインカンっていうのはタピオカの麺を主に使っているので、プルプルのものなんですけど、蟹の出汁がたっぷり入っていて、蟹肉もけっこう入ってるんです。主に海鮮の麺になります。

なので、日本人って蟹好きな方ってすごく多いと思うんですけど、こっちの方の香草とかも気にならないので。蟹がまるまるそのまま入っています。

へ〜美味しそう!

ものすごく美味しいです!
どういう味がするんでしょうか?

やっぱり蟹ベースですね。
蟹ベースといっても、スープの色も種類があるんですね。

そうですね。スープに関しては、バインカンも色々あって・・・例えば、豚肉をのせるバインカンもあるんですけど、今回はあえて蟹のバインカン!専門店がホーチミンにあるぐらいなので。
あるんですか!じゃあ、蟹みそみたいなベースなんですかね?

そうですね。もう、やっぱり「蟹食べてるな」って感じで、〆には最高なんですよ。
日本だと蟹ってお高いイメージあるじゃないですか?

意外にリーズナブルです!
意外とリーズナブルに食べられる!

ビーチがないホーチミンですが、実は皆さん海鮮料理が大好きなんです。ベトナムって南北に長いので、色んなところで海鮮って獲れるんですけども、特にホーチミンは暑いので、皆さん、シーフードとビールで一杯やるっていうのがぴったりですね。
酒飲みにとってみればたまらないですねぇ!暑いし、汗かいてるから、ビールは入ってくるわで・・・

フォーは日本でも食べられるんですけど、バインカンはなかなか東京でも見つけられないので。ぜひホーチミンに行っていただいて、食べてみてほしいですね!
行かないと食べられないところは、かなりポイントかもしれないですね!

ちなみに、エーペックスホーチミン支店のスタッフにも好きな麺料理を聞いたんですけど、やっぱりみんなバインカンがトップに入ったんですよ。
バインカン、現地で食べてみたいですね。ありがとうございました。それでは続きまして、チーム ハノイお願いします。
チーム ハノイ 篠原さん

はい。ハノイといえば「ブンチャー」ですね。

というのも、私も8年ベトナムに暮らしていたんですけど、やはり駐在員のなかで、フォー以上に人気があるのがブンチャーで。とにかく、ブンチャーを食べないとハノイを経験できないっていうぐらいのハノイの名物料理ですね。

どんな料理かっていうと、この言葉からは想像できないと思うんですけど、日本語でいうと「焼肉つけ麺」になります。
焼肉のつけ麺ですか!

へぇ〜美味しそう!

焼肉が入っているつけ麺で・・・
はあ〜美味しそうですね!

非常にこれは美味しくて、一度食べたら忘れられないぐらいの味ですね。オバマ元大統領が2016年5月にハノイに来られた時も、ブンチャー屋さんで食事をして・・・私がほんとに毎日のように行っていたお店だったんです。
そこでオバマ元大統領が?

オバマ元大統領が行かれて、ええ。けっこうニュースでも取り上げられましたよ。そのぐらいハノイといったらブンチャーなんですね。フォーも美味しいですし、ブンチャーも美味しいですし。まぁ、そういうことで、これで対決はハノイが・・・

いやいやいや・・・
これはやっぱり米の麺なのでしょうか?

米の麺ですね。ブンチャーもフォーも米でできている麺ですね。
ありがとうございます。それでは、最後にチーム ホーチミン坂水さんお願いします!
チーム ホーチミン 坂水さん

「バインミー」ということで。

私がベトナムへ行って料理って、道端の屋台でよく売っていてB級グルメ的な感じなんです。要は、フランスパンの中に色んな具材が挟み込んである、ベトナム風サンドイッチっていう感じなんです。それまでの自分のフランスパンに対するイメージを覆した食べ物なんですね。

フランスパンって、日本だと、こう・・かたくて、なかなか旨みがわからなかったんですけど、向こうで食べたら、ガリガリしているわけでもなく、しっとりというか、食べやすくて。中の具材も、お野菜とか色んなものが適度に入っていて、普通に食べてみてその美味しさに驚く感じで。ちょっと、ベトナム侮れないなと。

へぇ〜美味しそう!
水林さんも、やっぱりおすすめですか?

「東洋のプチパリ」ってホーチミンは呼ばれているんですけど、なんでかといったら、サイゴン大教会とか郵便局とか、フランス統治時代に造られたレンガ造りの建物があって、すぐそばでバインミー屋さんのおばさんが屋台を出しているんです。

女性の方だと、最近はフランスパンを片手に、やっぱりインスタ映えするとか・・・プチパリを意識してなおかつ手にフランスパンを持って、ものすごく可愛らしくて画になりますよ。

そうですね。

ホーチミンに住んでいた時に、毎日フランスパンを買いに行ってたんですけど、実は中がスカスカの空洞になっているので、すごくかみ切りやすいんですよね。で、おばあさんがたくさんフランスパンを積み重ねる姿を毎日見ながら通勤していました。

女性は特に食べやすい!美味しい具材を自分で選んで食べたり、塩味が効いたパテもすごく美味しいので、ちょっとした簡単なストリートフードとしておすすめです!

そうなんですね・・・食べてみたいです。
フランスの影響が残るという意味では、ホーチミンなどの南部がメインなのでしょうか?

フランスパンは・・・バインミーは特に多いですね。
ハノイではあまり見かけない?

ハノイにもあるんですけど、どっちが名物かっていうとやっぱりホーチミンの方が有名ですね。全国で食べられるんですけど、やっぱり食べるならホーチミンですかね・・・
フランスを感じながら食べるんだったら、やっぱりホーチミンの方がおすすめということでした。どれも食べたくなる料理でしたね。今回もなかなか甲乙がつけがたいです。皆さまありがとうございました。
対決終了!!
ハノイには世界遺産のタンロン皇城というお城があり、かつての城下町だった場所が現在の旧市街となっています。旧市街はハノイの街の中心で、歴史の中で人がいきいきと生活している様子を見られるのが魅力です。
またハロン湾の他にも、モン族の町「サパ」や、ホアンキエム湖という風光明媚な湖など、ハノイの周りには様々な素晴らしい観光地があります。特にハノイはホーチミンやダナンに比べると日本から近く、冬のスケジュールであれば5時間で行けるところもあります。これからはポスト台湾としての魅力も発信できるのではないかと考えています。
ぜひ、多くの方に訪れてほしいですね。