ハノイ ×ホーチミン お土産対決
ベトナム都市対抗、第3回戦のテーマは「おみやげ」。ハノイとホーチミンそれぞれのスペシャリストがおすすめのおみやげをご紹介します。ベトナムのお土産とひとことで言っても実は地域によってさまざま。ベトナムを周遊するならぜひ各都市でお土産を探してみてください。ハノイとホーチミンにはどんなお土産があるのでしょうか?
- チーム ハノイ
- チーム ホーチミン
対決スタート!!
さて、ベトナム都市対決最後のテーマは「お土産」です。お土産も旅行の楽しみのひとつですよね。今回はチーム ホーチミンからお願いしたいと思います。
チーム ホーチミン 坂水さん
じゃあ私から。「ライム味の胡椒」ということで。
ベトナムの場合、こういった調味料がテーブルの上に結構置いてあるんです。色々持ち帰りたい調味料は多いと思うんですけど、液体系はどうしても飛行機に乗る際とか制限があって持ち帰りづらいし、持ち帰れたとしても途中で液漏れする場合もあるから。胡椒だと、サイズもちょっと小さくて色んなものに使えるんで、色々使い勝手がいいんですよ。
どういったものに使える感じですか?
えっと何ですかね。何でも・・・
何でも使えますね!例えばまさにこのエビとか。茹でたエビを食べたりする時に私は特につけますね。ライム味の胡椒ってこう!すごく食欲をそそるんですよね。酸っぱいけど・・・何だろう、しょっぱい?
海鮮系のものにつけたりとかお肉につけても美味しいし、お肉に胡椒だけちょっとつけて、ライム味をつけるとさらに酸味がひろがってさっぱり!意外にいけるというか。
あ〜美味しいですよね!日本の柚子胡椒みたいな感じですか?
あ!そんな感じです。
美味しそうですね〜ライム味の胡椒、初めて聞きました。
ベトナムらしいお土産で、しかも写真で見ると割と小さいですね。
あ!そうなんです。すぐ買って帰れちゃう。
配りやすいというか、バラマキ系にはもってこいな感じですし。
配れそうですね!
お母さん達にあげるとすごく喜ばれるんですよね。
ありがとうございます。じゃあ、次はチーム ハノイお願いします。こちらもバラマキ系でしょうか?
チーム ハノイ 井上さん
こちらもバラマキはできます。「刺繍入り小物入れ」ということで。刺繍が入っている巾着みたいなやつですね。
あ〜可愛い!
色んな柄があるんですけど、結構もらうのが、女子の下着を入れる「パンブラ入れ」。あからさまに下着の刺繍がしてあって。けっこう使えるのでバラマキ系にこういうものを買っていただくといいですね。どこか行く時に、下着を入れなくて使っていただいても大丈夫かと。
逆に少し高級なものっていうのも刺繍にはあるので、使い分けていただくと貰っても喜ばれると思いますよ。
刺繍っていうと高いイメージを持ってしまうんですけど、では、けっこうバラマキ系に向いているということは、 お値段はベトナムで買う分にはそんなに高くはない感じでしょうか?
安いですよ。バラマキ系だと1ドルぐらいで買えるものってけっこうあるんですけど、ちゃんとしたものだと非常に丁寧に仕事をされているものが買えますので、色々と使い分けるのもいいですね。
やはり刺繍の文化というのは、北部の方がメインなのでしょうか?
そうかもしれないですね。非常に手先が器用な方が多いですね。ベトナムの特に北部の方は。
私以前、20年位前なんですけど、自分の写真を持って行って「それをそのまま刺繍にしてくれ」って言ったら、本当にそのままその通りにしてくれて。
へ〜すごい!
それ見たいですね!
ちなみに何の刺繍を?
いやいやお恥ずかしながら妻と二人の写真なんですよ。
うわ〜!!いいですね。素敵!
それはいいですね。サプライズで作ってもらったりするのも面白いですね。人の顔もちゃんと刺繍になるんですか?
人の顔もちゃんと、ええ!
面白いですね。ありがとうございます。じゃあ次はチーム ホーチミンお願いします。
チーム ホーチミン 水林さん
ベトナム雑貨の先駆けといえば、やっぱりホーチミンかなと思います。なかでも「プラカゴ」と、「アオザイ」ではなくて「アオザイエプロン」。アオザイを作るとやっぱり普段着れないことの方が多いので、私はアオザイエプロンをよく買いました。
まず先に「プラカゴ」からなんですが、プラカゴはどちらかというとすごく可愛らしい、水に濡れても大丈夫というのが実を言うとめちゃめちゃ嬉しくて、こんな感じの包装用のバンドみたいなものを編み込んでいるので、ツルツルなんですよ。なおかつ軽いんです。
なので、良くお客様とかで日本で大きなカバンを持ってホーチミンに来なくても、街歩きの途中に買っていただければ、さっき言ったバラマキ用のお土産とか全部そこに入りますし、途中でスコールが降って濡れても大丈夫。
そうなんですね。
竹籠とかお洒落なものもあるんですけど、それを買うより、ホーチミンでプラカゴを買う方が雨にいつ濡れても大丈夫だし、使っていただけるかと思います。東京で買うと3,000円から4,000円ぐらいでベトナムの籠が売ってあったんですけど、現地だと多分数ドルぐらいで買えるので、本当に破格の値段で自分の気に入りのカバンを手に入れることができるんですよ。
安いですよね〜
ありがとうございます。それでは続きまして、アオザイエプロンですか。
あっそうでした!アオザイエプロンってこれなんですけど。こんな感じでちょっとチャイナ風な、ベトナムシルクを使っているんですね。色んな種類があって可愛くて、料理が楽しくなりますよ。
可愛い!
ベトナム雑貨の中で、実は私の中で一番おすすめなんです。
へぇ、知らなかったですねぇ。
イメージとちょっと違う感じで可愛いですね。
すごくおすすめです。ぜひ男性にも着ていただければ!
そうですね。デザインによっては男性が着られそうなものもありますね。
ちょっとスーパー、そこまでっていう時に、日本に帰ってきてこれ着て、このプラカゴ持ってエコバッグみたいな感じで行っていただいても可愛いと思います。
確かにかなりおすすめですね。それでは続きまして、最後はチーム ハノイ篠原さんお願いします。
チーム ハノイ 篠原さん
「チョコレート」です。
ベトナムのカカオは2013年にフランスのパリのサロン・デュ・ショコラでアジア太平洋地域の最優秀カカオに選ばれてるぐらいに有名なもので、ベトナムのブランドに「マルー」というものがあるんですけれども、最近は輸出もしてまして日本でも買えるぐらい普及してきてますし、実際にベトナムのカカオを使っています。
ビーントゥバーというものがあって、日本のチョコレートの人気の主流なんですけれども、ベトナムのカカオを使ったものも非常に多いです。
特に「ミニマル」は日本で一番有名なカカオのビーントゥバーのお店だと思うんですけど、そこもベトナムカカオを使ったチョコレートをイチ押しでやられているぐらいの所なので・・・カカオだとやっぱりアフリカとか中南米とか遠いところのイメージがあるかと思うんですけど、5時間で行けるカカオの名産地ということで、ベトナムを、ぜひともこれをお勧めしたいと思うんです。
ビーントゥバーとはどういうものですか?
いわゆる「シングルオリジン」といって、カカオの豆からそのまま砕いて色んな混ぜ物をしないで砂糖とカカオだけでチョコレートを作るというのがビーントゥーバー。アメリカから来た流行なんですけど。今日本にすごく多いですね、銀座とか青山に。
ありがとうございます。ベトナムはチョコレートが有名なんですね。
ホーチミンのベンタイン市場の近くにマルーのショップがあって、最近出張に行ったスタッフも買って帰ってきてくれるぐらいです。やはり、いただけるとすごく嬉しい、頂き物のチョコレートかなぁって思います。
ベトナムのお土産っていうと、なかなか洗練されたものが数年前まではなかったんですけど、やはりマルーのチョコレートというのは、ベトナムスイーツの中では新しいブランドになりつつあるので、お客様にも味わっていただけるのではないかと。
チョコレートがくるとは思わずびっくりですね。他のタイとかではあまり聞きませんよね?
聞かないですね。ほんとにアジアでぽつーんとある感じですよね。カカオの名産地が。
ベトナムといったらコーヒー文化のイメージもありますよね。
そうですね。ただのチョコレートといってもフーコック産の胡椒を使ったペッパー風味のチョコレートというものも実はあるんです。場所は中部になりますが、ダナンにも有名な「フェバ」というブランドがあります。そこではベトナムらしさがピリッと入ったペッパー風味とか、オレンジピールとかあるんで、自分のお気に入りの味を探すこともおすすめです。
ありがとうございました。お土産とひと言でいっても南北で色々なものがあるんですね。ハノイもホーチミンも、どちらも魅力的でした。第3回戦はここで終了です!
対決終了!!
ハノイには世界遺産のタンロン皇城というお城があり、かつての城下町だった場所が現在の旧市街となっています。旧市街はハノイの街の中心で、歴史の中で人がいきいきと生活している様子を見られるのが魅力です。
またハロン湾の他にも、モン族の町「サパ」や、ホアンキエム湖という風光明媚な湖など、ハノイの周りには様々な素晴らしい観光地があります。特にハノイはホーチミンやダナンに比べると日本から近く、冬のスケジュールであれば5時間で行けるところもあります。これからはポスト台湾としての魅力も発信できるのではないかと考えています。
ぜひ、多くの方に訪れてほしいですね。